14期 予想歴16年
◎ステラヴェローチェ
4着/7人気
大阪杯はコース形状などから芝2000m以下向きの追走力を備えた総合力上位馬の期待値が高い重賞。
大阪杯2024の傾向と対策、出走予定登録馬を見ていきたいと思います。
◎ステラヴェローチェ【★】の1頭を推奨。(3/20 0:06)
想定買い目=複勝(+単勝):◎
7頭の優勝馬のうち、天皇賞(秋)でも3着内に好走したのはキタサンブラックだけ。そのキタサンブラックも天皇賞(秋)が史上もっとも遅い走破時計だった不良馬場での優勝。
大阪杯 2着or3着ではコントレイル、クロノジェネシス、キセキ、ステファノスが天皇賞(秋)で未勝利も3着内に好走(後2頭は天皇賞(秋)好走後に大阪杯 好走)。【大阪杯で単勝を狙うなら天皇賞(秋)で期待値が下がりそうな馬】、【大阪杯と天皇賞(秋)の両方を好走できそうな馬は2・3着付け】で狙うと、馬券の期待値を高められるかもしれません。
結果から考える狙い方「大阪杯2024」
[期待値:やや高い~普通??]
出走頭数≒14.4頭/フルゲート16頭(AB)
※ 負担重量 引上げ≒主流血統↓。米国型↑(主にマイル以下)、欧州型↑(主にマイル以上)
券種未検証:芝2000m以下向きの追走力を備えた総合力上位馬
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【◎~~▲-】父:SS系全般×母父:米国型+前走距離で3分類
|--【◎】前走:同距離(金鯱賞 or チャレンジC)+『通過順:3角4番手以内 or 二桁&上がり3位以内』
| 優勝4回(8・4・9・1人気)、2着2回(3・7人気)、3着0回
|--【▲~▲-】距離短縮+『前年以降:芝2200m重賞 or 芝2500m重賞 連対&上がり3位以内』
| 優勝0回、2着2回(6・2人気)、3着1回(1人気)
`--【▲-】距離延長+『前年以降:芝2200m以上 重賞 連対』(?)
優勝1回(2人気)、2着0回、3着1回(1人気)
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【★~▲-】父:欧州型かつ<親系統>米国型+前走距離で3分類
|--【▲】前走:同距離+前年下半期以降:芝2000m~2500m・G1 5着内(?)
| 優勝1回(2人気)、2着1回(1人気)、3着1回(4人気)
|--【★】距離延長+前走:芝1800m重賞 5着内&上がり3位以内(?)
| 優勝0回、2着1回(6人気)、3着1回(7人気)
`--【▲-】距離短縮+『母父:米国型+前走:初角~4角通過順3番手以内』or『前走:G1+逃げ』(?)
優勝0回、2着0回(4・2人気)、3着0回
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【▲】父:SS系全般×母父:欧州型かつ<親系統>米国型(有効戦績不明。先行実績が有効?)
優勝1回(1人気)、2着0回、3着2回(10・4人気)
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コース形状(スタート直後に急坂、小回りの1・2角、やや急な3角、3~4角中間は疑似直線で残り800mから下り坂が急になる、直線は150mほどの下りの助走区間をへて急坂)などから芝2000m以下向きの追走力を備えた総合力上位馬の期待値が高い重賞。
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【◎~~▲-】父:SS系全般×母父:米国型+前走距離で3分類
|--【◎】前走:同距離(金鯱賞 or チャレンジC)+『通過順:3角4番手以内 or 二桁&上がり3位以内』
| 優勝4回(8・4・9・1人気)、2着2回(3・7人気)、3着0回
|--【▲~▲-】距離短縮+『前年以降:芝2200m重賞 or 芝2500m重賞 連対&上がり3位以内』
| 優勝0回、2着2回(6・2人気)、3着1回(1人気)
`--【▲-】距離延長+『前年以降:芝2200m以上 重賞 連対』(?)
