札幌記念2008予想
ブービー人気を覆せ

九平次
08期 予想歴14年

◎アドマイヤタイトル
  4着/11人気

○フィールドベアー3着/3人
×マイネルチャールズ


☆SP指数比較(古馬OP標準勝ちタイム指数=112)
121アドマイヤタイトル
118マツリダゴッホ
117コンゴウリキシオー
115ヴィータローザ
107フィールドベアー
105タスカータソルテ・シルクフェイマス・マンハッタンスカイ
102マイネルチャールズ
101メイショウレガーロ
084オリエンタルロック

現役「アドマイヤ」勢で最も強い馬といえばAジュピタかオーラか、人によってはフジやモナーク、コマンドを挙げるかもしれない。それでも個人的にはアドマイヤタイトルが一番強いと思っている(参考・Aジュピタの指数評価は119)。

ここまでの戦歴は、06年末に中京で2勝目を挙げ、続く昇級1000万戦(中山)も連勝。準OP初戦こそ重馬場にキレを削がれて4着に甘んじたが、次走良馬場で巻返し快勝(中山)。OP入り後は日経賞が不向きな湿った馬場で4着。続く天皇賞・春では12番人気ながら勝ち馬メイショウサムソンに0.5差の7着健闘。目黒記念は出負けして折合を欠き7着。以後休養入りし、転厩(河野→松田博)を経て今回1年3ヶ月ぶりの実戦復帰。

一連の戦績を振り返ると、小回り芝中距離・良馬場なら未だ底を見せていない。この間、対マツリダゴッホでは1勝1敗。加えて07天皇賞・春組は10着ファストタテヤマ・12着デルタブルース・16着マイソールサウンドを除き、次走以降出走してきた馬は重賞連対以上の実績を残しており、質の高いメンバー構成だった。

以上から能力の裏付けは十分。また札幌記念の舞台は「小回り芝中距離・良馬場」と条件ベスト。今回のポイントは長期休養明けということになりそうだが、2勝目の中京戦もちょうど1年3ヶ月の休み明け、9番人気での快勝だった。厩舎サイドは「まだ余裕がる」とのコメントも、転厩初戦で比較が難しい上、休養前は馬体が減り続けており前走目黒記念から+20キロ程度(520キロ)がベスト体重と思えることから多少の馬体増はむしろ好感(木曜発表516キロ)。それでいてブービー人気に甘んじているようなら、むしろ買いの一手。人気馬に死角が多い分、アタマまで狙えるとみて◎献上。

相手筆頭は順調度で○フィールドベアー。マツリダゴッホは能力は認めつつも、人気とのバランスを衡量すると押さえまで。

春から危険視し続けているマイネルチャールズは、弥生賞099→皐月賞101→ダービー102と指数上も大きな上昇が感じられず、対古馬初戦も厳しいとみる。


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