凱旋門賞(G1)は10月3日(日) にフランスのロンシャン競馬場で行われる。
日本からは、ヴィクトワールピサ エイシンフラッシュ ペルーサ ナカヤマフェスタ フォゲッタブル レッドディザイア アクシオンが出走を予定している。
ここを目指して各国から毎年集まって来るが、わたしは未だに凱旋門賞が最高峰とは思っていない。
過去88回行われた中で勝利馬の内半数以上が3歳馬なのだから、片寄ったスキがそこにあるからです。
(3歳56キロ、4歳以上59.5キロ、牝馬1.5キロ減の設定)
牡馬陣は3.5キロ差の重い斤量差が災いしていることは明らか。
脂の乗って来る4~5歳の成績が下回ることは適切な斤量ではないことを意味しています。
3歳馬も秋になればそれなりの成長とともに古馬陣に近づくのは、日本でも同じこと。
ここを取りに行くなら3歳のうちに出走しないとノーチャンスだと思う。
ましてや超が付くほどの長距離輸送のハンデのある日本勢は、もう3歳時しかないことを認識してほしい。
ディープインパクトが本気で挑戦するなら菊の日程が辛く回避となっても、どうして3歳秋に挑戦しなかったのか?
菊の代わりに春天を取れば長距離の適性は同じこと、ホントに悔やまれる。
昨年ブエナビスタが回避した時にもう行くことはないかもという言葉はまんざらでない。
今年の3歳馬の3頭には後にも先にも、チャンスはこれっきり!
現実にクラシック3冠はもうないのだから行くしかない。
ロンシャンの2400mの時計も近年2分30秒を超えることはなく、25秒前後の決着なのでスタミナに加えスピードも要求される時代。
運よくレースがスピード寄りになれば流れは十分に向いて来る。
凱旋門賞馬と言えば、先々楽しみなウオッカxシーザスターズには次世代の夢が託されている。
奇しくも種付け料がディープインパクトと同様の900万(約)。
華麗なる一族のシーザスターズにはG1の勲章を引っ提げた牝馬たちが脇を固めている。
実績のない牝馬はいないに等しく、もう万全の布陣と言える。
対してディープインパクトの相手はそこまで国内で揃うわけがなく、
父母の相乗効果を考えれば同額の種付け料では割に合わないと言えやしないか。