今年の凱旋門賞には、日本馬3頭が出走を予定しています。
それぞれの特徴と展望を。
まずは、ハープスター。
前走オークスでは1番人気に推されましたが、4角後方3番手から上がり3F33.6秒の上がりを使い勝ち馬より0.6秒も速かったがクビ差届かず2着。
スローな流れで、馬場が速いと相手もそれなりに速い上がりを使うため、上がりタイムに差が小さく前にいて瞬発力がある馬に押し切られてしまった内容で、力負けではありません。
(また落鉄しかけていたのも影響があった可能性もあります。)
この馬の長所は、速い脚を長く維持できるところ。
スローでもラスト1Fはさすがにどの馬も失速するので、相手が止まりだしたら一気に差を縮めることができる。
弱点は、後方から大外の追い込む競馬しかできないところ。(現状はベスト)
阪神JFで、馬群の中ではいい脚を100%発揮できないのを見せたので、他馬を気にせず思いっきり走れる後方から大外の追い込む競馬になってしまう。
続いて、ゴールドシップ
前走宝塚記念で、スタートは速くないですが外からじわっと出して行って4番手から追走して、3角から進出して、直線外に出してじわじわ差を縮めて残り200mから相手の脚が止まりだすと、一気に差を広げて3馬身差の完勝。
土曜日深夜の雨のお陰で得意の時計のかかる馬場になり、また外枠で前に行き易く好走できる条件揃っていたので、しっかり勝利。
4着以下に負けているのは、ダービー5着、天皇賞・秋5着、京都大賞典5着、ジャパンカップ15着、それに加えて前走天皇賞・春7着で、全て軽い馬場の京都・東京。
理由は簡単で、瞬発力がないので後方から早めに動いてスピードに乗らせて長くいい脚を使って勝つ馬なので、早めに動くところの残り1000~600mのラップが軽い馬場だと11.5~11.0秒になるので、それを外から捲るにはかなり速い脚を使わないと無理でその脚がゴールドシップは使えません。
これが重い馬場になると残り1000~600mのラップが12.0秒ぐらいになるので早めに動いて前に行くことが可能になり、いいパフォーマンスを出せます。
この馬の長所は、重い馬場が大得意で、かなり長く脚が使えるところ。
他馬より速く動いて好位にいて相手について行けば、ラスト1Fはさすがにどの馬も失速するので、勝手に相手が下がっていってくれる。
弱点は、瞬発力がなく、軽い馬場が苦手なところ。
馬群の中で他馬と同じタイミングで仕掛けたら瞬発力で置かれてしまうし、軽い馬場では勝負所の速いラップに対応できない。
最後に、日本馬の大将格ジャスタウェイ
前走は久しぶりのマイル戦だった安田記念で、不良で超時計がかかる馬場を、中団屋や後ろの馬群の中で追走して直線では馬群を割って差してきて残り100mでは、グランプリボスが抜けだしてそのまま押し切る勢いだったが、そこから一気に差を縮め交わしたところがゴール。
最後は、世界を制した底力を見せてくれた。
あれだけタフな馬場での激走は、かなりのダメージが出たようで宝塚記念は回避したが、阪神内回りは適正ないので、凱旋門賞に向けては逆に早めに休養に入れたのはプラスと感じる。
この馬の長所は、成長力と瞬発力とそのスピードを維持できる持続力をどちらも持ち合わせているところ。
ある程度の瞬発力と持続力はあったが、展開や馬場で勝ちきれなかった馬が、昨年の天皇賞・秋で覚醒して、ドバイデューティーフリーではレコードを2秒以上更新しての圧勝。父ハーツクライと同じで覚醒してからの強さは恐ろしい。
弱点は、昔なら高速馬場やスローだったが、現在は見当たらない。
凱旋門賞は、2400mですが時計は去年のトレヴは2:32.04、一昨年のソレミアは2:37.68。
