前3Fと後3Fのレースラップと自身のラップとの比較からその馬が自力か他力なのかを数字で見てみる。
フェアリーSのコスモネモシンとアプリコットフィズ
レース:33.8-38.0
コスモ:35.6-35.7
アプリ:35.6-35.7
レースラップはハイペースで逃げた馬の一人芝居で、この2頭は平均ペースを守った自力。
ハイペースを経験した両馬が有利とか、速い流れから前で押し切れるとかの新聞の見解は上辺だけの盲点になる。ただ逃げ馬が落ちて来た展開、流れの恩恵はない。
フラワーCとチューリップ賞のオウケンサクラ
フラワーC
レース:36.5-35.1
オウケ:36.8-34.9
コスモ:37.4-34.5
オウケンはほぼレースラップで前有利な展開、コスモは後ろに控え過ぎての差し届かずで自力出せず。
チューリップ賞
レース:36.0-35.3
オウケ:37.4-34.6
レースラップから1.4差の追走は上がりだけの内容。
この2レースから前が緩み上がりが速いもの。コスモは平均の脚で行ってひと伸びできるフェアリーが実力、フラワーはまともに走ってはいない。
チューリップではショウリュウムーン、フィリーズではサウンドバリアーも同じことで上がり勝負になった他力、ラップからは一番強いレースをしているアパパネが自力。
オウケンサクラは前3走とも同様に緩んだ流れ、激しい展開を経験してないので本番は前半の流れがポイントになりそう。
さて今年の桜花賞は前半をどれだけペースが落ちるかでオオケンサクラ、ショウリュウムーン、サウンドバリアーの自力が出せるかのようだ。差し鋭い裏には流れの恩恵が盲点と思える。
本番では前3Fは35秒台以上は確実、速いペースのレースが少ない前哨戦で前で好走している馬が気になって来る。
挙げた中ではアパパネ、コスモネモシン、アプリコットフィズが有力。