2010年天皇賞春データ集

近年めっぽう荒れ気味の天皇賞ですが、データを紐解いて行くと結構傾向は見えてきます。

まずは年齢から。
昨年こそ6歳馬が勝ったけど、過去10年では、4歳馬6勝、5歳馬3勝、6歳以上1勝となり、4・5歳馬が強いレースです。また、馬券対象馬で見ても6歳以上で馬券に絡んだのは4頭。残りの26頭は全て4,5歳馬と基本的には若い馬が強いレースです。


昨年は4歳馬が2頭しかいないために馬券に絡まなかったが、やはり馬券の中心は4歳≧5歳>6歳以上じゃないでしょうか。

実は、ここで強調しておきたいことというと、天皇賞春と菊花賞のつながり。
過去10年で、菊花賞出走馬が出てこなかったのは、なんと昨年だけ。つまり、昨年4歳馬がこけたのはあながちありえた事象だったのかもしれない。

過去10年で前年の菊花賞最先着馬の成績は次のとおり。
00年ナリタトップロード 菊1着→春天3着
01年エアシャカール 菊1着→春天8着
02年マンハッタンカフェ 菊1着→春天1着
03年ヒシミラクル 菊1着→春天1着
04年ザッツザプレンティ 菊1着→春天16着
05年スズカマンボ 菊6着→春天1着
06年ディープインパクト 菊1着→春天1着
07年メイショウサムソン 菊4着→春天1着
08年アサクサキングス 菊1着→春天3着
09年未出走

とまぁ。菊花賞最先着馬が出走してきた時は、5勝3着2回着外2回とかなりの確率で馬券に絡んでいます。
ヒシミラクルやスズカマンボのように、たとえ人気薄でも勝てるくらいなので、前年の菊花賞最先着馬は無視できない存在だと思います。

今年は、人気だけどフォゲッタブルは消せないと思う。むしろローテーションが嫌われて人気を落とすようなら、おいしい存在になると思います。


次に前哨戦。
馬券対象のほとんどが、阪神大賞典、日経賞、産経大阪杯のいずれかからの参戦で、できることなら3着以内の馬から買いたいところ。でも、長距離実績やG1実績が有るのに限れば、前走大敗していても巻き返している。特に日経賞からの大敗馬が、本番では巻き返すのがよく見られます。

一応前哨戦3レースから買える馬の要因をまとめると、
阪神大賞典・・・基本勝ち馬。買えても5歳以下の3着馬まで。
日経賞・・・着順不問だけど、2着馬が結構強い。穴は、長距離実績のある大敗馬の巻き返し。
産経大阪杯・・・本番で来ているのは、全てG1馬。つまりG1馬以外は用無し。

今年のメンバーだと、阪神大賞典2着のジャミールと日経賞大敗組のなかで年齢を加味して、菊花賞3着の実績が有るナムラクレセントあたりでしょうか。


これら3レース以外からになると、前走3着以内が必須条件。また、04年1着のイングランディーレは、前年にダイヤモンドS、日経賞連勝するなどの長距離適正。05年1着のスズカマンボは前年の菊花賞最先着。04年3着シルクフェイマス、05年2着ビッグゴールドは連勝中など、何かしら好走するような条件を持っていた馬に限られてくると思います。

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佐々木主浩オーナーの馬券

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