リタイアしてからアマゾンを使ったネット販売でCDやゲームソフトの販売を始めた友人が、小生の蔵書に目を付け、売ってやると言ってきた。
彼のセールストークは「60歳を過ぎたら身辺整理を始めなければダメ」というもの。
最初は歯牙にもかけなかったのだが、段々、それもそうかという気になってきた。身体が動かなくなってから重い本を始末するのは大変だし、家族も大迷惑だろう。
そこで、競馬関係の週刊誌、競馬ブックとかギャロップから整理をすることに。
これがなかなか進まない。中味を読みたくなるし、切り抜いておきたい記事も多い。
そこで、思い切って、紙上パドックのグラビア写真の部分だけをバサッと切り抜き保存することにし、他は処分。後になって、過去の名馬がこういう馬体だったのかと見返すのは結構楽しいと思う。
最も、古いものは残っていない。過去に何度か捨断離を遂行しているので、一番古い競馬ブックで平成4年頃のもの。この時代だとあまり価値有りとは感じない。
とりあえず、平成4~6年のものは残してあるが...。徐々に整理するつもり。
本の方は、コミックとか経済関係、仕事関係等。コミックでは古谷三敏「寄席芸人伝」がすぐ売れた。あと、20年以上前の相場物が売れる。
その友人は倉庫を持っていて、タダで保管してくれるので、そのメリットもある。
まぁ、死ぬときには段ボール1つ分位の蔵書が残っていればいいと思う。
スティブ・ジョブスがいいことを言っている。
「天国へ行きたいと願う人でさえ、そこに行くために死にたいとは思いません。しかし、死はすべての人間に共通の最終点なのです。それを免れた人は一人もいません。そして、それはそうあるべきです。なぜなら、ほぼ間違いなく、死は生命にとって唯一無二の発明品だからです。それは生命の変革の担い手です。古きものを払い、新しきものに道を開くものです」