●2016日本ダービーの予想用ラップデータ!
日本ダービー過去10年のラップデータから予想、分析していきます。
まずはペースなんだが流石日本ダービー。3歳馬の頂点を決めるレースで同時にダービーが最大の名誉ということを示しているかのように、実に多様性のあるペースである。基本的にはペースは平均では流れる。ただ、例えばエイシンフラッシュの年の様に有力馬がぞろぞろと現れると一挙に各馬が意識をしすぎてドスローになることもあるし、逆にディープブリランテの年の様に皐月賞上位のシップ、ワールドエースが後ろで構える中でスピードタイプの馬がゴリゴリとペースを引き上げてスピード勝負のハイペースに持ち込む、ということもある。従ってこのレースに限って言えば全体の傾向をこれと決めつけるよりは、『これという傾向がない』という傾向だという認識が欲しいかなと。ペース別でみても一応平均が最多だが1.6秒以上の明確なハイが2度、ややスロー2度、ドスロー2度である。馬場も2度ほど不良馬場になっているのもあるので当てにはしづらいが、それでも超高速だったディープブリランテの年でも明確なハイに振れているように、やはりその時々のメンバー構成や各騎手の意識を注意した方が良いだろう。
仕掛けどころに関しては全体のペースよりは傾向に多少の偏りはある。L3最速が過去5度、L2最速が4度、L1最速が1度。この内L1最速のケースはオルフェーヴルとウインバリアシオンが不良馬場適性が高くぶっちぎってのモノなので、これはあまり参考にならない。まあ同じく不良というかもう田んぼでズブズブの競馬になったロジの年もあまり参考にしづらいところ。まあいずれにせよL3最速率が高いが決定的な傾向といえるほど多いわけではない。その年によって変わってくるところはあるし、ダービーというのは非常に高度な騎手心理が働くので、基本的には傾向を決めつけない方が良いと思う。
ただ、L5-4のコーナーの段階ではそこまでペースが上がるというわけではないし、ペースが上がればその分仕掛けの意識も遅れがちになるので基本的にはトップスピードの質を最重要視したいところではあるかなと。特にここ2走は平均ペースである程度流れてからの総合力勝負になっているし、ワンアンドの年はエキマエが単騎で進めて故障というのもあったのでややこしい面はあるが、それでも全体のペースがある程度上がったことで逆に仕掛けが遅れて総合力勝負になっているというのがここ2年の傾向だし、ドスローでもエイシンフラッシュの年の様に誰も動けずというケースもある。これはケースバイケースとしておくが、それでも要所で動くべき馬に動ける騎手が乗っているかどうかというのは注目して見ておきたいところ。リオンディーズやサトノダイヤモンド辺りがどういう動きをするかで後半の仕掛けどころが決まってきそうなんだが、リオンは皐月賞で勝負に行って甘くなったことと距離延長、気性難という苦労があるしミルコといえども積極的な競馬は難しい心理が働く。サトノは逆にコントロールしやすそうだし要所でスッと動ける馬なのでルメールがそこまで積極的な仕掛けを展開してくるとも思わない。この2頭が動かずにジッとしていると余計にギアチェンジが問われるかもというところかな。まあこれも枠順が出てみないと何とも言えないところ。
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日本ダービー過去10年のラップデータから予想、分析していきます。
まずはペースなんだが流石日本ダービー。3歳馬の頂点を決めるレースで同時にダービーが最大の名誉ということを示しているかのように、実に多様性のあるペースである。基本的にはペースは平均では流れる。ただ、例えばエイシンフラッシュの年の様に有力馬がぞろぞろと現れると一挙に各馬が意識をしすぎてドスローになることもあるし、逆にディープブリランテの年の様に皐月賞上位のシップ、ワールドエースが後ろで構える中でスピードタイプの馬がゴリゴリとペースを引き上げてスピード勝負のハイペースに持ち込む、ということもある。従ってこのレースに限って言えば全体の傾向をこれと決めつけるよりは、『これという傾向がない』という傾向だという認識が欲しいかなと。ペース別でみても一応平均が最多だが1.6秒以上の明確なハイが2度、ややスロー2度、ドスロー2度である。馬場も2度ほど不良馬場になっているのもあるので当てにはしづらいが、それでも超高速だったディープブリランテの年でも明確なハイに振れているように、やはりその時々のメンバー構成や各騎手の意識を注意した方が良いだろう。
仕掛けどころに関しては全体のペースよりは傾向に多少の偏りはある。L3最速が過去5度、L2最速が4度、L1最速が1度。この内L1最速のケースはオルフェーヴルとウインバリアシオンが不良馬場適性が高くぶっちぎってのモノなので、これはあまり参考にならない。まあ同じく不良というかもう田んぼでズブズブの競馬になったロジの年もあまり参考にしづらいところ。まあいずれにせよL3最速率が高いが決定的な傾向といえるほど多いわけではない。その年によって変わってくるところはあるし、ダービーというのは非常に高度な騎手心理が働くので、基本的には傾向を決めつけない方が良いと思う。
ただ、L5-4のコーナーの段階ではそこまでペースが上がるというわけではないし、ペースが上がればその分仕掛けの意識も遅れがちになるので基本的にはトップスピードの質を最重要視したいところではあるかなと。特にここ2走は平均ペースである程度流れてからの総合力勝負になっているし、ワンアンドの年はエキマエが単騎で進めて故障というのもあったのでややこしい面はあるが、それでも全体のペースがある程度上がったことで逆に仕掛けが遅れて総合力勝負になっているというのがここ2年の傾向だし、ドスローでもエイシンフラッシュの年の様に誰も動けずというケースもある。これはケースバイケースとしておくが、それでも要所で動くべき馬に動ける騎手が乗っているかどうかというのは注目して見ておきたいところ。リオンディーズやサトノダイヤモンド辺りがどういう動きをするかで後半の仕掛けどころが決まってきそうなんだが、リオンは皐月賞で勝負に行って甘くなったことと距離延長、気性難という苦労があるしミルコといえども積極的な競馬は難しい心理が働く。サトノは逆にコントロールしやすそうだし要所でスッと動ける馬なのでルメールがそこまで積極的な仕掛けを展開してくるとも思わない。この2頭が動かずにジッとしていると余計にギアチェンジが問われるかもというところかな。まあこれも枠順が出てみないと何とも言えないところ。