東京新聞杯2024予想
ドルチェモア陣営の秘策に期待

夏影
14期 予想歴41年

◎ジャスティンカフェ
  12着/2人気

○ドルチェモア13着/16人
▲ウインカーネリアン2着/4人
△サウンドビバーチェ14着/12人
×コナコースト
×トゥードジボン


 今年の東京新聞杯で、気付いた特長は次の2点。

①今の府中は高速差し馬場。

②G1を好走した力量のある馬が多数出走している。

 ①から、まずアメリカ色の強い馬は消しの対象となり、主流色、もしくはヨーロッパ色に注目したいところ。
 差し馬は当然チェックだが、長い直線を踏ん張り通す先行馬にも注意したい。

 ②から、おそらく力量馬も末脚勝負に参加する訳で、適性高くとも非力であれば力負けする。

 その2点を念頭において、「格」を重視して考えてみたい。

◎ジャスティンカフェ

(血統)
父エピファネイア
母父ワークフォース

(オプション)
「G1→G3」格下げ。

 前向きさを末脚に転化タイプで、今回の追い切りからも前向きさは窺える。矯めれば普通に弾ける。無難にこの馬を連複系の軸として考えたい。

★ドルチェモア

(血統)
父ルーラーシップ
母父ディープインパクト

(オプション)
「差し→逃げ→追い込み」バウンド位置取りショック。

 4走前と3走前は目まぐるしくレースが流れるスプリント。2走前が一気の距離延長で体力負荷が掛かったレース。前走は、距離短縮での「差し→ハイペース逃げ」逆ショックで、苦痛を感じるレースを4戦経験。そして今回、苦痛から一気に開放されるタイミングとなる。

 陣営は今回「末脚勝負」を表明しており、位置取りショックによる体力補完が掛かる事が濃厚となった。プラス、ブリンカーやチークピーシーズ等の矯正馬具を全て外してくるとの事。馬の苦痛になる事を一切排除する狙いが窺える。その趣旨とこの枠順からして、ポジション的には中途半端に馬群のインとかではなく、馬群から外す目的で最後方まで下げる事が考えられる。ハマらない事も十分に考えられるが、ハマれば大爆発する可能性を十分に秘めている作戦。軽く乗っかってみる価値はあると考える。

☆ウインカーネリアン

(血統)
父スクリーンヒーロー
母父マイネルラヴ

(オプション)
多頭数内枠、海外帰り

 しぶといタイプで、長い直線でも踏ん張り通す力があるタイプ。昨年の勝利は正にそれだが、今回は力のある差し馬も揃った。ジャスティンとのワイド、3連系馬券の2頭軸のもう1つの軸馬としてはオススメだ。

△サウンドビバーチェ

(血統)
父ドゥラメンテ
母父ヨハンクライフ

(オプション)
生涯初牡馬混合重賞。

 ヴィクトリアマイルでの先行はアメリカ色が問われる。ヨーロッパ色の強いこの馬には追走スピード的に辛いものがあったはずだが、5着と粘るあたりは力がある。前走は休み明けに加え、直線の短い中山でテンポの早いレースに翻弄された。
 今回は外枠で、多少位置取りを落としても揉まれ心配のないレース環境。
 ウインは集中力主導、こちらは体力主導も長い直線を踏ん張り通すという共通点を持つ。ウインを評価するならば、この馬もセットで。

▽マスクトディーヴァ

(血統)
父ルーラーシップ
母父ディープインパクト

(オプション)
「G1→G3」格下げ。

 母母の影響強く、気の良さがあり矯めが利くタイプも、父にルーラーシップを迎えた事により、更に距離延長適性を高めたタイプ。距離的にも中距離戦がベストだろう。
 高速差し馬場適性は非常に高く、ルージュリナージュやアヴェラーレあたりには力量差で先着出来そうだが、追走スピードや勝負所での反応の差で一流マイラーを追い掛け切れない可能性は高い。そもそも、マイルで強いと陣営が思っているならば、デビューから2000㍍を主体に使わない。

 「ここまで人気にするかなぁ…」という気持ちが正直なところ。最後上位に進出してくるとは思うので押さえる必要はあるが、単勝とか軸とかいう意見には高いリスクを感じる。


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