◎マイネグレヴィル（4番人気2着同着）
首の上げ下げで負けたと思ったがなんとか同着に持ち込む。パドックで若干うるさくて心配したが地下馬道まで騎手を乗せないで落ち着かせたのもよかったのだろうか。レースの上がりが37.0になったかなりタフなレースを積極的に進めて競り合いを凌いだ先行力は今後も中山でこそ。

○バウンスシャッセ（3番人気1着）
パドックで前を歩く4頭がいずれも430キロ前後でこの馬が500キロ超だったので太いんじゃないかという錯覚にまで陥るほどだった。牡馬相手の中山2000mで勝っているようにさすがにタフであった。寒竹賞→フラワーCの連勝はあのシーザリオ以来ということでこの後も期待がもたれるが今後の課題は切れ比べでどこまでというところだろう。
さっそく次走が桜花賞ではなく皐月賞ということが発表されたようだ。スピード比べになることが必至の桜花賞よりも今のタフな馬場が継続されれば牡馬混合でも中山ならという判断なのだろう。前例は思いつかないが久々の牝馬の参戦は楽しみだ。どこまでやれるか。

▲ニシノアカツキ（5番人気10着）
毛ヅヤが若干良くなかったのは前走も同様だったので気にしていなかったがここ2戦とは違って道中やや出して行ったのはジョッキーの意識の違いか。ちょっと前半で脚を使ってしまったというところではないだろうか。現状もうちょっと溜めた方が良さそう。

△ホクラニミサ（9番人気13着）
△チョコレートバイン（7番人気8着）
△リーサルウェポン（8番人気9着）
△ショウナンパンドラ（1番人気5着）
この4頭は馬体重が4キロ差しかなくてパドックでは比較しやすかった。この中ではホクラニミサが一番大きく見せていたように思える。他3頭は非力に映ってやはり中山ではあんまり買いたくないなと思わせる馬体だった。
ホクラニミサは積極的にハナへ。タフな馬場を粘り込むという競馬では他に得意としている馬が強すぎたか。
チョコレートバインは関東圏のレースなので増やしてほしかったが・・・こんなもんかな。
リーサルウェポンはパドックで尻っ跳ねをしていたようにタフな馬場に臨むような態勢ではなかった。
ショウナンパンドラはパドックでも硬かったしちょっとキツイかなと思ったけど勝ちに行くように4コーナーで前に取り付いて行った割にはバッタリと止まっていないし健闘かと。軽い馬場で。

△マローブルー（10番人気4着）
健闘ですね。上記4頭よりは体ができていたのでタフな馬場をこなせたという感じだろう。この好走で次走自己条件で人気だとあんまり狙いたくないが。

×クリスマス（2番人気7着）
馬体の成長全くなし。前走で見せた脚、函館で見せたスピードはどう見ても距離が短い方がいい。番組ないけどね。

他

2着同着　パシフィックギャル
この馬とバウンスシャッセは出走馬中で馬体重が重い順。タフな馬場を走る体の作りをしていたと思う。今後は切れ比べでどこまでやれるかというところになるがアルテミスSのように捌ける馬でもあるのでなかなか面白い馬じゃないかな。


タフな流れで適性の差が出すぎたのでレースレベルというのはちょっとわかりませんので入れませんでした。

03/21 17:09　回顧アクセス：2280