10期 予想歴7年
◎セラフィックロンプ
2着/14人気
○ブラボーデイジー13着/5人
▲ブライティアパルス1着/3人
〈展開〉
逃げ馬はブライティアパルスとブラボーデイジー。斤量が軽く、福島牝馬S、中山牝馬Sでブラボーデイジーより前へ行ったブライティアパルスが逃げそう。平均ペースを作る逃げ馬で、レースの傾向も平均以上のペースになりやすいため、平均ペースを予想する。ただし、決して差し、追い込み馬が有利になるわけではなく、「前がマイペースで逃げても、後続が速い上りを使えずに届かない」イメージ。
〈馬場〉
阪神2000はペースは落ち着きやすく前残りの決着が多い。枠順の有利不利は無い。血統的にはサンデー系、中でもダンスインザダーク、ステイゴールド、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、マンハッタンカフェといった中、長距離を得意とする種牡馬の産駒が活躍している。
雨の影響で力の要る馬場になっているかと思いきや、かなり時計が出る馬場状態。明日は馬場状態が変わるほどの雨は降らない予報で、高速馬場は維持されそう。内外、脚質の有利不利はほとんどない。
〈結論〉
ハンデ戦になった06年以降、ハンデ55㎏以上の馬は0-0-1-14と苦戦しています。たった4年のデータなので、これだけで「55㎏以上は消し!」とまでは言えませんが、斤量が予想の重要なファクターになっているのは間違いないと思います。今回の斤量に実績がなかったり、前走より斤量が増えている馬は軽視しようと思っています。
ヴィクトリアマイル組は0-1-2-13と不振で目標だったレースを終えた馬に過度の期待は禁物のようです。
そして、とにかく前残りの決着が多いです。
と言うわけで、斤量54㎏以下の逃げ、先行馬を買います。
本命はセラフィックロンプにしました。近走は良いところ無しに思えますが、京都記念で0.5差の5着だったり、新潟記念で0.1差の6着だったりと、牡馬を相手に重賞で健闘しています。去年のマーメイドSでもひっそりと最速の上りを繰り出しています。
距離はベストですし、あっと言わせた08愛知杯はなかなかの好タイムで、高速馬場も向くでしょう。宮崎騎手とのコンビで復活を期待します。
対抗はブラボーデイジー。斤量55㎏でヴィクトリアマイル組……それでも、この馬の粘りは恐いです。直線の長い東京から、小回りの阪神内回りへのコース変わりはプラスでしょうし、距離もマイルよりは2000の方が良さそうです。
3番手にブライティアパルス。まず、「逃げそう」と言うのが最大の買い材料です。前走は差す競馬ではありましたが、エプソムC2着のシルポートに肉薄しており、能力も高いと思われます。高速馬場も得意です。
ただ、中山牝馬S、福島牝馬S共に今回と同様に斤量の差がありながらもブラボーデイジーに先着を許している点が引っかかります。能力的にはブラボーデイジー>ブライティアパルスな可能性が高いと思うので、3番手まで。
事前の予想で本命候補だったテイエムオーロラは高速馬場に不安があるので買いません。
ニシノブルームーンは特に大きな不安は無いのですが、今回は能力よりも先行できる軽量馬を買いたかったので、この馬は買いません。
ヒカルアマランサスはヴィクトリアマイルで「底力が足りない!」と言って消したら2着に来て、それでも回顧で〈次走危険馬〉に指名した馬です。どうしても「軽いスピード馬」というイメージが抜けません。実際、この馬は上り34秒台前半の上りを出した時に好走しており、上りがかかる展開、馬場は大きな不安要素だと思います。前走は「東京、超高速馬場、マイル」で軽いスピードが活かせましたが、今回は「阪神、道悪、2000」とパワーが必要な条件。斤量が増えるのもマイナスでしょう。今回は思い切って消します……と、馬場を見るまでは思っていましたが、消し馬指名は取り下げます。理由は今日の馬場。普通に34秒台も出せる軽い馬場でした……距離延長と斤量増は不安要素なので馬券は買いませんが、自信を持って消しとは言えなくなってしまいました。
馬券はワイドのBOXで。
tipmonaとは?