優勝1回(2人気)、2着0回、3着1回(1人気)
キラーアビリティ
父:ディープインパクト×母父:米国型Nasrullah系。
父母間でRoyal Charger≒Nasrullah、Northern Dancer≒Icecapadeを強調する配合。
有効戦績に該当せず=【▲~▲-】父:SS系全般×母父:米国型+距離短縮+『前年以降:芝2200m重賞 or 芝2500m重賞 連対&上がり3位以内』。
前走が近い内容(芝2100m 通過順:5・6番手の内から直線でワンペース気味に伸びる)ですが、過去の好走馬と比較すると持続力の裏付けとして少々物足りない感じ。
バビット
父:SS系スタミナ型×母父:米国型Hail to Reason系。
有効戦績の着順・上がり条件が不足=【▲~▲-】父:SS系全般×母父:米国型+距離短縮+『前年以降:芝2200m重賞 or 芝2500m重賞 連対&上がり3位以内』。
同配合の距離短縮で好走したのは、配合上で不足する中長距離指向の末脚・持続力を高いレベルで示した馬のみ。バビットの場合は着順は準ずる内容ですが、上がり条件で大きく劣るため根幹距離替わりでキレ不足の心配が強いと思われます。
ハーパー
父:SS系スタミナ型×母父:米国型Nasrullah系。
有効戦績の着順・上がり順位が不足=【▲~▲-】父:SS系全般×母父:米国型+距離短縮+『前年以降:芝2200m重賞 or 芝2500m重賞 連対&上がり3位以内』。
2走前:エリザベス女王杯 3着&上がり4位以下で、有効戦績に着順・上がり順位とも届かない内容。4走前:オークス 2着&上がり3位ですが、優勝馬に大きく離されていた上に3歳秋以降より小さい馬格でのもの。3歳牝馬にはタフな東京芝2400mのため非根幹距離でないことには目をつむれても、上がり条件を満たすのが難しくなっていることには目をつむれません。
ファルコンビーク
父:SS系ダート型×母父:米国型Northern Dancer系、Vice Regent系。
父:スマートファルコン×母父:クロフネ以外の部分でもダート色を強調する配合。芝未経験も極めて高いハードル。
プラダリア
父:ディープインパクト×母父:米国型Northern Dancer系、Vice Regent系。
有効戦績まで該当も...=【▲~▲-】父:SS系全般×母父:米国型+距離短縮+『前年以降:芝2200m重賞 or 芝2500m重賞 連対&上がり3位以内』
前走が有効戦績を満たしますが、京都記念らしからぬハイペースでの該当。父母間でワンペースさがやや強調される配合でもあり、根幹距離替わりでは上がり順位を落としやすい・キレ不足を見せやすいと思われます。
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【★~▲-】父:欧州型かつ<親系統>米国型+前走距離で3分類
|--【▲】前走:同距離+前年下半期以降:芝2000m~2500m・G1 5着内(?)
| 優勝1回(2人気)、2着1回(1人気)、3着1回(4人気)
|--【★】距離延長+前走:芝1800m重賞 5着内&上がり3位以内(?)
| 優勝0回、2着1回(6人気)、3着1回(7人気)
`--【▲-】距離短縮+『母父:米国型+前走:初角~4角通過順3番手以内』or『前走:G1+逃げ』(?)
優勝0回、2着0回(4・2人気)、3着0回
エピファニー
父:欧州型Roberto系×母父:ディープインパクト。
該当も...=【★】父:欧州型かつ<親系統>米国型+距離延長+前走:芝1800m重賞 5着内&上がり3位以内(?)
父母間でRoyal Charger≒Nasrullah、Northern Dancer系全般、Hyperion、Princequilloなどを強調。サンデーサイレンス 4x3のクロスがあっても、上がりの掛かる決着パターンの方が好成績を挙げています。芝2000mでは好走できる決着パターンがかなり狭くなりそう。
スタニングローズ
父:欧州型キングカメハメハ×母父:米国型Northern Dancer系、Vice Regent系。
有効戦績に該当せず=【★】父:欧州型かつ<親系統>米国型+距離延長+前走:芝1800m重賞 5着内&上がり3位以内(?)。
内回りの芝1800m~2000mは重賞3勝を挙げる好相性の条件。ただ、3歳秋以降は上がり順位が下がっていて、馬格の増加と合わせてNorthern Dancer≒Icecapade 5x5x5の影響の強まりを感じます。大阪杯は追走力だけでなく上がりのキレの兼備も重要で、古馬相手ではキレ負けのリスクが高いのでは。この配合で前走:マイルからの好走例もありません。
ステラヴェローチェ
父:欧州型Nasrullah系×母父:ディープインパクト系。
