エルムS2010予想
7歳馬にエールを

春日部
08期 予想歴14年

◎アドマイヤスバル
  5着/3人気

○オーロマイスター2着/4人
▲エーシンモアオバー3着/1人


北海道サマー1700シリーズの最終戦エルムS。
大沼S→マリーンS→しらかばS→エルムSが対象となるこのシリーズは
巷で人気のサマー2000と同じくポイント制で行われいて
1着10pt、2-5着5-2pt、着外1ptと配点が付けられる。
最後に一番ポイントを稼いだ馬が今年のトップオブ1700mだ。
現在の獲得Pと暫定順位は以下の通り。

1位 16pt エーシンモアオバー
1位 16pt スターシップ
3位 14pt クリールパッション
4位 07pt (タカオセンチュリー)
5位 05pt ラストアロー
5位 05pt (マチカネニホンバレ)

最終戦エルムSにはポイント上位3頭がすべて出走。
1700王の称号を得ようと各陣営の執念が伺える。
ちなみに最終戦はポイントが一気に10倍という
一昔前のお茶の間クイズ番組設定なので
出走13頭全馬に優勝のチャンスがあり正直どうでもいい。
優勝賞金は3800万円との事だ。

【予想】
さて、小回りのダート1700mは多少クセのあるコースで
そのコース実績があれば有利と捉えられがちだが
グレード別定戦のエルムSは別。
新潟施行の昨年を除いて、過去の連対馬はほとんどが
交流重賞や中央の重賞を走ってきた馬であり
適正よりも一線級で培ってきた実績が問われるレース。
前述の1700シリーズは何ら意味を成さないので忘れて欲しい。

そこで◎に推すのはアドマイヤスバル。
5~6歳時は1700シリーズに挑戦する事もあったが
昨年秋以降は重賞を転戦。JCダート/かしわ記念/帝王賞で
勝ち馬から離されるも入着している実績は評価したい。
昨年58キロを背負って大沼Sを勝った実力に
1年間の成長分が加わったとすれば今回のメンバーでは最上位だろう。
そして対抗は◯オーロマイスター。
この馬はもともと短いところを走る馬で、1700mは少々長いのだが
前走の2000mから300m距離減になるため、今回に限っては走り易そう。
BGCがシルクメビウスやカネヒキリを追っての泥馬場調教だったと考えれば
力をつけて調子の上がってきた今回、実に面白い存在である。
単穴には▲エーシンモアオバー。
1700シリーズの馬となってしまうが、今回のメンバーでは
さすがに逃げ残る可能性は高いので仕方なく印をつける。
札幌1700mで5戦4勝2着1回と無双を誇るが、
たまにオーバーペースで自滅するため、まだ買いにくい逃げ馬。
終い1Fを毎回12秒台で粘れるようになったら◎を付けられるのだが。

そしてレース発走の月曜日は敬老の日。◎も一応7歳馬だが
他の高齢馬にも敬意を払って印を付けなければならない。
ゆえに8歳の芝馬2頭を複穴馬として指名する。
△サクラオリオンと△エイシンドーバー。
ともにダート血統ながら8歳にして初ダート挑戦。
数年前まで芝の一戦級を走っていた馬たちであり
逃げ馬が1頭しかいない状況で追走したら一発もありそうだ。
もし後方で老人会状態になったら生暖かい目で見守ってあげよう。
一応人気の△クリールパッションも抑えて買い目は以下の通り。

【買い目】
三連複
◎―◯―(▲△△△)
◎―▲―(△△△)  計7点

父アドマイヤボスがセントライト記念を勝ってから早10年。
叔父のアドマイヤドンが復活を果たしたこのエルムで
ベガ一族の輝きをもう一度、昴に託してみたい。


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