| ワイド 3-15番
1,600円的中 |
本命はエイシンフラッシュ
菊花賞では戦前から本命と決めていた馬。
血統から距離をこなす下地は十二分にある。
前走は休み明けと斤量差を考えれば上々の内容。
調教の動きからは前走からの上積みは間違いない。
脚質には自在性があり、前走のような早め進出の競馬でねじ伏せたい。
対抗はナムラクレセント
前走は前々での競馬から早め抜け出しで後続に影も踏ませぬ完勝。
メンバーのレベルが一息だったとはいえ、同馬の長距離適性を改めて見せつけられた格好。
明確な逃げ馬不在の中で行く馬がいなければ行くと陣営が発言しているあたりは頼もしい。
当然行く馬がいれば前走のように番手からの競馬も可能。
スタミナに不安のある4歳馬が馬群で牽制し合う流れになれば、
道中のアドバンテージが活きないか。
3番手はペルーサ
前走は休み明けが堪えたか勝ち馬には完敗の内容。
しかし、血統的には距離延長に不安が無く、
ある程度直線で切れの求められる京都3200mのコースも合いそう。
多少の出遅れもこの距離なら挽回可能。
前半突っ込み過ぎると直線で伸びを欠くので、中段当たりで脚をタメる競馬が理想。
連下には、
天皇賞(春)は前年好走馬が着順を落とす傾向がある点が不安だが、調教は動いたマイネルキッツ。
前走はゴール前人気薄に詰め寄らる内容も、脚をタメられる絶好の内枠を引いたビートブラック。
本質的に距離は不向きも好枠と地力は認めるローズキングダム。
血統的に距離延長は疑問も強い相手に勝った前走の内容を評価したいトゥザグローリー。
アルゼンチン共和国杯で絶妙な騎乗を見せた中谷に戻る点はプラスのコスモヘレノス
の5頭。
ヒルノダムール、ゲシュタルトの2頭は
血統的にも実績的にも3000m超のレースは不向きな印象。
ヒルノダムールは調教内容から前走からの上積みが薄く、
ゲシュタルトは前走内容からも長距離戦では直線で止まってしまう。
---------------------------------------------------------------
古馬の長距離戦に関しては競走成績が適正を物語っていることが多く、
血統分析があまり意味を持たないこともあるが、
とりあえず全出走馬の血統短評から。
(印は血統的見地からの長距離適正。◎>○>△>×の順。
菊花賞出走の4歳馬については菊花賞時のものをほぼ再掲。)
○ビートブラック
父はマイルから中距離で活躍したミスキャスト。
ミスキャストの母父は牝系に入ってスタミナを伝えるトニービンで、
自身よりも長い距離適正を持った産駒を輩出してもおかしくは無い。
母父は菊花賞馬を複数頭輩出しているブライアンズタイム。
母母父は天皇賞(春)を勝ったサクラローレルを輩出している
レインボウクエストで、牝系のスタミナ要素は十分。
父の距離適性を考えると3000m超ではどうかと思ってしまうが、
牝系には十分こなせる下地はある。
(菊花賞3着で自身の長距離適正は証明済)
△ヒルノダムール
父は菊花賞馬マンハッタンカフェ。
母父凱旋門賞馬ラムタラで、父と母父の競走成績だけを見れば申し分
ないのだが、BMSにラムタラが入った馬のほとんどが短~中距離馬。
母母父のレミグラン、母母母父ブリガディアジェラートもマイラー寄りで
牝系のスタミナに強調材料はない。
(菊花賞7着で自身の長距離適性には疑問が残る)
○ナムラクレセント
父ヤマニンセラフィムは京成杯を同着で勝ったサンデーサイレンス産駒。
代表産駒は同馬と準オープンを勝ったヤマニンリュバンぐらいだが、
ヤマニンリュバンはダートの2100mで準オープン勝ちをしており、
出世する馬は案外距離の融通が利くタイプか。
母父サクラショウリはパーソロン産駒でダービー、宝塚記念を勝った馬。
種牡馬として菊花賞馬サクラスターオーを輩出しており、
牝系にグレイソブリンの血を持っているあたりスタミナ要素は高い。
母母父ダンディールートは内国産ラインを伸ばしたビゼンニシキ、
トウショウペガサスで有名なマイラー種牡馬。
△ローズキングダム
父キングカメハメハも昨年大ブレイクした種牡馬。
