08期 予想歴26年
◎クイーンズウォーク
1着/2人気
○レガレイラ5着/1人
▲チェレスタ2着/7人
△サフィラ11着/12人
★傾向分析★
2019年 タイム 1’44”4 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80 →阪神芝1800mで施行
テン35.4-中盤35.6-上がり33.4 『加速・中弛み』
1着ダノンファンタジー・・・ディープインパクト×Not For Sale=ディープインパクト×グレイソヴリン 〔7-a〕 7-5
2着ビーチサンバ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔20-a〕 2-1
3着ウィクトーリア・・・ヴィクトワールピサ×ウォーエンブレム=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔3-c〕 4-3
2020年 タイム 1’59”9 (良) 1FAve=11.99 3FAve=35.97 →中京芝2000mで施行
テン35.7-中盤49.7(3F37.28)-換算上がり34.5 『加速・中弛み』
1着リアアメリア・・・ディープインパクト×Rockport Harbor=ディープインパクト×ミスプロ 〔不明〕 2-2
2着ムジカ・・・エピファネイア×ディープインパクト=ロベルト×ディープインパクト 〔4-k〕 10-11
3着オーマイダーリン・・・ディープインパクト×Monsun=ディープインパクト×スターリング 〔16-a〕 10-7
2021年 タイム 2’00”0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00 →中京芝2000mで施行
テン36.3-中盤49.1(3F換算36.83)-上がり34.6 『加速・中弛み』
1着アンドヴァラナウト・・・キングカメハメハ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔8-f〕 6-6
2着エイシンヒテン・・・エイシンヒカリ×エイシンワシントン=ディープインパクト×ダマスカス 〔3-l〕 1-1
3着アールドヴィーヴル・・・キングカメハメハ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔1-l〕 9-9
2022年 タイム 1’58”5 (良) 1FAve=11.85 3FAve=35.55 →中京芝2000mで施行
テン35.7-中盤48.3(3F換算36.23)-上がり34.5 『加速・中弛み』
1着アートハウス・・・スクリーンヒーロー×ヴィクトワールピサ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔10-d〕 5-3
2着サリエラ・・・ディープインパクト×Lomitas=ディープインパクト×ニジンスキー 〔不明〕 11-10
3着エグランタイン・・・キズナ×Distorted Humor=ディープインパクト×フォーティナイナー〔2-g〕 8-8
2023年 タイム 1’43”0 (良) 1FAve=11.44 3FAve=34.33 阪神芝1800mで施行
テン34.4-中盤34.6-上がり34.0 『一貫』
1着マスクドディーヴァ・・・ルーラーシップ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔4-r〕 9-7
2着ブレイディヴェーグ・・・ロードカナロア×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔2-s〕 13-13
3着マラキナイア・・・ジャスタウェイ×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔5-g〕 12-11
2020年より、阪神芝1800mで行われていたレースが中京芝2000mへとコースと距離延長の変化があったローズS。中京芝2000mで施行した20年・21年・22年は、全て『加速・中弛み』の流れ。牝馬のトライアルレースと言うことで、阪神芝1800mの時と同じく中盤弛んでの瞬発力勝負になりやすい傾向にあると思うが、逃げ馬も好走していることから、前に位置する4コーナー5番手前後が好走しやすい位置取りかと思います。
血統の傾向は、瞬発力勝負に強いディープインパクト系が非常に強い傾向。
20年・21年の結果を見ると、父か母父にディープインパクトを持つ馬が好走していて、顕著にわかりやすい結果に。
またエピファネイア、キングカメハメハなど根幹距離に強い主流の血統がしっかり結果を出していること考えると、やはりローズSが根幹距離になり、主流血統がそのまま走りやすい舞台になったと考えるべきと思います。
好走馬の傾向としては、これまでの桜花賞やオークス、それらのトライアル好走馬がそのまま好走しやすい実績馬重視のレースと思います。
特にオークスからの休み明け組だが、オークスで上がり上位を繰り出して好走していた馬は好走しやすく、軸には最適。
近年は夏のローカルの牡馬相手に好走していた馬の好走も増えています。
★予想★
ローズSのポイントは、
①『中弛み』の流れなら、4コーナー5番手以内に位置取りそうな馬。『前傾』の流れなら、差し・追込も好走可能。
②瞬発力勝負になりやすく、ディープインパクト系向きの重賞。
③牝馬春クラシックシーズンの実績が活きやすい。実績最重視。特に上がり上位で好走していた馬は、休み明けでも要注目。
④スタミナ型サンデーサイレンス系で春シーズンに、マイル路線を距離不足で泣いていた馬なら反撃が可能。
⑤新潟芝コース条件戦好走馬で、速い上りを繰り出していた馬。
◎クイーンズウォーク・・・キズナ×Harlington=ディープインパクト×ミスプロ 〔10-a〕
