東京大賞典は上位3頭が以下を大きく引き離し、この3頭の強さが際立った。しかし、この3頭がいずれもフェブラリーステークスを回避するという異常事態に見舞われそうだ。
アウォーディーの松永幹夫調教師は、ドバイワールドカップを目標とするため、フェブラリーステークスを回避したい意向を示した。武豊騎手はフェブラリーステークスに使ってほしい意向のようだが、なかなか難しそう。 サウンドトゥルーも調教師が、芝スタートコースは合わないという考えから川崎記念を目標にしている。アポロケンタッキーはもともとマイル戦は距離が短すぎる。
今年は4歳世代はグレンツェントやゴールドドリームがいるが、古馬の対戦で苦戦しており新興勢力もイマイチのため、少々レベルの低いG1になってしまいそうな様相だ。東海ステークス・根岸ステークスで新星の登場に期待したいところ。
フェブラリーステークス2017出走予定馬・予想オッズ
日程:2017.2.19 賞金順出走馬可能頭数:16頭
レコードタイム:1:34.0(モーニン)
予想オッズ | 出走予定馬 | 想定騎手 | 厩舎 | 血統(父馬) | 前走成績 |
---|---|---|---|---|---|
4.0 | ノンコノユメ | ルメール | 加藤 | トワイニング | 東京大賞4 |
5.9 | モーニン | 戸崎 | 石坂 | ヘニーヒューズ | チャンピオ7 |
7.6 | ベストウォーリア | 戸崎 | 石坂 | マジェスティックウォリア | JBCスプ2 |
8.5 | カフジテイク | 福永 | 湯窪 | プリサイスエンド | チャンピオ4 |
8.5 | コパノリッキー | ルメール | 村山 | ゴールドアリュール | 東京大賞5 |
8.9 | グレンツェント | 加藤 | ネオユニヴァース | みやこ2 | |
10.9 | アスカノロマン | 和田 | 川村 | アグネスデジタル | チャンピオ3 |
16.0 | ゴールドドリーム | デムーロ | 平田 | ゴールドアリュール | チャンピオ12 |
35.2 | ロワジャルダン | 戸田 | キングカメハメハ | チャンピオ8 | |
35.4 | キングズガード | 内田 | 寺島 | シニスターミニスター | 武蔵野S4 |
40.6 | ノボバカラ | 天間 | アドマイヤオーラ | 兵庫GT3 | |
44.4 | ニシケンモノノフ | 横山 | 庄野 | メイショウボーラー | 兵庫GT1 |
46.1 | モンドクラッセ | 清水 | アグネスデジタル | チャンピオ10 | |
98.9 | グレープブランデー | 安田 | マンハッタンカフェ | 兵庫GT6 |
チャンピオンズカップが終わったばかりなので、基本的にはチャンピオンズカップの成績順の予想オッズとなる。ただし、レース内容的には横綱相撲の正攻法で勝ちにいったアウォーディー武豊騎手をより上位にとるべきで、こちらを1番人気とした。
モーニン・コパノリッキーは大敗したが、フェブラリーステークスは一度制した経験がありコース適性が高く、それなりに上位に。
4歳勢はゴールドドリームとグレンツェントをランキングしたが、あまり勢いがなく、成長が待たれるところ。
フェブラリーステークス過去10年枠順データ
1着回数 | 2着回数 | 3着回数 | |
---|---|---|---|
1枠 | 1 | 0 | 1 |
2枠 | 2 | 2 | 1 |
3枠 | 0 | 1 | 2 |
4枠 | 0 | 2 | 0 |
5枠 | 0 | 1 | 3 |
6枠 | 2 | 0 | 1 |
7枠 | 2 | 3 | 0 |
8枠 | 3 | 1 | 2 |
明らかに外枠有利の傾向が出ている。これは、スタート直後の芝部分の長さが、外枠ほど長く、加速がつけやすい点。外の方が砂を被らずにストレスなくレースを運べられる点が関係していると考えられる。コーナーも2回しかなく、外を回ったとしてもあまり距離ロスがないため、マイナス点も少ないのだろう。
フェブラリーS武豊騎手過去10年成績
武豊騎手騎乗馬 | 着順 | 人気 | |
---|---|---|---|
2007年 | シーキングザダイヤ | 9着 | 1番人気 |
2008年 | ヴァーミリアン | 1着 | 1番人気 |
2009年 | ヴァーミリアン | 6着 | 2番人気 |