同じ距離のジャパンカップでジェンティルドンナが、去年が超スローの上がり勝負で2:26.1、一昨年の平均ペースで2:23.1なので、比較するとどれだけ時計がかかる馬場で、かなりタフなレースなのかすぐに解ります。
トレヴ・ソレミアの父は、日本では雨の影響のある馬場の時に走るサドラーズウェルズ系で、血統面からもそれは解ります
そう考えると、
ハープスターは、母父ファルブラヴでは、母父父はサドラーズウェルズの全弟フェアリーキング。
母母父トニービンは、イタリア調教馬としてモルヴェド以来27年ぶりに凱旋門賞を制した馬で、文句なし。
あと斤量が3歳牝馬で54.5kgなので、4歳以上牡馬59.5kgと比べるとかなり魅力。
ただ坂を下り終えて、ゴールまでの約530mあり、ほぼ平坦直線は十分にありますが、凱旋門賞に出てくる馬相手に大外一気で差しきれるかと言われるとやはり不安。
ゴールドシップは、時計がかかればかかるほど良く、距離も全く問題ない。
また近走はじわっと好位を取ることもできるようになり、凱旋門賞のコース条件は日本の重い馬場以上に魅力を感じる。
ジャスタウェイは、重い馬場は問題なく、強さも世界で証明済み。
ただ距離が問題。
1600~2000mまでしか実績がなく、勝ち切れない時期でも2200m以上の京都記念、ダービーは内容は悪かった。
覚醒した今ならこなせてしまうかもしれないが、やはり不安。
ということで、日本馬で個人的なおすすめはゴールドシップ
単勝を購入して応援しようかなとちょっと考えています。
馬券は、イギリスの大手ブックメーカーのウィリアムヒルで購入することができるので、
興味がある方はこちらからどうぞ↓↓
ウィリアムヒル(英国公認ブックメーカー)
ちなみに、8月19日時点の日本馬のオッズは、
9倍 ジャスタウェイ
13倍 ハープスター
17倍 ゴールドシップ
このオッズなら、3頭均等買いで応援もありかも。 ↓↓
タグ:
凱旋門賞2014,
それぞれの特徴と展望を。
まずは、ハープスター。
前走オークスでは1番人気に推されましたが、4角後方3番手から上がり3F33.6秒の上がりを使い勝ち馬より0.6秒も速かったがクビ差届かず2着。
スローな流れで、馬場が速いと相手もそれなりに速い上がりを使うため、上がりタイムに差が小さく前にいて瞬発力がある馬に押し切られてしまった内容で、力負けではありません。
(また落鉄しかけていたのも影響があった可能性もあります。)
この馬の長所は、速い脚を長く維持できるところ。
スローでもラスト1Fはさすがにどの馬も失速するので、相手が止まりだしたら一気に差を縮めることができる。
弱点は、後方から大外の追い込む競馬しかできないところ。(現状はベスト)
阪神JFで、馬群の中ではいい脚を100%発揮できないのを見せたので、他馬を気にせず思いっきり走れる後方から大外の追い込む競馬になってしまう。
続いて、ゴールドシップ
前走宝塚記念で、スタートは速くないですが外からじわっと出して行って4番手から追走して、3角から進出して、直線外に出してじわじわ差を縮めて残り200mから相手の脚が止まりだすと、一気に差を広げて3馬身差の完勝。
土曜日深夜の雨のお陰で得意の時計のかかる馬場になり、また外枠で前に行き易く好走できる条件揃っていたので、しっかり勝利。
4着以下に負けているのは、ダービー5着、天皇賞・秋5着、京都大賞典5着、ジャパンカップ15着、それに加えて前走天皇賞・春7着で、全て軽い馬場の京都・東京。
理由は簡単で、瞬発力がないので後方から早めに動いてスピードに乗らせて長くいい脚を使って勝つ馬なので、早めに動くところの残り1000~600mのラップが軽い馬場だと11.5~11.0秒になるので、それを外から捲るにはかなり速い脚を使わないと無理でその脚がゴールドシップは使えません。
