有馬記念2023予想

編集長おくりばんと
08期 予想歴33年

◎ハーパー
  9着/11人気

○ソールオリエンス8着/4人
▲タスティエーラ6着/5人
△シャフリヤール5着/8人


トラックバイアスについては、内伸びとは言い切れない、フラットくらいの状態かと見ました。
今日の11RのグレイトフルSで大穴ダノングロワールが内を回って3着に来れたのではありますが、これぞ単騎の2番手を緩いペースの追走で、トラックバイアス以外の展開の恵が大きかったです。それ以外は外差しでしたし12Rも外を回った馬が来れているので。ここは冷静に判断しておきたいと思います。

推奨馬
11=1,13,2,9,10,5
(=つなぎは並列)

1ソールオリエンス
動画でお話しした内容に加えるのであれば、枠順を加味するとやはり今回はより内の好位が怖いと感じています。好位で運べるはずだったプラダリアとウインマリリンが外枠を引きましたから一層好位が手薄になりました。
トラックバイアスは内伸びではないとしても、コース形態上内有利なのがこのコースですし、パワーもある馬です。この馬は出遅れる可能性も低いと思うので怖さを増しました。(ウインマリリンは同厩舎でもあり、こちらは待機策を示唆しているので、ソールオリエンスは好位のような気もします。)
ここ2走は外を回ってロスの多い競馬。中型馬なので56キロで出られる有利さもありますし、今の7.5倍というオッズも、枠順の割りに落ち着いたオッズだと思うので狙いたい。

2シャフリヤール
走法的にはやや首高めフットワークもやや掻き込む形で綺麗にストライド伸びず、どちらかといえばトリッキー走法です。
これもタスティエーラと同じように、本来はダービー馬然とした馬ではなく、ドバイシーマクラシックも展開の助けがあったもの。
本来はむしろ小回り向きかもしれないと見てきたので札幌記念のときに期待していたくらい。ただ、この時は苦手な道悪とノド鳴りで参考にならず。
絶好枠を引いた今回狙ってみる手は十分あります。臨戦過程さえ気にしなければむしろ美味しいオッズです。

3ホウオウエミーズ
ピッチ走法で内枠で、馬場の悪いところを回っても苦にせず、調教の動きもキレッキレ。いかにも狙いたくなる穴馬ですね。こういう馬がインベタして突っ込んできてこそ有馬記念。怖いです。
ただ、唯一の問題は距離。今回の有馬記念の特徴として、タイトルホルダーという、それなりのレベルの馬が速めのペースで行くので、やはりある程度スタミナを問われる展開ではないか。
恐らく1800~2000がベストでここまでピッチ走法の馬なので、ロスない立ち回りだけでは一歩足りないか、、。すごく買いたかったのですけどね。

4タイトルホルダー
やはりこのコースでコーナー6つをぴったり回ってこれる馬というのは怖くなってしまいますね。特に今年はこれまでと違って良い枠ですから。
ただ、追い切りの動きはやや硬めに見えましたかね。奇跡が起こるのが有馬記念ではあるのですが、オカルト的なことは私は言えないので、、。

5ドウデュース
やはりこれは走法理論というほかなく、走法のイメージから中山向き。馬込みを捌いてよし、コーナーでまくってよしというタイプのはず。普通にゲートを出れば、枠も活かせるのではと思います。デキはこの3戦ずっと良く見えており、要はここまで東京コースが合っていなかったと思います。

6ディープボンド
悩む馬ですね。上記のとおり、枠順の並び的に内の好位を取れる馬を狙いたいところなのですが、調教の動きはよく見えませんでした。最後の追われてからの反応はしていたのですが、道中、弾むような跳ぶようないつもの大きな走りができていなかったようで。
悩みましたがネクロさん効果でオッズも下がってしまいましたし、前走の内容があまりに芳しくなかったので、諦めようかと、、。

7アイアンバローズ
前走とは相手が違う、距離が違う、ペースが違う、交わさなければいけない標的のスピードも違うと思うので。ここまで人気がないと押さえたくもなりますが、常識的には説明がしにくい。。

