08期 予想歴26年
◎チェイスザドリーム
9着/1人気
○ジャスパークローネ10着/7人
▲マイヨアポア17着/6人
△ファイアダンサー16着/4人
★傾向分析★
2019年 タイム 55”1 (良) 1FAve=11.02
①11.9-②10.2-③10.5-④10.7-⑤11.8
1着ライオンボス・・・バトルプラン×ステイゴールド=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
2着カッパツハッチ・・・キンシャサノキセキ×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔2-d〕
3着オールポッシブル・・・ダイワメジャー×Yankee Victor=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔不明〕
2020年 タイム 54”5 (良) 1FAve=10.90
①11.7-②10.0-③10.4-④10.8-⑤11.6
1着ジョーカナチャン・・・ロードカナロア×ネオユニヴァース=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔不明〕
2着ライオンボス・・・バトルプラン×ステイゴールド=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
3着ビリーバー・・・モンテロッソ×ネオユニヴァース=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔2-f〕
2021年 タイム 54”2 (良) 1FAve=10.84
①11.7-②10.2-③10.5-④10.7-⑤11.1
1着オールアットワンス・・・マクフィ×ディープインパクト=ミスプロ×ディープインパクト 〔1-t〕
2着ライオンボス・・・バトルプラン×ステイゴールド=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔8-f〕
3着バカラクイーン・・・アドマイヤムーン×Rahy=フォーティナイナー×レッドゴッド 〔9-c〕
2022年 タイム 54.4 (良) 1FAve=10.88
①11.8-②10.0-③10.5-④10.7-⑤11.4
1着ビリーバー・・・モンテロッソ×ネオユニヴァース=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔2-f〕
2着シンシティ・・・サウスヴィグラス×フジキセキ=フォーティナイナー×サンデーサイレンス 〔1-s〕
3着ロードベイリーフ・・・ヴァンセンヌ×キングカメハメハ=ディープインパクト×キングマンボ 〔16-h〕
2023年 タイム 54’9 (良) 1FAve=10.98
①11.7-②10.0-③10.5-④10.9-⑤11.8
1着オールアットワンス・・・マクフィ×ディープインパクト=ミスプロ×ディープインパクト 〔1-t〕
2着トキメキ・・・アドマイヤムーン×ゼンノエルシド=フォーティナイナー×ニジンスキー 〔22〕
3着ロードベイリーフ・・・ヴァンセンヌ×キングカメハメハ=ディープインパクト×キングマンボ 〔16-h〕
直線競馬のため、スピード勝負の『ゼロヨン』のイメージ。
①~④まではスピードとダッシュ、⑤は最後にばてずに伸びることが出来るかが問われるスタミナが必要と考える。
血統の傾向は、サクラバクシンオーやダンチヒ系、ウォーニングなどのマッチェム系が好走から最高速度が問われているのは確か。スピード自慢の快速血統のフォーティナイナー系も好相性。
またニジンスキー系や、グレイソヴリン系やレッドゴッド系など大系統ナスルーラ系、つまり持続型の流れに強い血統も好走しています(=スタミナが問われるのに関係あり?)。
07年はダート→芝路線変更のサンアディユが激走したように、ダートもこなせるタイプは要注意。パワーが推進力として活きると思われる。
牝系の傾向としては、No.〔2〕〔3〕〔4〕〔8〕 の牝系が好走馬複数出しているが、これよりも分枝記号cに注目したい。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。分枝記号cがパワーに優れたタイプと考えると、開幕週の好走や馬場の荒れた最終週や重馬場に強いのも納得。そのパワーがダッシュに活きるはず。
また牝馬の好走が多いこともポイントで、毎年必ず3着内好走しています。牝馬は斤量が軽いことがテンのダッシュにつながるためと思われます。
それから外枠か内枠が強い傾向。中枠の成績はあまりよくないようです。レースの映像見る限りではラチに沿って走るように見えるので、そのためと思われます。中枠は少し距離損ではないでしょうか?閃光特別も外枠と内枠が好走が多く、傾向は顕著だと思います。
★予想★
アイビスサマーDのポイントは、
①外枠が圧倒的に有利。ただしスペシャリストのレースなので、芝1000mのコース実績馬にも注目。また新潟芝コースの好走実績にも注目。
②京都や阪神コースで好走の多い、芝1200mで持ちタイム1’07秒台の好走歴のある馬。その持ち時計を計上したときより、近走が充実している馬はより好走が期待できる。
③斤量の軽い馬。斤量は軽い方がダッシュ力がつきやすい。斤量57kg以上は割引が必要。
④サクラバクシンオー産駒やマッチェム系など快速スピード血統中心。サクラバクシンオー産駒、フォーティナイナー系は特注。サンデーサイレンス系はやや苦手で割引が必要。
⑤No.〔2〕〔4〕の牝系の好走馬が多い。分枝記号c・hは特注。
⑥リピーターの好走にも注意は必要だが、基本的には「老馬の法則」が活きやすく、昨年好走馬は前年よりも着順を下げやすい。
⑦牝馬の好走も多い。
⑧近走先行している馬。
◎チェイスザドリーム・・・ロードカナロア×アドマイヤムーン=キングマンボ×フォーティナイナー 〔2-f〕
