08期 予想歴27年
◎ホウオウガイア
10着/3人気
○マイスターヴェルク4着/5人
▲レイユール9着/1人
△ティラトーレ2着/4人
★傾向分析★
2020年 タイム 1’34”0 (良) 1FAve=11.75 3FAve=35.25
テン34.9-中盤24.1(3F換算36.15)-換算35.0 『一貫・中弛み』
1着スマイルカナ・・・ディープインパクト×Distorted Humor=ディープインパクト×フォーティナイナー 〔16-g〕 1-1
2着チェーンオブラブ・・・ハーツクライ×Street Cry=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔10-a〕 10-9
3着ポレンティア・・・ハーツクライ×Orpen=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔31〕 5-5
2021年 タイム 1’34”4 (良) 1FAve=11.80 3FAve=35.40
テン35.8-中盤22.9(3F換算34.35)-上がり35.7 『裏「へ」』
1着ファインルージュ・・・キズナ×ボストンハーバー=ディープインパクト×ボールドルーラー 〔4-r〕 9-7
2着ホウオウイクセル・・・ルーラーシップ×スペシャルウィーク=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔10-d〕 11-10
3着エピファネイア×ネオユニヴァース=ロベルト×サンデーサイレンス 〔3-o〕 15-14
2022年 タイム 1’35”2 (良) 1FAve=11;90 3FAve=35.70
テン35.5-中盤24.4(3F換算36.60)-上がり35.3 『一貫・中弛み』
1着ライラック・・・オルフェーヴル×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔4-d〕 9-10
2着スターズオンアース・・・ドゥラメンテ×Smart Strike=キングマンボ×ミスプロ 〔16-c〕 5-4
3着ビジュノワール・・・キタサンブラック×ホワイトマズル=サンデーサイレンス×リファール 〔19〕 12-10
2023年 タイム 1’34”3 (良) 1FAve=11.79 3FAve=35.36
テン34.5-中盤23.7(3F換算35.55)-上がり36.1 『前傾』
1着キタウイング・・・ダノンバラード×アイルハヴアナザー=ディープインパクト×フォーティナイナー 〔22〕 15-9
2着メイクアスナッチ・・・ルーラーシップ×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔8-d〕 10-9
3着スピードオブライト・・・ロードカナロア×ディープインパクト=キングマンボ×ディープインパクト 〔1-g〕 2-2
2024年 タイム 1’34”0 (良) 1FAve=11.75 3FAve=35.25
テン34.7-中盤24.2(3F換算36.30)-上がり35.1 『一貫・中弛み』
1着イフェイオン・・・エピファネイア×ゼンノロブロイ=ロベルト×サンデーサイレンス 〔1-l〕 4-4
2着マスクオールウィン・・・ドレフォン×ハーツクライ=ストームバード×サンデーサイレンス 〔8-c〕 13-11
3着ラヴスコール・・・ドゥラメンテ×Firebreak=キングマンボ×マッチェム 〔1-k〕 7-7
流れは、テンと上がりがほぼ同じで、中盤が弛む『一貫・中弛み』の流れになりやすい傾向。差しもとどきやすく、10番手前後の位置取りから好走する馬も多い。
血統の傾向は、ディープインパクト産駒やハーツクライ産駒などの好走が多く、母父が米国型のスピード血統だとなお良い。フォーティナイナー系やキングマンボ系などスピードに優れた血が入ると適性が上がる傾向。
★予想★
◎ホウオウガイア・・・シルバーステート×フレンチデピュティ=ディープインパクト×ヴァイスリージェント 〔13-a〕
シルバーステート産駒はディープインパクト系で、勝ち鞍の多い距離は、牡馬が芝2000m、芝1800m、芝1600m。牝馬は芝1600m、芝1200m、芝2000m。芝1600mや芝2000mといった根幹距離が得意。好走している競馬場は偏りがあり、芝の勝率が高いのは、福島、中山、中京。低いのは函館、東京、京都。直線の短いコースが優秀で、長いコースは今一つ。先行策から王道の競馬をする馬が多いため、直線が長いと末脚が甘くなるだけかもしれず、差し馬なら東京や京都も走るかもしれないが、直線の長短に注目して観察するのが良い。好位差しが出来るため、内枠の成績が良く、とにかく内枠はかい。連勝の多さも特徴で、好調馬に乗るのもポイント。基本は人気通りに走る血統で、2歳から3着歳は堅実な馬が多いが、古馬になると急に穴っぽくなり、人気馬の信頼度も低くなる。得意条件では走れても、少し距離が変わったり、得意コース以外だと融通が利かない感じ。母父フレンチデピュティはヴァイスリージェント系で、セカンドステージが存在する芝・ダート兼用タイプ。鮮度や勢いが好走に重要なポイントで、好走中なら馬体重がポイントになる。使い詰めると馬体重が減りやすい傾向があり、パフォーマンスが低下する。距離の守備範囲は広いが、牡馬は1600m以上、牝馬は1600m以下の勝ち鞍が中心。芝・ダート兼用型のため、“時計のかかる芝”や“時計の速いダート”が得意で、芝もダートも重馬場を得意とする。
No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。
◯マイスターヴェルク・・・ドレフォン×ダイワメジャー=ストームバード×サンデーサイレンス 〔9-e〕
ドレフォン産駒はストームバード系で、芝・ダート兼用のスピード血統。仕上がりもはやく2歳戦からの好走も期待でき、好調期には連続好走が期待できる。勝ち鞍が多いのは、牡馬がD1800mとD1400m、牝馬はD1800mとD1200m。オープンの勝利が多いのは、東京D1600m。芝も走れる血統らしく、速いタイムのダートに適性を見せ、レコード勝ちもいくつか。スピードに乗りやすい東京のD1600mとD1400mはベストとも呼べる舞台で、1番人気の信頼度はバカ高い。コーナー2つのダート向きか、コーナー4つのダート向きか、軽い馬場むきか、力のいる馬場向きかが最初のチェックポイント。脚抜きの良いダートは全般に得意で、牝馬は稍重のダート適性がぐっと上がる。逆に大型の牡馬はコーナー4つのD1800mを得意とする馬が目立つ。大型馬は良、中型小型馬は湿ったダートで買う。1番人気の複勝率を見ると、ダートは74%に対し、芝は51%と低い。人気馬を信頼するならダートを。母父ダイワメジャーはサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、完成度は高い。本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになり(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)、現在本馬はその本格化モードで、鋭い差し脚も使える。また直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多い。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以上での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。
▲レイユール・・・キズナ×キングカメハメハ=ディープインパクト×キングマンボ 〔1-u〕
キズナ産駒はディープインパクト系で、牝馬は芝1600m、牡馬は芝2000mの勝ち鞍が多く、パワー型血統の兆候がでている産駒が多い。レース間隔は詰めた時に好走が多く、間隔を詰めてガラッと一変するのはキズナの母父ストームキャットの影響が出ているものと思われる。間隔をあけて好走する馬もいるので、産駒の変わり身を狙うなら「叩き2戦目」が買いになる。母父キングカメハメハはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。軽い先行力、瞬発力勝負の切れ味、指示通りに動く反応の速さが武器で、芝1600m・2000m・2400mと根幹距離の重賞で特に強く、人気馬なら堅実。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入り、成長力も豊富。距離延長を不安視されることも多いが、折り合いさえつけば距離はこなし、むしろ1400mや1600mなどの忙しい流れで末脚を溜められなかった時に不発が目立つ。中長距離型が安定しているのは、スローの良馬場で、ハイペースや力のいる馬場は凡走もある。マイラー型は高速馬場の内枠を活かしての先行粘り込みが得意。また馬場悪化時にも好走が多く、これはキングマンボ系特有の道悪の上手さに起因するものと考える。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号uは、時計の掛かる馬場でのみ力を発揮することが多く、また早熟傾向。
△ティラトーレ・・・リアルスティール×ルーラーシップ=ディープインパクト×キングマンボ 〔4-r〕
リアルスティール産駒はディープインパクト系で、上がり33秒台や34秒台の鋭い末脚を繰り出す馬が活躍している。良馬場でタイムの速めな中距離が合う。勝ち鞍の多い距離は、牡馬が芝1800m、芝2000m、D1800m。牝馬は芝1800m、芝1600m、D1200m。芝もダートも1800mの勝利数が多く、現役時代同様「1800mのリアルスティール」は覚えやすい格言。芝の競馬場成績に偏りはなく、出走数の多い順に、東京、阪神、中山の勝利が多い。ダートに目を移すと中京の成績が恐ろしく良い。福島の道悪で負け→新潟で一変の穴があり、中山→東京でも同じような大駆けをマークしたい。人気馬を買うなら、芝よりもダートに安定感あり。興味深い傾向として、中1週と中2週のローテーションの勝率や回収率が高い。連闘も含めて、中2週以内の詰まったローテーションで大量の勝ち星をあげている。母父ルーラーシップはキングマンボ系で、距離適性はキングカメハメハ産駒よりは適距離はやや長めで、芝1800m以上で本領を発揮し、ステイヤー型。忙しい距離には向かず、芝1400~1600mの1番人気は大不振で、消しどころ。牝馬ならそのうち上級マイラーも出るだろうが、基本的に忙しい競馬や、高速馬場の人気馬はアテにならない。逆に言えば、芝1600mで強い勝ち方のできる馬は注目の価値あり。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。2歳時はもともとの素質で走る感じだが、3歳春シーズンになると実が入り始める。分枝記号rは、あらゆる条件を平均的にこなすタイプ。様々な経験が活きやすいタイプでもある。
tipmonaとは?