産駒はマイル~中距離で活躍する馬が多いが、キングマンボ系は
距離の融通が効くタイプも多く、アパパネの登場でクラシックディスタンス
までは大丈夫であることが証明された。
母父は天皇賞(春)馬を複数頭輩出したサンデーサイレンス。
牝系の薔薇一族からは菊花賞3着馬ローゼンクロイツが出ており、
3000m超にもある程度対応は可能であろうが、
父を考えるとやはりベストは中距離だろう。
(菊花賞2着で乗り方と展開次第では距離の克服は可能か)
○ジェントゥー
父ルーソリテールは2歳時にマイルのグランクリテリウム賞を勝った馬。
3歳時に2100mのリュパン賞でエリシオに僅差の2着後に引退している。
父系は産駒にスタミナを伝える場合のあるロベルト系。
母父ベーリングは日本ではマイル~中距離の印象だが、
昨年にBMSとしてハービンジャーを輩出しており
クラシックディスタンスでも問題無い。
母母父はスタミナと底力を伝えるレインボウクエスト。
母母母父トロイ、母母母母父ボールドラツトもスタミナタイプの印象で、
自身の距離適性は牝系によるものが大きいか。
○ペルーサ
父ゼンノロブロイは天皇賞(春)2着馬。
母父キャンディストライプスはスタミナと底力伝え、
大舞台で力を発揮するブラッシンググルーム系。
牝系は地味でマイナーなアルゼンチン牝系だが、母母父はフォルリ
(セイウンスカイの父父父)を輩出したアリストファネスの系統で
地味ながら確実にスタミナと底力を伝えていく牝系と判断したい。
血統的に淀の3200mはなんの問題も無い。
○マカニビスティー
こちらも父は天皇賞(春)2着のゼンノロブロイ。
母父ブライアンズタイムは父として天皇賞(春)勝ち馬
マヤノトップガンを輩出するなど産駒にスタミナを伝えるロベルト系。
母母父は米国型ノーザンダンサー系のデュピティミニスターだが、
母母母父はスタミナと底力を伝える大舞台に強いリボー系の
プレゼントコロニー。
血統的にこちらも淀の3200mはなんの問題も無い。
(ただ牝系の血統にダート色が濃すぎることも事実で・・・)
◎マイネルキッツ
父チーフベアハートはダンチヒ系だが、天皇賞(春)を勝った
同馬が代表産駒というスタミナ寄りの種牡馬。
母父サッカーボーイは自身の競走成績と異なり産駒に豊富なスタミナ
を伝える種牡馬。
母母父クリムゾンサタンはスカーレット一族の祖となった
スカーレットインクを輩出しており、牝系に入って力を発揮するタイプ。
父、母父ともに長距離適正が高く自身の競走成績がそれを証明済。
△トゥザグローリー
父キングカメハメハも昨年大ブレイクした種牡馬。
産駒はマイル~中距離で活躍する馬が多いが、キングマンボ系は
距離の融通が効くタイプも多く、アパパネのローズキングダムの登場で
クラシックディスタンスまでは大丈夫であることが証明された。
母父は天皇賞(春)馬を複数頭輩出したサンデーサイレンス。
母母父ヌレイエフはマイラー種牡馬だが牝系に入ると距離の融通が利く。
母母母父シャーペンアップは短距離馬で、産駒もマイラーが多いが、
牝系に入り代を経るとある程度距離の融通が利く。
牝系のスタミナ色はやや薄めで、3000m超の距離では一度疑って掛りたい
血統構成ではある。
○トーセンクラウン
父オペラハウスはテイエムオペラオー、メイショウサムソンという
2頭の天皇賞(春)勝ち馬を輩出。
母父ダンシングブレーヴは欧州型ノーザンダンサー系種牡馬だが、
短距離からクラシックディスタンスまで幅広い距離で活躍馬を輩出。
母母父ヘイロー、母母母父はテディ系で牝系のスタミナ色はそれほど
濃くは無いが、父オペラハウス×母父ダンシングブレーヴは
メイショウサムソンと同じで淀の3200mとは相性が良さそう。
△ゲシュタルト
父は菊花賞馬マンハッタンカフェ。
母父はある程度距離の融通が効くミスプロ系のエンドスウィープ。
母母父はスタミナ豊富なサドラーズウェルズで、
牝系はスピードとスタミナのバランスが取れたタイプ。
ただ、やはり母父エンドスウィープでは距離の融通が効いても
クラシックディスタンスまでというイメージしか持てない。