ほぼ該当=【★】父:欧州型かつ<親系統>米国型+距離延長+前走:芝1800m重賞 5着内&上がり3位以内(?)。
前走のレース内容は重賞実績に匹敵する好内容=「前走:芝1800m・古馬L+トップハンデ58.5kg(他馬より1.5kg以上重い) 優勝+上がり3位」です。
父:バゴはクロノジェネシスに代表される通り短い直線の芝・中距離重賞に強くなる配合。長い直線での優勝は道悪馬場か中京競馬場(=3・4角下り坂で小回り風、起伏の負荷も高い)で、長い直線の良馬場で伸びのある末脚を使うのは苦手。ステラヴェローチェは父:バゴの特徴を引き継ぐような配合になっていて、重賞優勝は中京競馬場と東京芝1600m・不良馬場のみ。内回り重賞未勝利でもベスト条件の可能性があるのでは。
タスティエーラ
父:欧州型Northern Dancer系×母父:SS系スタミナ型。
有効戦績・脚質に該当せず=【▲-】父:欧州型かつ<親系統>米国型+距離短縮+『母父:米国型+前走:初角~4角通過順3番手以内』or『前走:G1+逃げ』(?)。
大阪杯を好走した「父:欧州型かつ<親系統>米国型+距離短縮」は前走で前向きな先行力を見せた馬(クロノジェネシス、キセキ)のみ。タスティエーラの近2走(=3歳秋以降2走)はそれがなく、距離短縮で追走が忙しくなる心配があります。
ハヤヤッコ
父:欧州型キングカメハメハ×母父:米国型Northern Dancer系、Vice Regent系。
有効戦績・G1実績が不足=【▲】父:欧州型かつ<親系統>米国型+前走:同距離+前年下半期以降:芝2000m~2500m・G1 5着内(?)。
大阪杯で好走した「父:欧州型かつ<親系統>米国型+前走:同距離」は以下の3頭。
23年優勝2人気 5-9 ジャックドール=前年:天皇賞(秋) 4着。 G1未経験だった前年の大阪杯は5着2人気
23年2着1人気 6-11 スターズオンアース=前年:秋華賞 阪神代替 3着
17年3着4人気 8-13 ヤマカツエース=前年:有馬記念 4着
3頭とも父:SS系を相手にG1で3着内好走~5着内善戦していて、非常に高いレベルの実力を見せていました。
ベラジオオペラ
父:欧州型キングカメハメハ系(米国型 内包)×母父:欧州型デインヒル系。
有効戦績・脚質に該当せず=【▲-】父:欧州型かつ<親系統>米国型+距離短縮+『母父:米国型+前走:初角~4角通過順3番手以内』or『前走:G1+逃げ』(?)。
大阪杯を好走した「父:欧州型かつ<親系統>米国型+距離短縮」は前走で前向きな先行力を見せた馬(クロノジェネシス、キセキ)のみ。ベラジオオペラの近2走(=3歳秋以降2走)は先行力が少し不足しそうな通過順で、距離短縮で追走が少し忙しくなる、全体的なパフォーマンスがやや低下する心配があります。
ミッキーゴージャス
父:欧州型キングカメハメハ系(Nureyev強調型)×母父:ディープインパクト。
有効戦績・G1実績が不足=【▲】父:欧州型かつ<親系統>米国型+前走:同距離+前年下半期以降:芝2000m~2500m・G1 5着内(?)。
大阪杯で好走した「父:欧州型かつ<親系統>米国型+前走:同距離」は以下の3頭。
23年優勝2人気 5-9 ジャックドール=前年:天皇賞(秋) 4着。 G1未経験だった前年の大阪杯は5着2人気
23年2着1人気 6-11 スターズオンアース=前年:秋華賞 阪神代替 3着
17年3着4人気 8-13 ヤマカツエース=前年:有馬記念 4着
3頭とも父:SS系を相手にG1で3着内好走~5着内善戦していて、非常に高いレベルの実力を見せていました。
モリアーナ
父:欧州型Roberto系×母父:SS系パワー型。
有効戦績・脚質に該当せず=【▲-】父:欧州型かつ<親系統>米国型+距離短縮+『母父:米国型+前走:初角~4角通過順3番手以内』or『前走:G1+逃げ』(?)。
大阪杯を好走した「父:欧州型かつ<親系統>米国型+距離短縮」は前走で前向きな先行力を見せた馬(クロノジェネシス、キセキ)のみ。モリアーナは気性の難しさからか終いに賭ける競馬で好走していて、先行力とは逆方向。他馬がバテるような決着パターンでこそ、といった配合・好走内容でもあり、大阪杯(=中山より起伏の負荷が低い阪神芝2000m内+コース替わり当週で馬場の傷みがカバーされる)では能力を発揮しきれないのでは。
ローシャムパーク
父:欧州型デインヒル系×母父:欧州型キングカメハメハ。
有効戦績・G1実績が不足=【▲】父:欧州型かつ<親系統>米国型+前走:同距離+前年下半期以降:芝2000m~2500m・G1 5着内(?)。
大阪杯で好走した「父:欧州型かつ<親系統>米国型+前走:同距離」は以下の3頭。
23年優勝2人気 5-9 ジャックドール=前年:天皇賞(秋) 4着。 G1未経験だった前年の大阪杯は5着2人気
