大阪杯2025予想

夏影
14期 予想歴42年

◎コスモキュランダ

○ベラジオオペラ
▲ロードデルレイ
△ラヴェル
×デシエルト
×ホウオウビスケッツ


 大阪杯の特徴として、根幹距離である事と、内回りコースで行われる事が挙げられる。
 傾向はこの2点を弁えたものとなっており、意外と理解しやすい。
 小回りであるがゆえに、アメリカ色の前向きさや、ダンチヒ系の加速力が有利に働く事。特にデインヒルの血の威力は凄まじく、馬券にからんだ3頭全てがデインヒルの血を保有していた。もう一つは、主流種牡馬の血を持った仔が走りやすいという事だ。ディープインパクト系、キングカメハメハ系の産駒が多数馬券に絡んでいる。

◎コスモキュランダ

(血統)
父アルアイン
母父サザンイメージ

(オプション)
「2000→2200→2000㍍」バウンド位置取りショック、「G2→G1」格上げ。

 父はディープインパクト産駒のアルアイン。アメリカ色の強い母方の影響を強く受けた馬で、皐月賞と同レースの勝馬。自身のスピードと前向きさが存分に生かされる小回りG1で本領を発揮していた。
 コスモキュランダ自身も皐月賞2着、セントライト記念2着と父が好激走したレースで連対を果たしているあたり、しっかりアルアインの特徴を受け継いでいる。
 特に評価したいのは皐月賞の内容だ。前半57.5の速い流れを中段馬群で流れに乗り、上がり3位の末脚で勝馬に迫り、1.57.1という高速決着の中でタイム差無しの2着と好走。
 3着には朝日杯FSとNHKマイルCの勝馬ジャンタルマンタルが入り、後の有馬記念勝馬レガレイラは6着と人気を裏切ったように、物理的にもマイル寄りに傾きスピード資質が問われたレースだった。

 母はオセアニア血統で、このレースでは必須となっている前向きさとパワー(加速力)に関しては申し分ない。母母母はこのレースと抜群の相性を誇るデインヒル産駒。血統背景はしっくり来ているし、力量的にも十分だ。

✕デシエルト
✕ホウオウビスケッツ

 レースを考える上で血統も大事だが、ステップレースの内容にも拘らなければならない。米国色の強い前向きさがあり、血統面では魅力があるが、問題なのは前走の内容。
 体力負荷が余分に掛かる重馬場で、前半58.2というハイペース逃げを敢行したデシエルト。ゴール100㍍前まで先頭をキープし、最後力尽きたとは言え勝馬とは0.4秒差の4着と頑張った。前向きさが誇張された馬は、レース前半から全開の走りを見せ、全能力を完全に出し切る競馬をしてしまう為に、レース後のダメージが大きいのも特徴だ。
 そんな内容の競馬から中2週でG1を迎えるのというのは、ちょっと疲労やストレスを癒すに時間が足りない。
 そんなデシエルトを番手追走から、最後交わして勝ち負けに持ち込んだホウオウビスケッツも同様である。反動が出ると見て軽視したい。


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