(ダイヤモンドS、阪神大賞典の内容から3000mには壁がありそう。)
△コスモヘレノス
父グラスワンダーは産駒にスタミナを伝える場合のあるロベルト系。
母父は産駒に確実なスタミナを伝える凱旋門賞馬エリシオ。
ただ、母母父はミスプロ、母母母父はアリダーといかにも米国寄りの
スピード&パワータイプで牝系のスタミナ要素はむしろ薄い。
血統的には中距離戦の持久力勝負で、というイメージ。
(自身の競争成績から長距離適正は間違い無いが・・・)
○ジャミール
父ステイゴールドは天皇賞(春)2着馬。
産駒には中距離を得意とする馬が多い印象。
父母父ディクタスは代を経てスタミナを伝えるファイントップ系。
母父はスタミナ豊富なサドラーズウェルズ。
母母父レヴモスは凱旋門賞馬で、
日本でなじみのあるトウルビヨン系。
母母母父はフォルティノでスタミナタイプのグレイソブリン系。
父の産駒にステイヤータイプは多くないが、牝系はスタミナ豊富で
血統からは3000m超の距離でもまったく問題無い。
○トウカイトリック
父エルコンドルパサーは自身の他に菊花賞馬ソングオブウインドや
ダートの中長距離で活躍したヴァーミリアンなどスタミナ豊かな
産駒を輩出。
母父は産駒にスタミナを伝える場合のあるロベルト系。
母母父のイクスプロウデントはパワータイプにニアークティック系。
母母母父はマイナーなエクリプス系(ストックウェル系)の傍系。
牝系のスタミナ要素が普通程度だが、父の種牡馬としてのスタミナ
が伝わっていれば3000m超の距離も問題無くこなす。
(「芝がダメになればダートを走れば良いのに」と常日頃思う血統)
○エイシンフラッシュ
父キングズベスト自身はマイラーだが、
産駒には日本ダービーを勝った自身、今年の英ダービー、凱旋門賞
を勝ったワークフォースとクラシックディスタンスでの活躍馬を輩出。
半姉アーバンシーも凱旋門賞を勝っており、スタミナの潜在性は高い。
母父プラティニを底力豊富なドイツの名門父系であるアルヒミスト系。
牝系はスタミナ色の濃いドイツ牝系で、血統的にはクラシック
ディスタンスがベストも、距離が延びることに対して不安はない。
△オウケンブルースリ
父ジャングルポケットは天皇賞(春)2着馬。
スタミナを伝えるグレイソブリン系。
母父シルヴァーデュピティはダート寄りの米国型ノーザンダンサー系。
母母父ノーザンジョーヴはスピード寄りの米国型ノーザンダンサー系。
母母母父はスタミナと底力を伝え大舞台に強いリボー。
父の産駒には昨年の天皇賞(春)勝ち馬ジャガーメイル他
クラシックディスタンス超の距離で活躍する馬は多いが、
牝系は米国色が強く3000m超の距離は長い印象。
(自身の勝った菊花賞は結果メンバーが手薄だったという面も)
◎フォゲッタブル
父は菊花賞馬で種牡馬としても複数の菊花賞馬を輩出している
ダンスインザダーク。
母父はスタミナを伝えるグレイソブリン系のトニービン。
母母母父にガーサントがおり牝系のスタミナ要素もありそう。
父、母父ともにスタミナ要素十分で牝系もスタミナがありと
なれば3000m超の距離は持ってこいの印象。
◎コスモメドウ
父キングズベスト自身はマイラーだが、
産駒には日本ダービーを勝ったエイシンフラッシュ、今年の英ダービー、
凱旋門賞を勝ったワークフォースとクラシックディスタンスでの活躍馬
を輩出。
半姉アーバンシーも凱旋門賞を勝っており、スタミナの潜在性は高い。
母父はスタミナ豊富なサドラーズウェルズ。
母母父ダンシングブレーヴは欧州型ノーザンダンサー系種牡馬だが、
短距離からクラシックディスタンスまで幅広い距離で活躍馬を輩出。
母母母父ダンサーズイメージは母父として菊花賞馬レオダーバンを輩出。
牝系を見ればスタミナ色は抜群で、父も牝系にスタミナ色有りとなれば
距離は4000mあっても大丈夫。 05/01 02:20
シーバス
予想歴13年 回収率89% | 血統、馬場、展開、調教などを総合的に判断して馬券を組み立てます。
ただしパドックは分かりません。 総拍手獲得数:1450 | |
|