23年2着1人気 6-11 スターズオンアース=前年:秋華賞 阪神代替 3着
17年3着4人気 8-13 ヤマカツエース=前年:有馬記念 4着
3頭とも父:SS系を相手にG1で3着内好走~5着内善戦していて、非常に高いレベルの実力を見せていました。
ローシャムパークは優れた素質を感じさせる馬ですが、Hyperionの影響が強く、本格化に時間が掛かりそうな配合。重賞経験~G1経験を積んでいきながら強くなる馬では。また、重賞実績に反して大回りや長い直線の方が合いそうな配合でもあります。
ロードデルレイ
父:欧州型キングカメハメハ系(米国型 内包)×母父:SS系スタミナ型。
有効戦績・G1実績が不足=【▲】父:欧州型かつ<親系統>米国型+前走:同距離+前年下半期以降:芝2000m~2500m・G1 5着内(?)。
大阪杯で好走した「父:欧州型かつ<親系統>米国型+前走:同距離」は以下の3頭。
23年優勝2人気 5-9 ジャックドール=前年:天皇賞(秋) 4着。 G1未経験だった前年の大阪杯は5着2人気
23年2着1人気 6-11 スターズオンアース=前年:秋華賞 阪神代替 3着
17年3着4人気 8-13 ヤマカツエース=前年:有馬記念 4着
3頭とも父:SS系を相手にG1で3着内好走~5着内善戦していて、非常に高いレベルの実力を見せていました。
ロードデルレイは優れた素質を感じさせる馬ですが、Hyperionの影響も意外と強く、本格化に時間が掛かっても不思議ない配合。重賞経験を積んでいきながら強くなる馬では。
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【▲】父:SS系全般×母父:欧州型かつ<親系統>米国型(有効戦績不明。先行実績が有効?)
優勝1回(1人気)、2着0回、3着2回(10・4人気)
カテドラル☆
父:SS系スタミナ型×母父:欧州型デインヒル系。
この父系×母父系の有効戦績は不明ですが、薄まった米国色を補うような先行実績が効いていそうな感じ。8歳の年齢も、近走の通過順:二桁もどちらもスピード・追走力不足の不安を増す要素です。
ソールオリエンス
父:SS系スタミナ型×母父:欧州型Sadler's Wells系。
母父の<親系統>が該当せず=【▲】父:SS系全般×母父:欧州型かつ<親系統>米国型(有効戦績不明。先行実績が有効?)。
芝2000m以下向きの追走力を父母間であまり強調しない配合。通過順:二桁からの好走が多いことにも配合の特徴が現れていると思われ、阪神芝2000m内の3~4角間+コース替わり週では外々を回るコースロスが大きく響いてしまうのでは。
リカンカブール
父:ディープインパクト系(欧州型英国指向 内包)×母父:欧州型デインヒル系。
該当も...=【▲】父:SS系全般×母父:欧州型かつ<親系統>米国型(有効戦績不明。先行実績が有効?)。
Hyperionの影響を強めた配合通り、起伏の負荷が高いなど上がりの掛かる決着パターンで好成績。阪神芝2000m内は条件戦なら実力の高さでこなせても、重賞では馬力(≒失速耐性)が余りやすい+キレ(=直線スピードと急加速力)が不足しやすいと思われます。
ルージュエヴァイユ
父:SS系パワー型×母父:欧州型Sadler's Wells系。
母父の<親系統>が該当せず=【▲】父:SS系全般×母父:欧州型かつ<親系統>米国型(有効戦績不明。先行実績が有効?)。
父母間でHyperionを強調するなどバテにくい末脚が武器。距離短縮+小回り・根幹距離替わりではバテにくさを生かしづらくなる上にキレ(=直線スピードと急加速力)が不足しやすくなると思われます。前走:京都記念は例年にないハイペースで苦戦しましたが、距離短縮+小回り替わりでは同じようにパフォーマンスが低下しやすいのでは。
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該当する好走配合がない馬など
ジオグリフ
父:米国型Northern Dancer系、Storm Bird系×母父:欧州型キングカメハメハ+Storm Bird≒≒≒Vice Regent≒≒ノーザンテースト 5x5x4、Mr. Prospector 5x4など。
ローカルなど小回り向きの持続力に優れる牝系ですが、父母間でより強調しているのは米国色。近走も先行力や芝/ダート1800m以下向きのスピードを刺激するレースばかりで、中距離向きのキレ・末脚を示したレースがありません。若い頃より馬格が増していることもあり、キレを使うのが難しくなっているのでは。大阪杯・G1で父:米国型は3着内(+4着以下3人気内)がないため、積極的に推せる要素がありません。
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tipmonaとは?