08期 予想歴26年
◎ウォーターリヒト
9着/2人気
○シックスペンス1着/1人
▲コスモブッドレア4着/7人
△ルカランフィースト3着/4人
★傾向分析★
2019年 タイム 1’47”8 (良) 1FAve=11.98 3FAve=35.93
テン35.8-中盤36.3-上がり35.7 『一貫』
1着エメラルファイト・・・クロフネ×スペシャルウィーク=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔4-g〕 7-4
2着ファンタジスト・・・ロードカナロア×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔16-g〕 11-8
3着ディキシーナイト・・・ダイワメジャー×ホワイトマズル=サンデーサイレンス×リファール 〔19〕 4-2
2020年 タイム 1’49”8 (良) 1FAve=12.20 3FAve=36.60
テン37.5-中盤38.0-上がり34.3 『加速・中弛み』
1着ガロアクリーク・・・キンシャサノキセキ×Kingmambo=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔22-d〕 7-4
2着ヴェルトライゼンデ・・・ドリームジャーニー×Acatenango=サンデーサイレンス×ハンプトン 〔3-d〕 4-4
3着サクセッション・・・キングカメハメハ×ディクタット=キングマンボ×マッチェム 〔2-n〕 8-4
2021年 タイム 1’52”0 (重) 1FAve=12.44 3FAve=37.33
テン37.2-中盤37.8-上がり37.0 『一貫・中弛み』
1着ヴィクティファルス・・・ハーツクライ×Galileo=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔13-b〕 9-9
2着アサマノイタズラ・・・ヴィクトワールピサ×キングヘイロー=サンデーサイレンス×リファール 〔9-h〕 6-2
3着ボーデン・・・ハービンジャー×キングカメハメハ=ダンチヒ×キングマンボ 〔8-f〕 4-5
2022年 タイム 1’48”4 (良) 1FAve12.04 3FAve=36.13
テン36.7-中盤36.4-上がり35.3 『加速』
1着ビーアストニッシド・・・アメリカンペイトリオット×ネオユニヴァース=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔7-c〕 1-1
2着アライバル・・・ハービンジャー×ディープインパクト=ダンチヒ×ディープインパクト 〔不明〕 2-2
3着サトノヘリオス・・・エピファネイア×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-r〕 7-6
2023年 タイム 1’48”9 (重) 1FAve=12.10 3FAve=36.30
テン35.4-中盤36.3-上がり37.2 『前傾』
1着ベラジオオペラ・・・ロードカナロア×ハービンジャー=キングマンボ×ダンチヒ 〔4-r〕 7-5
2着ホウオウビスケッツ・・・マインドユアビスケット×ルーラーシップ=ヴァイスリージェント×キングマンボ 〔22-d〕 2-2
3着メタルスピード・・・シルバーステート×Shamardal=ディープインパクト×ストームバード 〔7-a〕 7-8
中山芝1800mのらしく、中盤が弛まない厳しい流れになりやすく、『前傾』や『一貫』といった流れになりやすい重賞。牝馬のフラワーCや中山牝馬Sでは『中弛み』の流れになることも多いが、この重賞は弛みにくくきつい流れで底力が問われることが多いと考える。20年は弛んだ流れとなってはいるが、本来は厳しい流れになりやすい。そのため逃げ馬にはきつい流れなのだが、直後につけた4コーナー2・3番手の馬が良く好走している傾向がある。
血統の傾向は、サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系に向く感じです。持続型の流れになりやすいこともあり、欧州型のノーザンダンサー系やロベルト系、グレイソヴリン系・レッドゴッド系の大系統ナスルーラ系も好走する傾向に思えます。近年はキングマンボ系も好走多し。全般的にスタミナ型に向くといってよいと思います。
ステップの傾向は、前走きさらぎ賞好走馬が最良のステップ。過去に好走馬は多く(=04年1着ブラックタイド、06年1着メイショウサムソン、08年1着スマイルジャック、13年2着タマモベストプレイなど)、好走の確率が高いと考えます。きさらぎ賞好走馬は後にダービーや菊花賞で好走することが多く、スタミナ型の証明がされているので、現時点での完成度と適性が嵌りやすいのかもしれません。
また前走共同通信杯好走馬(=06年2着フサイチリシャール、07年1着フライングアップル、08年3着ショウナンアルバ、10年1着アリゼオ、12年2着ディープブリランテ、15年2着リアルスティールなど)も好走が多い。中山好走歴があるならば好走確率は高いと考えます。
前走朝日杯FS好走馬も近年では好走が多く(=09年3着フィフスペトル、10年3着ローズキングダム、13年1着ロゴタイプ、14年2着アジアエクスプレス、15年3着ダノンプラチナ、18年1着ステルヴィオなど)、GⅠ好走している能力の高さと完成度の高さで好走しやすいのではないか?と考えます。ただ休み明けとなる分、やや割引は必要かも。
