本日GRANDAME-JAPANの3歳シーズンの3戦目
「ル・プランタン賞」が佐賀で行われました。
結果は1着エレーヌ、2着コロニアルペガサス、3着プティフルリールと笠松勢が上位独占。
上記3頭は6日前に水沢で行われたシーズン2戦目「留守杯日高賞」でもまったく同じ着順で
上位独占を果たしており、笠松勢の底力をまざまざと見せつける格好となりました。
現在のポイント獲得順位上位5位(タイを含む)の馬は以下の6頭。
1位 30P エレーヌ[笠松](日高賞、ル・プランタン1着)
2位 25P コロニアルペガサス[笠松](日高賞、ル・プランタン勝利2着、浦和桜花賞4着)
3位 14P プティフルリール[笠松](日高賞、ル・プランタン勝利3着)
4位 10P ショウリダバンザイ[大井](浦和桜花賞1着)
5位 7P バックアタック[船橋](浦和桜花賞2着)
5位 7P ショートエアリー[笠松](日高賞4着、ル・プランタン賞着外)
笠松勢がなんと6頭中4頭をも占めています。
ちなみに上記の笠松勢4頭はすべて山中厩舎所属で馬主は有限会社ホースケアです。
(ル・プランタン賞の実況では「笠松ガールズ」なんて呼ばれていました。)
そもそも、このGRANDAME-JAPANシリーズは2歳、3歳、古馬の各シーズンに
必ず1レース南関東限定の重賞が組み込まれているという不公平極まりない企画。
しかし、同シリーズ対象レースへの他地区の馬の遠征費用は、どうやら主催者持ち
ということらしく(間違っていたら教えてください)、他地区の馬でも(出走手当て狙いの)
出走がしやすいルールにもなっています。
このルールがおそらく、「走る労働者」トウホクビジン等、出走手当て目当てで
複数の所有馬を過酷なローテーションでレースに出走させ続けることで有名な
有限会社ホースケアさんの目に止まったのでしょう。
トウホクビジンを管理する笠松の山中厩舎に預けている有力3歳牝馬を、
メンバーが手薄となる、水沢の「日高賞」、佐賀の「ル・プランタン賞」、
そして、シーズン4戦目として5月13日に行われる園田の「のじぎく賞」
(ル・プランタン賞からは中17日と、今度は少しゆっくりできます)
に集中させ、一気にポイントを稼ぐ作戦を思いついたのではないでしょうか。
(実際のところ馬主サイド、厩舎サイドどちらの発案かは判りませんが。。。)
これが現状では大成功といえる状況で、2戦目と3戦目を連勝したエレーヌは
「のじぎく賞」で2着以上に入れば、シーズン1戦目の「浦和桜花賞」を制した
ショウリダバンザイが残りの対象レース(東京プリンセス賞、関東オークス)を
すべて勝ったとしても(実際問題として関東オークス勝利は難しいでしょうが)
優勝は確実といった情勢です。
GRANDAME-JAPANの3歳シーズンでのポイント上位獲得馬には、
1位500万円、2位200万円、3位100万のボーナス賞金が送られます。
もし、「笠松ガールズ」の馬たちがこの賞金を手にすることができたのならば、
この賞金で彼女たちにバケーション(放牧)を与えてやって欲しいものですが。。。