8ライラック
これは若干距離を心配しています。2歳時には牝馬らしからぬ重心の低いフォームで長い所向き、オークス候補と評してきた馬でしたが。オークスはスタート地点でのごたごたがあったにしても案外。その後も日経賞、目黒記念で案外。
ヴィーヴァブーケは良い走法の馬よく出すのですが、ブラックホールやアドミラルシップと違ってこの馬は姿勢が低すぎ、首を前に出し過ぎでアンバランスな合理的でない走りなのかなと感じるようになりました。前々走の1800上り勝負での激走や、この中間の抜群の動きを見ても、以前のもろステイヤータイプの馬とは印象も変わってきています。いずれにしても距離が心配です。

9ヒートオンビート
現在ほぼ最低人気ですが、やはり人気の盲点と感じます。前走は内伸び馬場でゼッフィーロは内をロスなく回っていてこちらは外。斤量も2キロ差あって1馬身少々の差なので、どちらが強い競馬だったかといえば、、。そのゼッフィーロは絶好調で香港ヴァーズも日本馬最先着の2着ですから。この馬も胸張って出走してよいはずです。おいしい。

10ジャスティンパレス
天皇賞秋の内容は、イクイノックス圧勝の漁夫の利的な浮上をした面があったと思うのであまり評価したくなかったのですが。宝塚記念の道中の手応えを見てもやはり2400以上向き。あそこから巻き返したしぶとさを評価しなければいけないですし、追切の動きも相変わらず素晴らしい。切れません。

11ハーパー
動画でお話しした内容に加えるのであれば、決め手がないというのの言い換えかもしれないですが、この馬はいつも勝負所で反応が鈍くなって置かれてしまって最後追い付けていないです。こういったことは距離適性の表れのことがあります。基本的には手応えが良いわりに伸びないのは距離が長い時、手応えが悪くて反応しきれないのは距離が短いとき。これくらいの距離がちょうどよい可能性はあります。
この馬ももしかしたらクイーンカップを勝っているので東京向きという印象の方がいるかもしれないですが、走法的には全くそんなことはありません。スタミナタイプという風にも見えるので、タフな中山コースが初めてというのもプラスに捉えてもよいのでは、ここまで人気がないので未知の魅力です。

12ウインマリリン
この馬の力を出し切るには待機策が合っているのかもしれませんが、このメンバーで有力馬同様の位置から競馬をしてしまって上回れるイメージが湧きにくかったです。オールカマーで内容がなかったのも引っ掛かります。やはり内枠がほしかった。

13タスティエーラ
たまたまダービーは勝っているのですが走法的には一流馬にしてはピッチ走法寄りで、ドリームジャーニーという馬を思い出しました。血統的には関係がないのですが、有馬記念でもコーナーでまくって進出し押し切った、朝日杯FSも勝った、中山の鬼、小回りの鬼といった馬でした。そういったコーナーまくり進出もできるタイプと見るので、外枠でも依然怖いです。

14プラダリア
正直これが内枠を引いて、好位の内目を取ってこられるのは怖かったですが、外枠がマイナスと感じます。
とても走りのバランスが良い馬で走法高評価してきているのですが、やや体高が低めですかね。菊花賞のときに伸びを欠いたのは単純に距離と考えています。目黒記念でも人気を裏切っていて距離だけ心配だったので、枠次第で評価を大きく変えようと思っていました。外枠だと、、

15スルーセブンシーズ
血統的にはこちらがドリームジャーニー産駒なのですが、走法的には全く異なる跳ぶような大トビ。走法採点上は以前から高く評価してきた馬なのですが、直線大外一気向きに映ります。レース運びのバリエーションがないのではと思うので、最後まで悩みましたが、スターズオンアースより人気なのであれば、手を回さなくてもよいか、、。

16スターズオンアース
とにかく枠ですよね。前走も大外枠から壁がない状態でも来れているので、この馬は力を出せると思うのですが。フェアな東京2400と違って、いかんせん内をロスを回る馬と走る距離の差が生まれてしまうので。来られたら本当の最強馬として褒めるしかない。


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