宝塚記念2010予想
人気馬を 消してくれるか 雨模様

成田無頼庵
09期 予想歴31年

◎アーネストリー
  3着/3人気

○フォゲッタブル10着/6人
▲ロジユニヴァース13着/5人
×ブエナビスタ
×ジャガーメイル


◎アーネストリー

ブエナビスタ、ジャガーメイル、ドリームジャーニーが3強であることは間違いないところだろうけど、それぞれ微妙に不安点があることも確かだ。さらには馬場状態もかなり悪化しそうで、人気通りにすんなりとはいきそうもない。ここはセオリーどおり前にいける脚があり臨戦過程にも勢いのある馬を優先しよう。それでも初斤量58kgを背負うわけで勝ち切れるかは微妙だが宝塚請負人の佐藤哲&佐々晶コンビに委ねてみたい。

○フォゲッタブル

根本的にステイヤーなのかわからんけど、前走も調整不十分な休み明けのわりに大きくは負けてないし、ステイヤーズSで道悪も克服しているし、重馬場なら他の馬が苦にするぶん最後のスタミナ勝負なら案外いけるんじゃないだろうか。ほんとは春の天皇賞が一叩きでここが狙いだったんだもんね。なんてオチがあったりするかもしれない。

▲ロジユニヴァース

常識的にかなりキビしいとこはある。しかしもしかして前にいって雨の恩恵を受けてなんとかなるんじゃないかという誘惑に抗えない。さらに阪神のラジオNIKKEI2歳Sでリーチザクラウンをびっしりマークして競り落とした姿が忘れられない。ついでにどーいう経緯で安藤勝騎手になったのかわからんけど、やっぱしブエナビスタだけには負けられんという気持ちがあるはずだ。密かに闘志を燃やすアンカツはコワいかもしれない。

×ブエナビスタ

雨が顔にかかのを嫌がるらしい。そんなんで消せるレベルじゃないのは承知しているけど逆にそんなんしか消せる理由がない。まあ牝馬の1番人気と初斤量ってことで。

×ジャガーメイル

春の天皇賞がハマりすぎてて嫌だ。そんなんで消せる理由にならんのは承知しているけど逆にそんなんしか思いつかんしなあ。まあ関東馬にはゲンが悪いってことで。


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宝塚記念2010回顧
中山の 祭りじゃないのに ナカヤマか

成田無頼庵
09期 予想歴31年

次走狙い:アーネストリー
次走狙い:ブエナビスタ
次走危険:ロジユニヴァース
次走危険:フォゲッタブル


そーか、ナカヤマフェスタか。という結末。ダービー以来のドンよりしたゴールシーンとなってしまっていたなあ。柴田善騎手、もちょっと愛想でも振りまけばいいものを勝ってしまって本人が一番ビっくりしたのかもしれないなあ。

もっとズブズブの馬場を想定してたら稍重まで回復。さすがにブエナビスタを消しにする勇気は失せたけど、それでも最後まで抵抗したアーネストリーはよくガンバったんじゃないだろうか。来年こそは宝塚記念父仔制覇を目指してほしい。というか、終わってみれば1〜3着ステイゴールド産駒→スペシャルウィーク産駒→グラスワンダー産駒という99年の逆バージョンになったのも因縁めいたものを感じてしまう。穴なら4歳牡馬という読みまでは正解だったが、もう1頭のステイゴールド産駒までは読み切れなかったということにしておこう。ロジユニヴァースはブエナビスタをビっちりマークして内に封じ込め意地を見せたものの最後はズルズルと後退。復活はあるのだろうか。フォゲッタブルも見せ場なしのまま終了してしまった。今後の狙いどころはあるのだろうか。

そんなこんなで前半戦G1も終了してしまい反省会を開かねばならんのだが、今年の春は関東馬の躍進が想定外だった。キンシャサノキセキ、アパパネ、サンテミリオン、ジャガーメイル、ショウワモダン、そしてダメ押しナカヤマフェスタと来たわけで(1)西高東低なイメージがいつまでも抜けずにいては時代に取り残される(2)さらには栗東滞在してきた関東馬を特にマークすることも忘れてはいけない(3)ついでに最近のG1はオープンからの臨戦でも勝ってしまったりするのがトレンド。年くってくると既成概念を構築しなおすのは難儀なんだけど、以上のようなとこを秋からの指針としたい。


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