ラストインパクトがダート初出走で東海ステークスに挑む。芝の一線級で活躍していた馬が行き詰まりダートに活路を、というケースはこれまでにも多くある。一般的には日本競馬では芝競走の方が賞金が高く、レベルも高いことから、ダートであれば優位だろうと、安易な考えから人気になるケースも少なくない。しかし、なかなかうまくいった例というのはない。
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過去を振り返ってみても、ヤマニンキングリーが初ダートでシリウスステークスを制した以外はことごとく失敗している。芝のG1馬がダートでも活躍した例としてはホクトベガが代表的だが、この馬はそもそも血統がダート専用といってよいようなナグルスキー産駒。デビュー後も3戦はダートを使っており、もともとダート馬だったという稀なケースだ。
ラストインパクトはというと、完全な芝血統であるディープインパクト産駒。ただ、体は500キロ近くと大きめで不良馬場の菊花賞で4着という実績はある。非常に厳しい道ではあるが、どのような結果が出るか注目したい。