2010年 | リーチザクラウン | 10着 | 4番人気 |
2011年 | メイショウタメトモ | 13着 | 12番人気 |
2012年 | エスポワールシチー | 5着 | 3番人気 |
2013年 | ヤマニンキングリー | 16着 | 15番人気 |
2014年 | ワンダーアキュート | 6着 | 5番人気 |
2015年 | コパノリッキー | 1着 | 1番人気 |
2016年 | コパノリッキー | 7着 | 4番人気 |
2017年 | アウォーディー | ?? |
フェブラリーS過去10年歴代優勝馬
歴代勝ち馬 | 勝利騎手 | 人気 | |
---|---|---|---|
2007年 | サンライズバッカス | 安藤騎手 | 3番人気 |
2008年 | ヴァーミリアン | 武豊騎手 | 1番人気 |
2009年 | サクセスブロッケン | 内田騎手 | 6番人気 |
2010年 | エスポワールシチー | 佐藤騎手 | 1番人気 |
2011年 | トランセンド | 藤田騎手 | 1番人気 |
2012年 | テスタマッタ | 岩田騎手 | 7番人気 |
2013年 | グレープブランデー | 浜中騎手 | 3番人気 |
2014年 | コパノリッキー | 田辺騎手 | 16番人気 |
2015年 | コパノリッキー | 武豊騎手 | 1番人気 |
2016年 | モーニン | デムーロ騎手 | 2番人気 |
2017年 | ?? |
フェブラリーS前哨戦予想オッズ
東海ステークス2017 | 単勝 | 複勝 |
アスカノロマン和田 アポロケンタッキー松若 グレンツェント ゴールドドリーム ミツバ ロワジャルダン ピオネロ モンドクラッセ ラストインパクト ドコフクカゼ インカンテーション | 4.1 5.3 5.3 6.2 7.9 8.6 8.9 11 13 23 45 | 1.4 1.7 1.8 2.2 2.6 2.6 3.3 4.1 4.4 6.6 16 |
[東海ステークス2017予想]
1番人気はアスカロマン。チャンピオンズカップでは3着に入り穴をあけた。ただし、かなり上手に内を立ち回ってきたもので、再度同じような競馬ができるかどうか。
グレンツェントはみやこS2着からG1を回避しここに備えてきた。左回りは得意にしていて崩れない。
ミツバはここのところ逃げて勝ち差して勝ち、競馬が自在になってきた。ダートは勢いが大事なので重賞のここでも怖い存在。
予想オッズからは馬券はどこから買おうか迷ってしまう東海ステークス2017。
根岸ステークス2017 | 単勝 | 複勝 |
ベストウォーリア カフジテイク コーリンベリー ブルミラコロ ダノンリバティ キングズガード ベストマッチョ タールタン ラストダンサー ビッグリバティ ワイドバッハ | 4.0 4.4 4.5 6.9 9.7 9.8 11 25 28 29 52 | 1.6 1.7 1.8 2.1 2.9 3.2 3.3 5.6 5.9 5.7 9.8 |
[根岸ステークス2017予想]
1番人気はベストウォーリア。JBCスプリントではダノンレジェンドを捕まえきれなかったが、1400は安定していて最も得意。ここまで根岸Sを使ってこなかったのは不思議なくらいで、期待できる。
カフジテイクはチャンピオンズカップで大外から末脚を伸ばし4着。非常に強い競馬だった。距離は1400のほうがベストで、東京の長い直線で末脚さく裂か。
コーリンベリーは先行力が魅力。馬場が冬場で乾いて前有利になってくれば怖い。
予想オッズからは馬券はどこから買おうか迷ってしまう根岸ステークス2017。
前哨戦参考成績
チャンピオンズカップ2016着順 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 着差 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | サウンドトゥルー | 大野拓弥 | 1.50.1 | ⑥ |
2 | 2 | アウォーディー | 武豊 | クビ | ① |
3 | 4 | アスカノロマン | 和田竜二 | 1/2 | ⑩ |
有力出走予定馬参考動画
東京大賞典2016
チャンピオンズカップ2016
JBCクラシック2016