前走オークス4着(=東京芝2400m:0.4秒差)。中京芝コースは初で、、芝2000m戦も初。
キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父Harlingtonはミスプロ系で、詳細は不明。母父Unbridledは、芝ダート兼用の中距離血統。ミスプロ系の中では我慢強さがあり、揉まれる展開になってもレースを投げるようなことはしない。芝に限れば直線まで溜めていると爆発的な末脚を使う。その分展開に左右され不発に終わることもあるが、馬券は強気の馬単の頭で勝負したい。ダートは先行しても差しても安定性はある。古馬になっても力の衰えは少ない。
No.〔10〕の牝系は、スピードの持続性能に優れた牝系。短距離だとペースの弛まない淡々としたペースに向く。または長距離と距離適性は幅広いが極端。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
◯レガレイラ・・・スワーブリチャード×ハービンジャー=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔2-f〕
前走ダービー5着(=東京芝2400m:0.7秒差)。中京芝コースは初で、芝2000m戦は(1-0-0-1)。
スワーヴリチャード産駒はサンデーサイレンス系で、2歳の夏から走り勝ち馬が続出し、新馬戦2着〜4着馬の次走は高確率で走るので要注目。ハーツクライ産駒との違いは、軽快な先行馬 多さと操縦性の高さ。すっと好位を取って折り合い、ロスのないコース取りで伸びてくる。そのため安定感が高く、新馬戦で上位に来た馬はすぐ未勝利戦を勝ち上がる。前走の着順が良い馬を素直に買うべき血統。唯一、福島コースは不振だが、函館や札幌の好成績はむしろ小回り向きの馬も多くなりそうな気配を感じさせる。レース上手。ダートもハーツクライ産駒と同程度には走るだろう。母父ハービンジャーはダンチヒ系で、得意コースに特徴が出ていて、洋芝の札幌芝1800m、内回り急坂の中山芝2000mや阪神芝2000mと、欧州血統らしく切れ味勝負になりにくい舞台が並ぶ。上がり33〜34秒台の鋭い脚を使う馬も珍しくないため、凡庸な欧州ジリ脚血統とは違う様子。スローの新馬をあっさり勝ち上がった後、格上げ戦のペースアップや距離短縮に適応出来ず、不発に終わる馬も多数。1番人気では、芝1800m以上なら抜群に安定するが、1600m以下なら危ない。前半ゆっくりなら大丈夫、前半速いと危ないという言い方も可能。距離延長は歓迎で、多分ベストはスローの長距離。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
▲チェレスタ・・・ハービンジャー×ルーラーシップ=ダンチヒ×キングマンボ 〔3-d〕
前走3歳以上1勝クラス1着(=小倉芝2000m)。中京芝コースは初で、芝2000m戦は(2-0-0-0)。
ハービンジャー産駒はダンチヒ系で、得意コースに特徴が出ていて、洋芝の札幌芝1800m、内回り急坂の中山芝2000mや阪神芝2000mと、欧州血統らしく切れ味勝負になりにくい舞台が並ぶ。上がり33〜34秒台の鋭い脚を使う馬も珍しくないため、凡庸な欧州ジリ脚血統とは違う様子。スローの新馬をあっさり勝ち上がった後、格上げ戦のペースアップや距離短縮に適応出来ず、不発に終わる馬も多数。1番人気では、芝1800m以上なら抜群に安定するが、1600m以下なら危ない。前半ゆっくりなら大丈夫、前半速いと危ないという言い方も可能。距離延長は歓迎で、多分ベストはスローの長距離。母父ルーラーシップはキングマンボ系で、距離適性はキングカメハメハ産駒よりは適距離はやや長めで、芝1800m以上で本領を発揮し、ステイヤー型。忙しい距離には向かず、芝1400~1600mの1番人気は大不振で、消しどころ。牝馬ならそのうち上級マイラーも出るだろうが、基本的に忙しい競馬や、高速馬場の人気馬はアテにならない。逆に言えば、芝1600mで強い勝ち方のできる馬は注目の価値あり。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。
△サフィラ・・・ハーツクライ×Lomitas=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕
前走オークス13着(=東京芝2400m:1.3秒差)。中京芝コースは初で、芝2000m戦も初。
ハーツクライ産駒はサンデーサイレンス系で、ハーツクライ自身はサンデーサイレンス×トニービン配合。母父トニービンの不器用さをやや受け継ぐタイプが多く、一瞬でエンジンがかかり加速できる器用さはないが、助走をつけて末脚が全開になりギアが入れば長く良い脚を繰り出す。馬群の外をのびのび走れるコース向き。サンデーサイレンス系としては、ダンスインザダーク産駒に近く、点火しづらい弱点を持ちつつ、嵌れば大仕事という“難儀なステイヤー血統”。ペースが締まるGⅠほど、大駆けが期待できる。また距離が延びて成績が良くなる馬も多く、本質は中距離~クラシックが能力を活かしやすい。牡馬は芝1800m~2600m、牝馬は芝1400m~2000mを中心に走る。後方一気型は展開に左右され、直線だけの勝負や、内しか伸びない馬場は不発多数。スローが苦手なわけではなく、前半じっくり追走して、助走付きのロングスパートが出来れば好走可能。長い直線+剛腕騎手はプラス条件になる。母父Lomitasはニジンスキー系で、血統全体はスタミナの塊だが、そこは質実剛健。スピード競馬にも対応してしまう。成長力は晩成型。2歳時~3歳前半よりも、古馬になってからの方が良いタイプ。
No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
tipmonaとは?