これが重い馬場になると残り1000~600mのラップが12.0秒ぐらいになるので早めに動いて前に行くことが可能になり、いいパフォーマンスを出せます。
この馬の長所は、重い馬場が大得意で、かなり長く脚が使えるところ。
他馬より速く動いて好位にいて相手について行けば、ラスト1Fはさすがにどの馬も失速するので、勝手に相手が下がっていってくれる。
弱点は、瞬発力がなく、軽い馬場が苦手なところ。
馬群の中で他馬と同じタイミングで仕掛けたら瞬発力で置かれてしまうし、軽い馬場では勝負所の速いラップに対応できない。
最後に、日本馬の大将格ジャスタウェイ
前走は久しぶりのマイル戦だった安田記念で、不良で超時計がかかる馬場を、中団屋や後ろの馬群の中で追走して直線では馬群を割って差してきて残り100mでは、グランプリボスが抜けだしてそのまま押し切る勢いだったが、そこから一気に差を縮め交わしたところがゴール。
最後は、世界を制した底力を見せてくれた。
あれだけタフな馬場での激走は、かなりのダメージが出たようで宝塚記念は回避したが、阪神内回りは適正ないので、凱旋門賞に向けては逆に早めに休養に入れたのはプラスと感じる。
この馬の長所は、成長力と瞬発力とそのスピードを維持できる持続力をどちらも持ち合わせているところ。
ある程度の瞬発力と持続力はあったが、展開や馬場で勝ちきれなかった馬が、昨年の天皇賞・秋で覚醒して、ドバイデューティーフリーではレコードを2秒以上更新しての圧勝。父ハーツクライと同じで覚醒してからの強さは恐ろしい。
弱点は、昔なら高速馬場やスローだったが、現在は見当たらない。
凱旋門賞は、2400mですが時計は去年のトレヴは2:32.04、一昨年のソレミアは2:37.68。
同じ距離のジャパンカップでジェンティルドンナが、去年が超スローの上がり勝負で2:26.1、一昨年の平均ペースで2:23.1なので、比較するとどれだけ時計がかかる馬場で、かなりタフなレースなのかすぐに解ります。
トレヴ・ソレミアの父は、日本では雨の影響のある馬場の時に走るサドラーズウェルズ系で、血統面からもそれは解ります
そう考えると、
ハープスターは、母父ファルブラヴでは、母父父はサドラーズウェルズの全弟フェアリーキング。
母母父トニービンは、イタリア調教馬としてモルヴェド以来27年ぶりに凱旋門賞を制した馬で、文句なし。
あと斤量が3歳牝馬で54.5kgなので、4歳以上牡馬59.5kgと比べるとかなり魅力。
ただ坂を下り終えて、ゴールまでの約530mあり、ほぼ平坦直線は十分にありますが、凱旋門賞に出てくる馬相手に大外一気で差しきれるかと言われるとやはり不安。
ゴールドシップは、時計がかかればかかるほど良く、距離も全く問題ない。
また近走はじわっと好位を取ることもできるようになり、凱旋門賞のコース条件は日本の重い馬場以上に魅力を感じる。
ジャスタウェイは、重い馬場は問題なく、強さも世界で証明済み。
ただ距離が問題。
1600~2000mまでしか実績がなく、勝ち切れない時期でも2200m以上の京都記念、ダービーは内容は悪かった。
覚醒した今ならこなせてしまうかもしれないが、やはり不安。
ということで、日本馬で個人的なおすすめはゴールドシップ
単勝を購入して応援しようかなとちょっと考えています。
馬券は、イギリスの大手ブックメーカーのウィリアムヒルで購入することができるので、
興味がある方はこちらからどうぞ↓↓
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ちなみに、8月19日時点の日本馬のオッズは、
9倍 ジャスタウェイ
13倍 ハープスター
17倍 ゴールドシップ
このオッズなら、3頭均等買いで応援もありかも。 ↓↓