第81回日本ダービー2014年出走予定馬・予想オッズ（ウインフルブルーム出走・バンドワゴン回避へ）

[日本ダービー（東京優駿）2014予想解説]

　イスラボニータ蛯名は皐月賞で低評価を覆し完勝。得意な東京コースで日本ダービー制覇の期待がかかる。ただしフジキセキ産駒だけに距離の不安はつきまとい、絶対の信頼はできない。

　トゥザワールド川田は距離不安はない。東京2400なら逆転可能な末脚とスタミナがある。

　レッドリヴェールはオークスを回避して日本ダービー挑戦。ダービーの方がレース間隔があくし、ハープスターがいないこちらなら勝機あり。

　プレイアンドリアルは脚部不安で皐月賞をスルーしてダービー一本に絞ってきた。岡田総帥の日本ダービー制覇に賭ける思いは並々ならぬものがあり、メイチの仕上げで臨む。

　ウインフルブルームも距離的にはNHKマイル出走とも思われたが、日本ダービーだけは特別ということで出走決定。単騎で逃げれば怖い存在。トーセンスターダム武豊もダービー向きの馬として、最初から狙っていたのはこの日本ダービー。皐月賞からの巻き返しは十分可能。

　（バンドワゴンは日本ダービーで復活へ向けて調整されていたが回避が濃厚）

　予想オッズからはどこから買うか迷うばかりの日本ダービー2014。

　まずは出走予定馬の過去出走レースを正確に分析して能力比較から予想に入るべきだろう。

　1981年に、かの"競馬の神様"大川慶次郎氏らが中心になって設立。大川を総監督に据え、当初から複数のトラックマンによる合議制による予想を提供する方式でスタートした。

　1999年に大川が亡くなると、当初は伊藤友康（元ダービーニュース編集長）を総監督に起用するが、2001年夏には大川唯一の弟子能勢俊介に総監督を交代した。

　中でも当時注目を集めたのが「ホースメン会議・100の実験」と題された資金投下方式。「資金3分割3倍法」とも呼ばれるこの方式は、下記のような方式を取った。

 

• 1、馬券が的中する場合
  1. ・資金が10万円の場合、最初の推奨レースにその1/3（3万3千円）を投じて馬券を購入。
  2. ・馬券が的中して15万円の配当を得る。（基本的に配当は購入額の3倍以上になることを目指す）
  3. ・資金は21万7千円となるので、次の推奨レースにその1/3（7万2千円）を投じて馬券を購入。

• 2、馬券が外れる場合
  1. ・資金が10万円の場合、最初の推奨レースにその1/3（3万3千円）を投じて馬券を購入。
  2. ・馬券が外れる。
  3. ・資金は6万7千円となるが、次の推奨レースではこの1/3（2万2千円）ではなく、前回と同額（3万3千円）を投じて馬券を購入。

　以上の手順を繰り返し、100レースが終了した時点で資金を100倍にすることが可能かどうかに挑む、というこの方式は、後に多くの予想会社が（多くの場合は何らかのアレンジを加えた上で）取り入れられ、ホースメン会議は現代の競馬予想会社の先駆けとされている。