サトノクラウン@デムーロ騎手連覇へ3番人気!京都記念2017出走予定馬・ホースランキングでマカヒキ超え

 昨年の京都記念勝ち馬サトノクラウンが連覇をかけて今年も出走。騎手は昨年も鞍上にいたデムーロ騎手に決まった。デムーロ騎手がサトノクラウンに騎乗したのは昨年の京都記念のときだけで、1年ぶり2回目になる。
 今年は日本ダービー馬マカヒキという強力なライバルがいるが、実績はこちらの方が上といってよいだろう。マカヒキが大敗した凱旋門賞で2着したハイランドリールを暮れの香港ヴァーズで差し切って勝っているのだから。先日発表されたワールドベストホースランキングでは123ポンドでマカヒキやサトノダイヤモンドさえ上回る。
 そして、ここを勝って挑戦するドバイシーマクラシックでは再度ハイランドリールが待ち受けている。ここで負けるわけにはいかないところ。


京都記念2017出走予定馬・予想オッズ

予想
オッズ
出走予定馬 想定
騎手
厩舎 血統(父馬) 馬主 生産者 前走成績
2.1 マカヒキ ムーア 友道 ディープインパクト 金子真 ノーザン 凱旋門14
3.4 ミッキーロケット 和田 音無 キングカメハメハ 野田み ノーザン 日経新春1
4.1 サトノクラウン デムーロ マルジュ 里見治 ノーザン 香港ヴァー1
10.1 スマートレイアー      大久保 ディープインパクト 大川徹 岡田スタ 香港V5
17.1 レッドエルディスト 四位 笹田 ゼンノロブロイ 東京HR ノーザン 日経新春4
26.6 ガリバルディ 福永 藤原 ディープインパクト 社台RH 社台F 京都金杯13
27.1 ヤマカツライデン 池添 池添 シンボリクリスエス 山田博 フジワラ 日経新春6
51.7 アクションスター 音無 アグネスタキオン 福井明 白老F 日経新春9
77.9 トウシンモンステラ 村山 キングカメハメハ サトー ノーザン 万葉S8
148.9 ウインインスパイア 高橋 タニノギムレット ウイン 本桐牧 日経新春11
 ダービー馬マカヒキがムーア騎手との新コンビで復帰戦。春は国内専念が決まり、ここから大阪杯へ向かうことが決定。サトノダイヤモンドとの頂上決戦を前にここでは負けられない。
 ミッキーロケットは日経新春杯でシャケトラとの叩き合いを制し、マカヒキ世代のレベルの高さを証明した。秋からの充実度からすれば、マカヒキとの差は縮まっている可能性は十分。使われている強みも。
 サトノクラウンは香港ヴァーズで凱旋門賞2着のハイランドリールを差し切り大金星。ハマれば強いところを見せた。天皇賞秋のように思わぬ大敗も多くムラ駆けだが、京都記念は昨年勝っていて得意な条件。また一発もある。
 ガリバルディは京都金杯で13着に大敗し、久しぶりに中距離路線に活路を求めてきた模様。ただ、ここは上位3頭が強すぎる。


京都記念は人気馬に鬼門!ウオッカ・ハープスターも惨敗

 サトノダイヤモンドが有馬記念を制した。そのサトノダイヤモンドを2度負かしているマカヒキがどのような競馬を古馬相手に見せるか注目は高まる。

 しかし、マカヒキが復帰戦に選んだ京都記念は、人気馬が次々と馬券圏外に吹っ飛んでしまう、名馬には鬼門のレースだ。

 2008年ウオッカ 6着
 2013年ジャスタウェイ 5着
 2014年ジェンティルドンナ 6着
 2015年ハープスター 5着

名だたる名馬には相応しくない着順が並ぶ。さらに昨年もレーヴミストラルが1番人気ながら、9着に沈んでいる。1番人気はここ4年で全て馬券に絡んでいないという恐ろしい記録だ。

京都記念がここまで波乱を呼ぶ理由はどこにあるのだろうか。ひとつは、雪が降りやすく馬場が荒れやすいということもあるだろう。冬場で馬体が絞りにくい時期というのもあるかもしれない。また、斤量が比較的メリヘリがつく計算方法で、人気馬が重い斤量を背負うこともあるかもしれない。ただ、それだけでは説明しきれない何かがありそうなのがこの京都記念。

マカヒキは当然1番人気に推されるだろうから、今年もこのジンクスが当てはまってしまうのか、、注目が集まる。


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