安田記念2010予想

雨龍泥舟
08期 予想歴41年

◎フェローシップ
  9着/7人気

○ビューティーフラッ11着/4人
▲ファリダット6着/10人


ダービーで競馬の1年が終わるというのは実感できますね。
といっても安田記念から1年が始まるという気はしないが。

難解な一戦。日本馬だけでも難解なのに香港馬も加わり…。

オークス、ダービーと組合せを変えながら三連単フォーメーション馬券を何枚も買うという作業をしていたので(そういう作業が嫌いなわけではないが)、ここからしばらくはシンプルな馬券で、印も絞っていきたい。

▲ ショウワモダン
充実期を迎えたといえばいいのか、前走は圧巻だった。この勢いを買わない手はないと思う。
週刊誌の人気はないが、実際にはかなりの人気にはなると思うが。
----------
まったく自信が持てない。購入額は控えるつもり。

思い切って香港勢2騎に期待した。
日本勢ではファリダット、スーパーホ―ネットの一発。
馬券はこの4頭の馬連Boxでも。サンカルロも魅力を感じるが…。


tipmonaとは?

安田記念2010回顧
予想は大胆かつ柔軟に

雨龍泥舟
08期 予想歴41年

次走狙い:ショウワモダン
次走狙い:スーパーホーネット


安田記念は予想どおりの不的中。考えが二転三転して、最後までイメージを固めることができなかった。春競馬も終盤ということで、これまでの反省を踏まえてまとめてみたい。

まず安田記念の失敗から。
最初に想定表からショウワモダンが狙えると思った。失敗は、それなら本命にすればということ。最初に本命と考えれば、そのあと考えが変わっても対抗か単穴に留めることができたはず。それを最初から単穴にするから考えが変われば…、最終的に5番手の評価だった。
なぜ評価が変わったのか。先入観を払拭できなかったからだと思う。つまり、スピード不足の重得意の馬という先入観。近走の走りは大変身中というか、大覚醒中というか、そうした先入観を覆す走りをしており、だからこそ最初に目を付けたわけなのだから。

まず安田記念で考えたこと。
1. 東京マイルなので、1800m寄りののマイラー
2. 速いタイムが出そう

ショウワモダンは1については問題なし。2について考えがぶれた。最初に考えたのは速いタイムがでるといっても、持ちタイムにこだわる必要はない。馬場によって時計1秒程度詰める馬はいくらでもいる。現に前走1800mではあるが、45秒台のタイムを叩き出している。
問題ないはずだ、ということ。では、なぜ考えが変わったのか。

自分自身の思考の癖のようなものが邪魔をしているのだと思う。長い間、データ派であった。それがここ10年ぐらい前から感覚派というか、データにこだわらないようにしてきた。理論より感覚を大事にしようというわけだ。

ところが往々にしてかつてのデータ派時代の考えに囚われることがある。その失敗。

ファリダットを単穴に評価したのは、魔がさしたとしか言いようがない。10番手ぐらいの評価の馬をとつぜん3番手に見てしまった。いまだに自分自身納得がいかない選択だったと思う。

香港勢を上位に見たのも、例年と比べて日本勢が弱い、上位人気のサンデー系に信頼が乏しいというところからの評価だったが、香港勢そのものの力に疑問を感じつつの抜擢だったのだから、敗北自体はいたしかたないと思う。

考えてみたいこと。
ショウワモダンのここにきての急成長をどう理解するのか。
血統理論は信仰するものではないとの前提の上で、中島国治氏の「血のコンプレックス」論で説明ができるのではないかと思う。

ヒントは関係者の「ここにきて馬っけが激しくなってきた」というコメントから。

群棲動物である馬は厳格な序列の中で生きており、いったん成立した序列は簡単には崩れないという。生殖権はボスのみが握っており、大半の馬はボスの座を狙ったりはしていない。ボスがその座を失うのは、外部の牡との争いに敗れた時である。あるいは群れの中にボスの血を引き継いでいないチャレンジャーがいて、その馬との争いに敗れたときである。
群れの中でボスの血を引き継いでいる牡は、その能力がどんなに優れていてもボスとなる資格を持たない。なぜならボスの血を受け継いだ仔が再びその群れのボスになればその血が濃くなりすぎて群れ自体が脆弱化するからである。ボスの仔は本能的にボスの座を忌避する能力が備わっており、それを中島氏は「血のコンプレックス」と名付けた。

6歳になったショウワモダンが自分自身に自信を持ち始め、チャレンジャーとしての意思を「馬っけの激しさ」という形で外部に表し始めた。そう考えると、ボス(サンデーサイレンス)の血を持たないというのは強みとなる。
血のコンプレックスにより成熟が阻害されるボスの仔たちを尻目に、今後快走が続くのではないだろうか、という仮説はどうか(笑)。

ここからさらに第二の仮説を。
サンデーサイレンス系の牡馬は3歳クラシックまで。古馬チャンピオンは、サンデーサイレンス系牝馬か非サンデーサイレンス系の牡馬。今後この仮説のような状況が生まれないだろうか?


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >