08期 予想歴27年
◎ペアポルックス
14着/3人気
○ピューロマジック9着/1人
▲ソンシ
△セントメモリーズ15着/7人
★傾向分析★
2020年 タイム 1’09”0 (良) 1FAve=11.50 3FAve=34.50
テン33.9-上がり35.1 『前傾』
1着アウィルアウェイ・・・ジャスタウェイ×キングカメハメハ=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔3-l〕 13-12
2着エイティーンガール・・・ヨハネスブルグ×アグネスタキオン=ストームバード×サンデーサイレンス 〔8-g〕 16-16
3着ナランフレグ・・・ゴールドアリュール×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔1-b〕 18-18
2021年 タイム 1’08”3 (良) 1FAve=11.38 3FAve=34.15 →中京芝1200mで施行
テン33.7-上がり34.6 『前傾』
1着シヴァージ・・・First Samurai×Indian Charlie=ストームバード×グレイソヴリン 〔13-e〕 10-9
2着ライトオンキュー・・・Shamardal×Raven's Pass=ストームバード×ミスプロ 〔23-b〕 5-4
3着ラウダシオン・・・リアルインパクト×Songandaprayer=ディープインパクト×ミスプロ 〔8-d〕 4-4
2022年 タイム 1’08”1 (良) 1FAve=11.35 3FAve=34.05 →中京芝1200mで施行
テン33.6-上がり34.5 『前傾』
1着メイケイエール・・・ミッキーアイル×ハービンジャー=ディープインパクト×ダンチヒ 〔2-w〕 4-3
2着シャインガーネット・・・オルフェーヴル×Gone West=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-g〕 7-7
3着ナランフレグ・・・ゴールドアリュール×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔1-b〕 15-15
2023年 タイム 1’07”3 (良) 1FAve=11.22 3FAve=33.65 →中京芝1200mで施行
テン33.8-上がり33.5 『一貫』
1着ナムラクレア・・・ミッキーアイル×Storm Cat=ディープインパクト×ストームバード 〔2-d〕 7-8
2着ファストフォース・・・ロードカナロア×サクラバクシンオー=キングマンボ×プリンスリーギフト 〔9-e〕 4-5
3着マッドクール・・・Dark Angel×Indian Ridge=ノーザンダンサー×ヘロド 〔1-l〕 1-1
2024年 タイム 1’07”7 (良) 1FAve=11.28 3FAve=33.85
テン33.4-上がり34.3 『前傾』
1着ルガル・・・ドゥラメンテ×New Approach=キングマンボ×サドラーズウェルズ 〔20〕 2-2
2着アグリ・・・Caravaggio×War Front=ストームバード×ダンチヒ 〔9-f〕 9-9
3着エターナルタイム・・・ロードカナロア×ハーツクライ=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔13-e〕 6-6
流れは、20年・24年は『前傾』の流れ。過去5年のうち21年〜23年までは中京芝1200mで開催だが、21年・22年も『前傾』で、23年が『一貫』の流れ。テンはやや速めになると思われる。好走馬の位置取りは、先行・差しにて展開する馬が有利な傾向があり、差しが好走しやすく上がり重視で考えてよいと思います。
血統の傾向は、フジキセキ産駒やマンハッタンカフェ産駒が好走していて、マイルGⅠ好走のサンデーサイレンス系なら向いている思います。この場合差し馬が好走しやすい傾向。
近年このレースで好走が多いのは、大系統ネイティヴダンサー系(=ミスプロ系、レイズアネイティヴ系、ネイティヴダンサー系、フォーティナイナー系)。特にフォーティナイナー系のアドマイヤムーン産駒が18年1着〜3着独占など、要注目。
大系統ノーザンダンサー系(=ダンチヒ系、ストームバード系)ならば先行馬が良い傾向。
また芝1200m重賞ながら、サクラバクシンオー産駒は以前は不振な傾向にあったが、近年では好走馬も増え、以前ほど割り引く必要はなくなったように思います。
ステップの傾向は、前走淀短距離S(=京都芝1200m)好走馬が走りやすい傾向(=06年3着アイルラヴァゲイン、07年2着タマモホットプレイ、08年1着ファイングレイン・3着ステキシンスケクン、12年2着エーシンダックマン、13年3着メイショウデイム、14年2着レディオブオペラ、15年1着アンバルブライベン、16年2着ローレルベローチェ、17年2着セイウンコウセイ・3着セカンドテーブル、19年3着ティーハーフなど)。
近年の好走馬の多いステップは、前走阪神Cからのステップ馬。着順が悪くても好走する馬が多いので(=阪神C→シルクロードS:07年8着→3着ビーナスライン、09年13着→2着ソルジャーズソング、10年5着→2着ショウナンカザン、11年16着→2着アーバニティ、16年2着→1着・17年4着→1着ダンスディレクターなど)、穴で期待できるステップ。
また前走京阪杯からのステップ馬も、好走が多く0.5秒差以内の馬が期待できる(=京阪杯→シルクロードS:10年8着→1着アルティマトゥーレ、10年4着→3着シンボリグラン、11年3着→3着モルトグランデ、12年1着→1着ロードカナロア、18年7着→2着セイウンコウセイ、19年1着→1着ダノンスマッシュなど)。
内枠の馬の好走も多いのも近年のポイントです。
★予想★
シルクロードSのポイントは、
①どんな流れでも差しが好走しやすく、上がり重視で考えること。逃げての好走もあるが、やはり上がり重視とみるべし。
②マイルGⅠ実績のある血統の好走が多い(=フジキセキ、マンハッタンカフェ、キングカメハメハなど)。
③サクラバクシンオー産駒は苦戦しやすく、人気でも過信禁物。
④京都芝1200m実績も重要。
⑤前走京阪杯好走馬は、0.5秒差以内ならこのレースでも好走しやすく軸には最適。前々走に京阪杯出走馬なら、0.5秒差以内に好走している場合も注意は必要。
⑥穴なら阪神Cからのステップ馬。
⑦淀短距離S好走馬も好走しやすい。
⑧内枠有利。
◎ペアポルックス・・・キンシャサノキセキ×ディープインパクト=サンデーサイレンス×ディープインパクト 〔6-b〕
前走ラピスラズリS1着(=中山芝1200m)。京都芝コースは(0-2-1-0)、芝1200m戦は(3-1-1-2)。
キンシャサノキセキ産駒はサンデーサイレンス系で、フジキセキ系なのでマイルを得意とする馬も出てくるだろうが、基本的には距離延長は歓迎出来ず、信頼性が高いのは芝1400m以下。2歳から3歳は芝1200mと芝1400mで走り、古馬の主戦場はD1200mとD1400mへ活躍場所がシフトする特徴がある。競馬場では直線の長いコースと短いコースで大きな差はなく、新潟の高速馬場が得意な馬もいれば、福島や中山の時計のかかる馬場で好走する馬もいる。速いタイムへの適性は、個々の馬で判断すべし。ダートも1200〜1400mの勝ち鞍が中心だが、ダート1800m以上で走ると穴になるので、安易に軽視しないこと。芝馬が、ダートに新境地を見出すか、ローカルの芝で復活するか、穴は多い。先行有利のスローで不発だった差し馬や、前崩れのハイペースで沈んだ先行馬が、展開の違いで一変する。母父ディープインパクトはディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
◯ピューロマジック・・・アジアエクスプレス×ディープインパクト=ストームバード×ディープインパクト 〔20〕
前走スプリンターズS8着(=中山芝1200m:0.5秒差)。京都芝コースは(2-0-0-1)、芝1200m戦は(4-2-0-2)。
アジアエクスプレス産駒はストームバード系で、D1200m、D1400m、D1800mで勝利を稼ぎ、特に中山D1200mでの勝ち鞍が多い。ただしへニーヒューズ産駒ほど圧倒的なスピードや大物感に欠け、へニーヒューズ産駒より中距離馬が多い。勝率が高いのは、中山と阪神と福島のダートで、仕上がり早というほど早熟性は感じられず、3歳春から勝ち星が増えていく。短距離型の割に使われながら良くなる馬が多く、中1週や中2週の詰まったローテーションはよく走る。特に叩き2戦目に一変した大穴が目立つ。先行して粘る堅実タイプは、2、3着が多く、脚抜きがいいと後ろの馬に差されるため、良のダート向き。D1200m→D1000mや、D1800m→D1700mの距離ちょい短縮も狙い目。母父ディープインパクトはディープインパクト系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。
No.〔20〕の牝系は、2歳戦から走れて仕上がりは早いが、古馬になりもう一皮向ける成長力を有す牝系。人気では詰めが甘く、脇役にての好走が多い牝系でもある。小回りコースは得意だが底力はなく、近年は苦戦傾向にある。分枝記号なしは、分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。
▲ソンシ・・・Night of Thunder×Nayef=ミスプロ×ミスプロ 〔13-b〕
前走淀短距離S1着(=京都芝1200m)。京都芝コースは(0-1-0-1)、芝1200m戦は(1-1-0-0)。
Night of Thunder産駒はミスプロ系で、世界の版図を広げるドバウィ系らしさが窺え、マイル中距離を中心に距離適性は幅広い。母父Nayefはミスプロ系で詳細は不明。Nayefの母父Gulchは、仕上がり早のマイラー血統。ダートでの信頼性は高く、人気でも逆らわない方が賢明。湿ったダートも鬼。芝は2歳〜3歳春頃までなら重賞でも通用するが、クラシックの王道路線に進むと苦戦を強いられ、その後、相手が軽くなったオープン特別で復活するのが一つのパターン。
No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号bは、鮮度と勢いが好走に重要なポイント。重賞初挑戦など鮮度の高い時は好走率高し。決め手には欠けるが自在性があり、格上げ戦に強い。
△セントメモリーズ・・・エピファネイア×ネオユニヴァース=ロベルト×サンデーサイレンス 〔3-n〕
前走奥多摩S1着(=東京芝1400m)。京都芝コースは(0-0-0-1)、芝1200m戦は(1-0-0-0)。
エピファネイア産駒はロベルト系で、父のシンボリクリスエス産駒も一流マイラーが出たように、1600m型と2400m型の代表馬を排出するのがこの父系の特徴。3歳春には上昇し始めるロベルト系の特性を有している。古馬よりも2歳、3歳の成績が良く、素早い反応で大舞台に強い適性がある。前走の着順が良い馬を素直に狙うべき“順張り血統”。2歳から走るマイラーも多いが、菊花賞でも好走馬が出たように、牡馬も牝馬も芝2200m以上の勝率が高く、長距離戦に旨味あり。近走不振馬の変わり身を狙うなら、距離変化や、叩き良化、ハンデ戦の斤量減が良い。ダートは不振で、勝ち鞍は2勝クラスまででダート1800mの勝ち鞍が中心。ダート1400以下の忙しい距離は、2、3着が多い。芝の重・不良もとくいといえず、良と稍重が良い。母父ネオユニヴァースはスタミナ型サンデーサイレンス系で、中山芝コースなど小回りコースでの好走が多く、短い直線をぐいっと抜けてくる器用さが武器。また内枠で我慢できるのも、ネオユニヴァース産駒の強み。上がりの速いキレ味勝負より、平均ペースに乗って短い直線でぐいっと出る競馬に抜群の適性を有す。また鋭い瞬発力を繰り出すタイプには能力の高い馬が多い(=アンライバルド、ミクロコスモス、ヴィクトワールピサなど)。また産駒はパワータイプの馬も多く、ダート中距離で好走も多い。芝馬は最初から能力の高さを見せるが、旬は短く、ゆっくりクラスを上がって強くなるのはダート中距離型。
No.〔3〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。直線の長いコースでの末脚勝負にも強く、東京や京都芝コースでの好走も多い。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。
tipmonaとは?