日経新春杯2017出走予定馬:予想オッズ1番人気モンドインテロ@ヴァンサン・シュミノー騎手重賞初勝利なるか!?

 1番人気が予想されるモンドインテロにはヴァンサン・シュミノー騎手が騎乗する。重賞初勝利なるだろうか。
 シュミノー騎手はフランスの若手ホープで、2015年には仏国ダービー、2016年にはムーランドロンシャン賞とG1レースを制している。
 日本では昨年末から初めて短期免許を取得して騎乗しているが、ここまで5勝。重賞勝利はない。ホープフルステークスでは穴馬マイネルスフェーンに跨り2着して穴をあけている。有馬記念ではサトノノブレスに騎乗し、サトノダイヤモンドをアシストすべく前の馬をつつく役を器用にこなしている。
 先日の万葉Sでは、長距離戦で騎手の腕が問われたが、タマモベストプレイを上手に導いて勝利。日本の競馬ファンからも認知されつつある。ただ、ゲートがあまり上手ではなく出遅れが多いといわれており、このあたりは欧州騎手の特性かもしれない。
 日経新春杯は京都Aコースのグリーンベルト馬場で行われるため基本的には前が有利。ゲートをうまくでてモンドインテロが良い位置で運べればチャンスは広がりそうだ。


予想オッズ 出走予定馬 想定
騎手
4.2 モンドインテロ シュミノー
4.8 シャケトラ 浜中?
6.8 ミッキーロケット 和田
7.0 クリプトグラム ルメール
7.3 レッドエルディスト 四位
9.0 レーヴミストラル 川田
14.0 カフジプリンス 岩田
25.1 ナスノセイカン
29.2 ヤマカツライデン
48.5 トルークマクト
50.6 ダコール
59.4 ウインインスパイア
65.9 アドマイヤフライト
67.3 シルクドリーマー
89.1 アクションスター
日程:2017.1.15 出走馬頭数:18頭 京都競馬場
[日経新春杯2017予想]
トーホウジャッカルは出走回避へ
 1番人気はモンドインテロ。ステイヤーズステークス、アルゼンチンと長距離重賞では安定株に成長。京都2400も2連勝した実績があり、軸はここか。
 クリプトグラムは3連勝で目黒記念を制して以来の休み明け。冬場で絞り辛い時期だが、体調さえまともなら。
 レッドエルディストは菊花賞では案外な結果だが、この世代でも中長距離での末脚はトップクラス。
 予想オッズからは馬券はどこから買おうか迷ってしまう日経新春杯2017。
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式別:三連複

方式:フォーメーション

1頭目:9
2頭目:3.8
3頭目:3.4.5.6.7.8.10

組み合わせ数11点
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日経新春杯出走予定馬:シャケトラ格上挑戦!マカヒキ世代最後の大物重賞初出走

 有馬記念でも強さを証明したサトノダイヤモンド・マカヒキ世代最後の大物シャケトラが、なんと格上挑戦の日経新春杯で重賞初挑戦。角居厩舎と金子真人オーナーとのコンビはカネヒキリやデニムアンドルビーなど有力馬を輩出していて、デビュー前から人気が高かった。姉のモルジアナは準OPで活躍している。
 デビュー以来出走するたび毎回圧倒的1番人気1倍台に推され、それにこたえてここまで4戦3勝。前走境港特別も着差こそなかったが、内が伸びる馬場状態の中、外から余裕の差し切りで底知れない強さを見せた。
 前走はルメール騎手が手綱を取ったが、ルメール騎手は既に目黒記念馬クリプトグラムでの出走を表明しているため、浜中騎手に戻るのではと予想。
 ここで上位なら大阪杯や天皇賞春にも繋がってくるはずで、試金石の日経新春杯は注目のレースになる。格上挑戦のため軽ハンデが予想され、52キロくらいになる可能性もあり、ここでも人気になることは間違いなさそう。競馬ナンデでは2番人気を予想している。
 ライバルもなかなか強力。昨年の日経新春杯勝ち馬レーヴミストラルに加え、目黒記念馬クリプトグラム。菊花賞5着ミッキーロケットと9着レッドエルディストも出走予定。


有力出走予定馬参考動画

境港特別2016

菊花賞2016

ステイヤーズステークス2016

日経新春杯2016



日経新春杯過去10年歴代優勝馬

歴代勝ち馬 勝利騎手 人気
2007年 トウカイワイルド 安藤騎手 5番人気
2008年 アドマイヤモナーク 安藤騎手 3番人気
2009年 テイエムプリキュア 荻野騎手 11番人気
2010年 メイショウベルーガ 池添騎手 2番人気
2011年 ルーラーシップ リスポリ騎手 2番人気
2012年 トゥザグローリー 福永騎手 1番人気
2013年 カポーティスター 高倉騎手 10番人気
2014年 サトノノブレス ルメール機種 2番人気
2015年 アドマイヤデウス 岩田騎手 6番人気
2016年 レーヴミストラル 川田騎手 2番人気
2017年 ??



日経新春杯過去10年枠順データ傾向

1着回数 2着回数 3着回数
1枠 4 1 0
2枠 1 0 2
3枠 2 1 1
4枠 0 2 2
5枠 1 0 1
6枠 1 4 0
7枠 0 1 3
8枠 1 1 1
 1回京都開催は、馬場の内側がグリーンベルト。それが如実にデータ傾向に出ている。1枠がなんと4勝。明らかに内枠有利の傾向だ。3枠までで7勝を挙げている。今年も枠順が明暗を分けそうだ。


テンポイントの日経新春杯から40年...過去の悲劇の記憶【動画】

 日経新春杯というと、あのテンポイントの悲劇の記憶が今も拭えない。
 直前に有馬記念を制し現役最強馬となっていたテンポイントに日経新春杯で課せられた負担斤量は66.5キロだった。今では考えられない重量だ。
 テンポイントは海外遠征を控え、その前に関西のファンに挨拶をしようといったある意味粋な考えで日経新春杯に出走した。回ってくれば勝てる相手だった。当時は関西馬は劣勢な時代。杉本清アナの実況に「これが関西の期待の星、テンポイント」とあったように、テンポイントは弱い関西の代表馬だった。
 有馬記念を制して、それを最後に海外遠征では関西のファンに申し訳ないという考えは当時は不自然ではなかった。
 ただ、雪が舞う京都競馬場でテンポイントは最後までレースを走り切ることはできなかった。重度の骨折で、通常なら即刻安楽死処分になるはずのケガ。あまりにもファンの多い馬であったころから無理な延命治療が施され、苦しみの中でテンポイントは亡くなっていった。
 この経験から、過酷な斤量を背負うようなレースは施行されなくなったし、陣営も無理な使い方はしなくなった。また、無理な延命治療も施されなくなった。現在の競馬がこういった悲劇の上にあることも思い出しておきたい。日経新春杯は競馬ファンがそれを胸に刻むレース。全馬完走を祈りたい。


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