★予想★
スプリングSのポイントは、
①中盤の弛みにくい流れで、締まったペースになりやすい。逃げ馬には厳しいが、その直後2・3番手に位置する馬の好走が多い。
②スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。
③欧州スタミナ型血統(=大系統ノーザンダンサー系:ニジンスキー系やサドラーズウェルズ系など、大系統ナスルーラ系:グレイソヴリン系やレッドゴッド系など、ロベルト系なども)に向く。サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合馬には注目。
④きさらぎ賞好走馬の好走が多く、信頼性は高い。
⑤朝日杯FS好走馬も、休み明けでの好走が多い。
⑥共同通信杯好走馬も好走が多く、中山芝コース実績があればなお良い。
⑦1着にはオープン・重賞好走実績のある馬が好走しやすく、2・3着なら条件戦好走馬も好走は可能。どちらかというと実績重視の方が良い。
⑧馬体重480㎏以上の馬に注目。520kgを超えた馬も好走が多い。
◎ウォーターリヒト・・・ドレフォン×ヴィクトワールピサ=ストームバード×サンデーサイレンス 〔4-r〕
前走きさらぎ賞(=京都芝1800m:0.0秒差)。中山芝コースは初で、芝1800m戦は(0-1-0-0)。
ドレフォン産駒はストームバード系で、芝・ダート兼用のスピード血統。仕上がりもはやく2歳戦からの好走も期待でき、好調期には連続好走が期待できる。母父ヴィクトワールピサはサンデーサイレンス系で、ネオユニヴァース産駒同様にややパワー寄りの中長距離型で、速い上がりも繰り出せるタイプ。ネオユニヴァース産駒は「レースにに使えば使うほど気性が難しくなる」と言われ、活躍時期の早さも特徴。同じような傾向が出るかもしれない点は注意が必要。ダートも走り、時計のかかる馬場は合うはず。特に牡馬は馬力型、牝馬は軽快型に分けられる。牡馬の出世は速い上がりの脚が備わるかで、牝馬もスプリント戦はひと息で、牡馬ともども距離が延びてこそ持ち味を発揮する。大敗からの巻き返しは少なく、2、3着からの勝ち上がりが目立ち、直近の着順は馬券検討の重要な判断材料。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始め、秋シーズン以降は成長力も豊富で本格化する。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。
◯シックスペンス・・・キズナ×Twirling Candy=ディープインパクト×ミスプロ 〔17-b〕
前走ひいらぎ賞1着(=中山芝1600m)。中山芝コースは(2-0-0-0)、芝1800m戦は初。
キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父Twirling Candyはミスプロ系で、詳細は不明。Twirling Candyの母父Candy Rideはリボー、エルバジェ、ブラッシンググルームといった底力のある血統を持ち、ダート中心ながらも、芝もこなす。使われながら強くなり、本格化はやや遅い。
No.〔17〕の牝系は、好調期に連続好走しやすい特性を秘めた短距離~マイル向きの牝系。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
▲コスモブッドレア・・・ゴールドシップ×ソングオブウインド=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔14-f〕
前走京成杯3着(=中山芝2000m:0.1秒差)。中山芝コースは(0-0-1-1)、芝1800m戦は(1-0-0-0)。
ゴールドシップ産駒はサンデーサイレンス系で、上がりの速くない中距離に向き、スタミナは豊富。洋芝の小回りコース、時計のかかる馬場、タフな流れでマクリがきれいに決まる展開など、条件さえ向けばポテンシャルは高い。母父ソングオブウインドはキングマンボ系で、芝ダートとも中距離の活躍が中心。小回りの1800mや2000mを前で押し切る競馬に良績が多く、厳しいレース向き。好走のツボが狭いため、得意なコース距離を重視。スタミナはある。
No.〔14〕の牝系は、早い時期にも活躍する馬もいるが、総じて晩成型で古馬になって強さを発揮する。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
△ルカランフィースト・・・イスラボニータ×マンハッタンカフェ=サンデーサイレンス×サンデーサイレンス 〔31〕
前走若竹賞1着(=中山芝1800m)。中山芝コースは(1-0-0-0)、芝1800m戦は(2-0-0-0)。
イスラボニータ産駒はサンデーサイレンス系で、芝ダート兼用のパワーマイラー。内枠を活かせる長所があり、芝の勝利は内枠多数。ただし快速 お印象はなく、牡馬は1400mから2000m、牝馬は1200m
から1800mがいい。人気馬はダートの方が堅実で、良と稍重のダートがいい。下級条件では中1週や中2週の間隔を詰めたローテーションで穴になる。母父マンハッタンカフェはスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で、前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあける。
牝系については不明。
tipmonaとは?