前回の続きです。
ここでは、競馬場内での1日の流れについて、簡単に説明していきます。
後でわかりやすいように、先に年間の開催について簡単に説明します。
JRA主催の競馬ですが、土日、3箇所(あるいは2箇所)の競馬場で、1日あたりそれぞれ計12レースずつ行われます。
東日本の1競馬場で開催:東メイン
西日本の1競馬場で開催:西メイン
地方の1競馬場で開催:ローカル
と呼ぶことにします。
この東西メインについては、毎週土日にレースが必ず行われます。
ローカルについては、レースが行われない週もあります。
次に、一日のレーススケジュールについて記すと、このようになります。
福島が東メインの場合の一例(R:レース)
レース 出走時刻
1R 10:10
2R 10:40
3R 11:10
4R 11:40
5R 12:30
6R 13:00
7R 13:30
8R 14:00
9R 14:35
10R 15:10
11R 15:45
12R 16:20
福島が裏開催の場合の一例
レース 出走時刻
1R 9:50
2R 10:15
3R 10:40
4R 11:10
5R 11:40
6R 12:30
7R 13:00
8R 13:35
9R 14:10
10R 14:45
11R 15:20
12R 15:55
レースの出走時刻ですが、他の場所の開催と重ならないように配慮されていますね。
競馬場内であれば、他競馬場のレースの馬券を買うこともできます。
1日、やる気になれば、1日で最高36レースに挑戦できることになります。
今回のように、1競馬場で1日のレースに臨むスタイルであれば、他競馬場でのレースの馬券を買う機会は少ないでしょうか。
もっとも、他の競馬場のレースの馬券を買うとすれば、メインレースのみになることが多いと思います。
前置きが長くなりましたが、私がここで述べたいのは、スケジュールに対する行動を考えて、計画的にレースに臨むべきということです。
1日で、自分のいる競馬場の12レースに臨むとします。
レースは全部で12。
また、競馬新聞が発売になるのは、前日の夕方。
発売後、新聞を即購入し、予想をしたとしても、全12レースすべて、予想を満足にできるでしょうか?
私は、これは不可能に近いと思います。
1レースあたり、馬はおおよそ10~18頭出走します。
レースを予想するということは、出走する全部の馬のことをチェックしなければなりませんよね。
単純に1レース14頭出走するとしても、
14頭×12レース=168頭
の馬をチェックしないといけません。
予想する人のチェックの精査具合にもよりますが、レース前日~当日朝までに、予想を終えるのは、かなり大変だと思うのです。
なお、レースに臨むスタイルを考えると、
レース間隔:30分
として、この時間のあいだに、
①パドックを見る時間
②馬券の買い目を最終決定する時間
③馬券を買う時間
④レースを見る時間
が発生します。
また、レース終了後は、すぐに次のレースのパドックが始まってしまいます。
③と④の間が5~10分できることもありますが、それ以外は時間の合間がほとんどありません。
もし、資金が十分にあり、予想を十分にやれていて、②と③を早くできたとしても、毎レース挑戦するというのは、かなり大変だと思います。
他に、昼食をとる時間を確認しておくべきですね。
上のレーススケジュールですと、4Rと5R、もしくは5Rと6Rの間が50分あります。
この間の時間に、場内の飲食店でお弁当を買ったり、また食堂に入ったりすることを、事前に考えておくべきです。
もちろん、多くの人達が同じように行動することも想定しておくべきです。
当然ながら、混むところは、同じ時間に混みます。
全レースに挑戦しようと決めているならまだしも、何も全レースに挑戦する必要はないですよね。
こことここのレースは、捨てレースにしようとか、事前に決めておくのも手でしょう。
せっかく来た競馬場ですから、そこで過ごす1日を、羽を伸ばしてリフレッシュすることも、自分なりに考えておくべきだと、私は思うのです。
ゆとりを持ち、計画的に行動することで、臨むレースに集中しやすくなり、また勝率も上がってくると、私は思います。
次回は、レースの内容について、説明したいと思います。