ジャパンカップ優勝馬の賞金がいくらか、憶えているだろうか?
2億5000万円。
多くの競馬ファンにとっては、そんなのあんまり関係ない数字。
目の前の馬券のほうが大事だ。
<JCの覇者アドマイヤムーンが手にした金額は...>
ダビスタをやっていたころは、その賞金がゲーム上の運転資金になっていくから、
僕でも結構気にしていたが、
つい10年くらい前、それは1億3000万円くらいだったように記憶している。
知らない間に2倍の額に。
競馬界は景気がいいんだね。
競馬素人であれば、そう勘違いするところだろう。
もちろん競馬ファンの方ならご存知のとおりで、そんな景気が良いはずはない。
10年前頃から、どんどんと地方競馬が廃止になっていっている。
上山、三条、足利、高崎、中津、、、
馬産地でも、あの早田牧場の倒産を筆頭に、牧場の閉鎖が相次いでいる。
賞金額は上がる。
馬は売れない。牧場はつぶれる。
このにわかには理解しがたい乖離を、関口隆哉著の「牧場発 種牡馬たちの真実」は説明してくれる。
すごく簡単にいうと、こんな感じではなかろうか。