08期 予想歴15年
◎ショウナンアルバ
11着/8人気
×グリーンバーディー
ショウナンアルバはテレビユー福島賞で直線一気の差し切り勝ち。芝1200は初めての経験だったが、総じて前残りになりがち福島で、直線だけの競馬で２馬身差をつけて後続を完封した内容は圧巻だった。古馬になってからは不振続きだが、フリーウェイＳでは前がそのまま残るような展開の中をメンバー最速の上がりで２着と健闘。この馬の適性はイマイチ掴み切れないのだが、好走した時の馬場を考慮すると、どうやら軽目の馬場で瞬発力を要求されるような条件が合うらしい。
かつては未勝利勝ちから共同通信杯まで３連勝。クラシック戦線にも名乗りを上げた素材だが、当時は能力だけで押し切るような競馬が主体で、持久力や気性の観点から距離を短縮して成績が良化してきたとしたら、ここ一連のレース内容もある意味で納得できるものがある。この開催の阪神は野芝がメイン、急坂はあるが時計のかかるタフなコンディションではない。内枠の逃げ先行が有利な阪神芝1200だが、風変わりな気質のこの馬は例外かも。直線でうまく外に出せれば。
人気上位はどの馬にもチャンスがありそうだが、香港から参戦のグリーンバーディーは絶好の１枠順を引いたが嫌ってみたい要素が満載。斤量の59キロには内外を問わず実績がなく、前走はシンガポールのＧⅠとはいえ、やや重で1.09.6は単純換算でもそれほど強調できる数字ではない。また、これまで香港に何度も足を運んだ身としては、騎手のDuplessisも本邦初公開だが、現地で競馬を見ていて特に腕が立つ乗り手には映らなかった。ジンバブエやシンガポールでリーディングを獲った実績もあるが、夏競馬で活躍したダグラス・ホワイトを物差しにすれば、軽く２枚３枚以上落ちるとみていい。
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