マーメイドS2010予想
夏はスタミナ勝負

春日部
08期 予想歴14年

◎マイネレーツェル
  14着/9人気

○ブラボーデイジー13着/5人


2010年サッカーW杯がついに開幕。
初めてアフリカ大陸でW杯が開催されるとあって
開催国の南アフリカがいろいろとピックアップされているが
その中でも一番の注目は民族楽器の「ブブゼラ」だろう。
アフリカではサッカーの応援には欠かせない楽器らしい。

一方で、梅雨を迎えジメジメと蒸し暑い夜が続くこちら日本。
しきりにテレビの向こうから聴こえてくるのは
ハエの大群が飛び交うような煩わしいブブゼラの音色――。
ある意味眠れない夜の風情とも言えよう。

そんな情緒溢れる空間系楽器の知名度は
W杯を通して直ちに世界中に広まってゆく。
インターネットで検索してみたら日本でも購入ができる程になっていた。
残念ながら在庫は完売のようだが。
しかし思ったより値段が高い…。1つ3000円以上とかザラである。
高価なものでは価格が6桁のものまである。…買うには10万馬券が必要だ。
ならば馬券で取るしかないだろう。

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【予想】
さて、サッカーに関して私はそれほど知識は無いのだが
見ている感じ、最後まで走りきれるスタミナが重要なスポーツだと思う。
疲れて動きが鈍くなると、パスもシュートも決まらなくなるのだ。
競馬もそれと同じで、スタミナ配分を間違えれば
どんな強い馬でも一杯になる。
今回のマーメイドSを見ていると
【出走馬のほとんどが短距離実績の馬】だと気づく。
雨の可能性もあり、6月開催は力の要る馬場になる事が多く
なんといってもジメジメとした暑さがスタミナをさらに削る。
そこで、穴狙い想定の今回は
『人気になっている短距離系の馬がスタミナ切れを起こし
 スタミナのある馬が終盤逆転ゴールを決める』
という日本代表もビックリのシナリオに賭けてみたい。

ここでスタミナがあると言える条件は3つ。
①定量以上の斤量を背負った2000m以上の古馬OPで、好走経験がある
②中団で脚をためる競馬ができる
③今回さほど斤量を背負っていない

この条件にピッタリ当てはまるのは
◎マイネレーツェル[54k] 愛知杯3着(55k) エリザベス女王杯(54k)
○ブラボーデイジー[56k] 愛知杯2着(55k)
の2頭。気性と脚質を考えて、◎はレーツェルの方に置く。
ブラボーは56㌔を背負うが
今年1800mの重賞で2回も同斤量を経験して
ともに好走しているので重いとはみない。
この2頭を軸に、①-③に近い馬を相手とする。

相手となるのは
△チェレブリタ(2000m実績は無いが、追い込みは好印象)
△セラフィックロンプ(京都記念5着を実績とみて狙い)
△ニシノブルームーン(ハンデ背負った経験無いが55kなら抑えたい)

【買い目】
三連複2頭軸
1-8-(11,13,14) 3点
ワイド
1-8  1点

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ブブゼラ目当てで組み立ててみたが、三連複で10万馬券は難しそうだ。
さて、再び調べ始めると6桁の額がついたブブゼラはどうやら中古らしい。
昔からあるモノの方がプレミアがつくみたいだ。
そしてとにかく気になるのは、どう吹けばハエのような低音を出せるかである。
見た目では、かなりの肺活量が必要だと思う…。
いや、むしろ吸ってみた方がいいのか?音階はあるのか?
などと数日悶々として考えているうちに
偶然、学校でブブゼラを持っているという女友達に出会った。
見せてと願うと、人の疎らな空き教室に連れていかれた。
そして2人きりになった瞬間にこう言われたんだ。
「今から脱ぐよ」

眠れない夜は続く……わけない。


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マーメイドS2010回顧
辿り着いた四代

春日部
08期 予想歴14年

次走狙い:ヒカルアマランサス


SSという二文字のアルファベットを見ると
競馬ファンなら誰もが想像してしまう1頭の馬がいる。
その名はシゲルシャチョウ。(S)igeru (S)yachou
今年は総勢40頭を超える役職シリーズできたシゲル軍団の中で
一際注目度が高いとされている馬だ。
その"社長"はアヴェンチュラやシュプリームギフトが出走した
日曜阪神のハイレベル新馬戦で5着と大健闘。
2010シゲル軍団を背負って立つ実力を見せつけてくれた。
これは次走狙い馬として特注したいところだが
残念ながらこの回顧の狙い馬項目に無かったので諦めておこう。

さて、冗談はシゲルだけにして
マーメイドSはブライティアパルス号が優勝。
ダイタクリーヴァの仔という記事が多く掲載されているが
一番注目しなければならないのは
「SSの曾孫」であるという事だ。
もしブライティアパルスが繁殖入りすれば
SSの孫との交配が3×4という血量になり
種付け問題無しはおろかインブリードによる期待まで生じる。
まぁ同系列の配合はあまり好まれないが
それだけ可能性が広がってきたという事。
ながらくSS系が多数繁殖入りという昨今で
セントサイモンの悲劇とまでは言わないが、非SS系の種牡馬が躍進して
SS直系はよくて3代目までの頭打ち状態だった。
そのため直系4代での重賞ホースの誕生は
SSだけでなく日本競馬全体としても大きく価値のあるものだろう。

【回顧】
一発狙いだった今回の予想は
『①スタミナ切れ、②重馬場、③実績差し切り、④そしてブブゼラ』が
キーワードであったが、すべて逆に出てしまった。
『①走り易いペース、②良馬場、③軽量押し切り、④そしてブルセラは死語』で
終わったという完全な完敗。
日本代表と同じように高地に篭って出直さなければなるまい。

とはいえ、人気上位馬の敗因はやはりスタミナ。
慣れない2000mと斤量で、いくら高速馬場とはいえ
前に行った軽量馬に十分な差を付けられてしまった。
対抗に推した○ブラボーデイジーも、躓きでここまで落ちるのは
まだこの距離に適応できていない感じ。

そこで、この距離を一つの経験と考えて
今後の狙い馬は☆ヒカルアマランサス。
もちろん2000m戦で本命に推すなどはできないが
56㌔背負い一杯になって5着というマーメイドSは
素晴らしいスタミナ調教だったはずだ。
ここで持久力やレース感が学べたならば
若干4歳、今後の短距離界で再躍進してもおかしくはない。

最後に本命馬の事は忘れて欲しい。
追い込み馬への想いは永遠に、レイチェル。


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