09 ラフィーネ法
次は多点買いにおける資金配分法。
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どの馬券が当たっても必ず同じ利益が上がる。
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多点買いする場合、オッズが低い馬券は多めに買い、高い馬券は少なめに買うというものをラフィーネ法はそれをきっちり数学的に計算して、どの馬券が当たっても同じ金額が儲かるように資金配分しようというものである。
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簡単な内容ではあるが文章だけでは説明し難いので以下に例を示す。
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例)
(1)以下3点オッズ時
1)4.5
2)7.5
3)9.0
(2)最低オッズを100倍する
4.5×100=450(数値A)
(3)数値Aを各オッズで割る(数値B)
1)450÷4.5=100
2)450÷7.5=60
3)450÷9.0=50
少数点以下切捨て
(4)数値Bを合計する(数値C)
100+60+50=210
(5)予想回収率を計算する
数値A÷数値C=回収率
450÷210=2.142
(6)配分比率を計算する
数値B÷数値C×100%
1)100÷210=47.6%
2)60÷210=28.6%
3)50÷210=23.8%
(7)投資金額を算出する
損失金額×1.2×各配分比率
投資金額を1000円と想定すると、
1)500円
2)300円
3)200円
となる。
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過日、世間を賑わした香港の馬券投資会社。脱税をするぐらいだから儲かっていたのだろう。この会社の手法が、三連単の多点買い。おそらく、外す馬は主観的に選び、残った馬の組み合わせはコンピュータが選ぶという方式なのだろう。
個人がこの方法をしようとすれば膨大な資金が必要でほぼ不可能。
最近、石川ワタル氏が推奨している「フレキシベット」馬券が導入されるか、購入最低額が引き下げられれば個人も参入できるが...(JRAは購入額の引き下げよりはフレキシベット方式のほうに乗り気なようだが)
フレシキベット馬券が発売されれば、5000円で1000点買いというようなことも可能になる。その時は、安い価格で資金配分ソフトも販売されるだろう。
逆にフレシキベット馬券を買う人が多くなれば、必然的に本命馬券の配当が増えるので、そこが狙い目になるという読みも可能。