今年の種付頭数が発表になりました。Top10は次のとおり。
1位 キングカメハメハ 266(社台SS)
2位 ステイゴールド 249(ブリーダーズS)
3位 ディープインパクト 229(社台SS)
4位 ハーツクライ 221(社台SS)
5位 ヴァーミリアン 216(社台SS)
6位 ハービンジャー 211(社台SS)
7位 ゼンノロブロイ 207(社台SS)
8位 エンパイヤメーカー 204(JBBA静内)
9位 マンハッタンカフェ 202(社台SS)
10位 ネオユニヴァース 181(社台SS)
タイトルの60-120-240の「240」が何を意味しているのか、勘の良い読者ならすぐにわかりますね。日本のTop種牡馬の種付頭数です。
では、「120」は何かということですが、これはアドマイヤムーンの種付頭数。
今年が125頭、昨年が126頭、138-195-126-125という推移していて、昨年一昨年は種付頭数を制限しているといいます。おそらく、ダーレー本部の指示でしょう。
つまり、年間種付頭数120頭というのが、オールドファッションというか、従来のグローバルスタンダード。240頭は、現代日本のスタンダードと言っていいのではないかと思います。
では最初の「60」というのは、ということですが、これは1950~70年アメリカのスタンダード。当時種付頭数を60頭の制限するという考えがあったようですね。どうもこれは野生馬(ムスタング)を観察した結果、導き出された数字のようです。
さらに遡ると、マンノウォー(1917~1947)は、所有者の意向で年間25頭に制限されていたそう。今から考えると、もう少し多く種付されていたら、今のエクリプス一頭独裁時代に風穴を開けられていたかもと考えますが、これは空想の次元。
つまり、種牡馬の種付頭数は年々増えてきた。その中でも日本が最も多いと予想される(欧米のシャトル種牡馬がどの程度種付をしているかはわかりませんが、それでもキングカメハメハよりは少ないだろうと思います)。
(少し長くなりそうです。何回かに分けて書く予定でいます。)