前走韋駄天S1着(=新潟芝1000m)。新潟芝コースは(1-0-0-0)、芝1000m戦は(1-0-0-0)。
ロードカナロア産駒はキングマンボ系で、スピードと仕上がりの早さを有している。意外と短距離では勝ち馬は出ず、芝1600mで好調。ストームキャット系も内包しているため、高速タイムやハイペースも苦にしない。ダイワメジャー産駒のように、スピード持続型とスロー瞬発型の見分けが馬券のカギを握りそうで、得意とするペース、得意とする上がりを個々の馬で見つけたい。ダートも走り、脚抜きのいい馬場はプラス。母父アドマイヤムーンはミスプロ系で、体の柔らかい産駒が多く着実にスピードを伝えるフォーティナイナー系。2歳の短距離から走れる仕上がりの早さと、芝・ダート兼用の快速スピードを持つ。好位で折り合い、馬群の内で我慢もでき、ギアチェンジの速さや競馬上手の賢さが目につく。インを通れる脚を持ち、芝の1枠の成績が良く、内枠の好走が多い。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
◯ジャスパークローネ・・・Frosted×Kitten's Joy=エーピーインディ×サドラーズウェルズ 〔16-g〕
前走北九州記念16着(=小倉芝1200m:1.8秒差)。新潟芝コースは(2-0-0-0)、芝1000m戦は(1-0-0-1)。
Frosted産駒はエーピーインディ系で、ダートの短距離〜マイルを得意とし、芝馬も出ることがある。Frostedの父Tapitは、シアトルスルーにつながるボールドルーラー系で、芝・ダート兼用タイプの仕上がりの早いマイル~中距離型の血統。2歳から走るが、この父系は3~4歳時が旬で、芝・ダートとも中距離が最適で、本質は小回りを流れ込む競馬が合う。母父Kitten's Joyはサドラーズウェルズ系で、距離への柔軟性もあり、欧州系サドラーズウェルズ系とは“毛色”が違うところを見せている。日本の競馬の適応力も高い。使われながら成長し、本格化は3歳以降。高齢になっても力の衰えは少ない。基本は中距離とし、マイルから2400mまでを守備範囲とする。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。
▲マイヨアポア・・・リオンディーズ×ウインクリューガー=キングマンボ×ヘイロー 〔4-k〕
前走韋駄天S6着(=新潟芝1000m:0.4秒差)。新潟芝コースは(1-2-1-2)、芝1000m戦は(1-0-1-2)。
リオンディーズ産駒はキングマンボ系で、かなりのスタミナを持ち、長めの距離適性を持つ。牡馬は1200〜2400mまで、牝馬は1000〜2000mまでバラつき、ダート馬も含めて多様。逃げ切りにの一発も多いため、先行力のある馬は特に注意が必要。気性のうるささはあるようで、折り合いに難のある馬はスピード競馬を突っ走らせたほうが良い。人気になっていなくても、デビュー戦から走り、穴も多い。激走のほとんどは距離変化で、5番人気以下の勝利は「距離延長」か「距離短縮」のどちらかが多く、距離変化の刺激は有効。他にもダートを挟んだ後の芝戻りや、芝を挟んだ後のダート戻りなど、刺激を好む。母父ウインクリューガーはヘイロー系で、早熟のダート向きマイラー。ウインクリューガーの父タイキシャトルはヘイロー系で、芝ダート兼用の快速スピード型で、得意コースに1200mが並ぶ、速さと粘りの血統。高速決着も望むところ。仕上がりの早さを活かして、2歳の新馬からスピード全開。内枠からポンと出て最短コースを抜ける器用さを持ち、内枠の成績が良い。逃げ・先行馬が有利なローカル開催の前半に勝ち星を量産する。スプリンター中心ながら、2歳から3歳前半の時期や一流馬はマイルや1800mでも走るから安易に距離で嫌わないこと。また好調期は連続して好走し、勢いがなくなるとスランプを迎える波の大きさもある。“フレッシュ”が好走条件で、穴を狙うなら短期休養明けと距離短縮がオススメ。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号kは、かなり時計の掛かる馬場でのみ力を発揮する。冬場のダートや最終週の重馬場等が合う。気性が激しく、時計のかかる消耗戦に活路がある。
△ファイアダンサー・・・パイロ×コマンズ=エーピーインディ×ダンチヒ 〔7〕
前走韋駄天S3着(=新潟芝1000m:0.1秒差)。新潟芝コースは(0-2-1-5)、芝1000m戦は(0-2-1-3)。
パイロ産駒はエーピーインディ系で、激しい気性の馬が多く、気分よくハナを切れた時や、外めの枠から出て揉まれない時に、高い能力を発揮する。データを合計すると、外枠が少し上という程度に落ち着くが、二桁馬番しか走らない馬や、凡走後の外枠替わりで変わり身を見せる馬など「外枠のパイロ」は数字以上の破壊力がある。逆に逃げ馬には内枠が向く馬がいるので、枠順を重要チェック項目にすべし。芝スタートのダートが苦手な馬も見かけるので、 これも観察項目。同系のシニスターミニスターは堅実だが、振り幅が大きいのがパイロ。脚抜きの良い馬場での好走が多く、全般に軽いダート向き。牝馬はD1400mとD1200mで稼ぐ。先行馬が押し切りやすいD1700mの勝率はD1800mよりずっと高く、回収率が高いのは東京D1600m。条件戦レベルでは、これらの単勝がおいしい。勝利の90%以上はダートで、2歳から走る早熟性とスピードを持ち、芝の2歳Sでたまに穴をあけたり、芝馬も少々。人気薄の好走は、休み明け初戦か、2戦目の変わり身。気性の勝ったスピードタイプによく見られる傾向で、リフレッシュした後の数戦が勝負。母父コマンズはダンチヒ系で、産駒はコンスタントに走っている。母方は母の父を含めふた昔前の血統構成だが、かえってディンヒルの特徴がそのまま伝わっている様子。産駒は仕上がり早くスピードにも優れていて、マイルを中心に、ディンヒル系らしく短距離、中距離をこなす。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。
tipmonaとは?