内枠に有力馬が揃いロスなく運べる要素から有利という見方はできる。
阪神1600mの傾向から不利な要素も考えられる。
トライアル(チューリップ賞)と本番(桜花賞)の違いと共通点
トライアル
ペースが落ち着き中外枠から前に、内枠は包まれ気味から仕掛けが遅くなるのが例年になっている。
外枠からは好位に取り付きやすくロスがないのは、Sペースが引き起こすものと考える。
本番
ペースが一変して入りがSでもHでも道中息の入らない展開。
内枠の先行馬は包まれを懸念して前を意識し、脚をなくす恐れ。
内枠の差し馬は外に廻すか中を突くかのロスか不利の恐れ。
外枠からは脚質に問わずスムーズな面があり、外を回るロスより3歳牝馬故にスンナリが功を奏している。
2007チューリップ賞
http://www.youtube.com/watch?v=7pdFHyDAY24
2008チューリップ賞
http://www.youtube.com/watch?v=MfKA2kZ4zG0
2009チューリップ賞
http://www.youtube.com/watch?v=pc7lp9D1gSg
2010チューリップ賞
http://www.youtube.com/watch?v=ugwjEXY8N8I
2007桜花賞
http://www.youtube.com/watch?v=vm1iimbL_M0
2008桜花賞
http://www.youtube.com/watch?v=sMeL-PxojfQ
2009桜花賞
http://www.youtube.com/watch?v=R10Jq8Ae9zs
3歳牝馬戦の阪神1600mでは内枠に不利な傾向がある。
過去4年チューリップ賞
2007年(良)
12.4-10.9-12.1-12.2-12.2-11.1-11.0-11.8
2008年(良)
12.6-11.2-12.3-12.6-12.6-12.0-10.7-11.8
2009年(良)
12.5-11.1-12.4-12.6-12.7-12.2-11.1-11.9
2010年(重)
12.7-11.0-12.3-12.3-12.5-11.9-11.3-12.1
この4戦ともに中外枠から主導権を奪う形、ペースが緩む瞬発力の争いになる。
過去3年桜花賞
2007年(良)
12.7-11.6-11.4-12.1-12.0-11.6-10.6-11.7
2008年(良)
12.4-10.9-11.3-11.8-12.1-11.7-11.6-12.6
2009年(良)
12.4-10.8-11.7-12.0-12.2-11.7-11.6-11.6
07年は前半が緩み、Aマーチャンが外目に進路を取ったことで内枠勢がすんなりと位置が取れてのもの。カタマチボタンの3着はそれによる。
08年09年はペースが速く、内枠勢は前の流れに苦しみ外からの差し馬に有利なものになる。
09年は内馬場の荒れも敗因、俄然外枠が有利になった。今年は去年ほど悪くはない。
ここ3年外枠の絡みが傾向になっていて、スムーズさの要因が結果に表われています。
馬番着順
07年 18-14-3-6-7-5
08年 15-18-13-8-9-4
09年 9-18-15-6-14-5
勝ち馬の共通点は瞬発力、ペースがSなら前目へHなら後ろからの位置取りの変更が可能な外目がいい。
エフティマイア、ソーマジック、ジェルミナル、レジネッタは二桁馬番の恩恵は少なからずあった。
今年は内枠に有力馬がズラリと並び、枠からの傾向はどうか?