51.3-37.6-24.9-12.5 馬なり
攻め駆けするタイプとはいえ、馬なりで51.3秒と速い時計が出ておりかなり状態の良さがうかがえる。今回は他に競りかけてくる馬がいなく単騎逃げが確実で、陣営も京都大賞典のようなため逃げはしないと発言。数馬身離しての逃げがかなえば、2009年のテイエムプリキュアのようなあっと驚く逃げ圧勝の可能性も。
ミッキーロケット 1/4坂路
51.7-37.0-24.0-12.3 一杯
菊花賞から3か月間隔があるため、一杯に追われて仕上げられてきた。ラスト3Fは37秒フラットと速く、これで万全に仕上がってくるだろう。冬場で体が絞れづらい時期だが、中型馬で仕上げには苦労しないタイプのようで大崩れはなさそう。信頼できる。
日経新春杯出走予定馬:1番人気モンドインテロ鞍上シュミノー騎手の実力は?
1番人気が予想されるモンドインテロにはヴァンサン・シュミノー騎手が騎乗する。重賞初勝利なるだろうか。
シュミノー騎手はフランスの若手ホープで、2015年には仏国ダービー、2016年にはムーランドロンシャン賞とG1レースを制している。
日本では昨年末から初めて短期免許を取得して騎乗しているが、ここまで5勝。重賞勝利はない。ホープフルステークスでは穴馬マイネルスフェーンに跨り2着して穴をあけている。有馬記念ではサトノノブレスに騎乗し、サトノダイヤモンドをアシストすべく前の馬をつつく役を器用にこなしている。
先日の万葉Sでは、長距離戦で騎手の腕が問われたが、タマモベストプレイを上手に導いて勝利。日本の競馬ファンからも認知されつつある。ただ、ゲートがあまり上手ではなく出遅れが多いといわれており、このあたりは欧州騎手の特性かもしれない。
日経新春杯は京都Aコースのグリーンベルト馬場で行われるため基本的には前が有利。ゲートをうまくでてモンドインテロが良い位置で運べればチャンスは広がりそうだ。
日経新春杯出走予定馬:シャケトラ格上挑戦!マカヒキ世代最後の大物重賞初出走
有馬記念でも強さを証明したサトノダイヤモンド・マカヒキ世代最後の大物シャケトラが、なんと格上挑戦の日経新春杯で重賞初挑戦。角居厩舎と金子真人オーナーとのコンビはカネヒキリやデニムアンドルビーなど有力馬を輩出していて、デビュー前から人気が高かった。姉のモルジアナは準OPで活躍している。 デビュー以来出走するたび毎回圧倒的1番人気1倍台に推され、それにこたえてここまで4戦3勝。前走境港特別も着差こそなかったが、内が伸びる馬場状態の中、外から余裕の差し切りで底知れない強さを見せた。
前走はルメール騎手が手綱を取ったが、ルメール騎手は既に目黒記念馬クリプトグラムでの出走を表明しているため、浜中騎手に戻るのではと予想。
ここで上位なら大阪杯や天皇賞春にも繋がってくるはずで、試金石の日経新春杯は注目のレースになる。格上挑戦のため軽ハンデが予想され、52キロくらいになる可能性もあり、ここでも人気になることは間違いなさそう。競馬ナンデでは2番人気を予想している。
ライバルもなかなか強力。昨年の日経新春杯勝ち馬レーヴミストラルに加え、目黒記念馬クリプトグラム。菊花賞5着ミッキーロケットと9着レッドエルディストも出走予定。
日経新春杯出走予定馬:菊花賞組3頭ミッキーロケット・カフジプリンス・レッドエルディスト
シャケトラが話題だが、同じマカヒキ世代の3頭が黙っていない。クラシックで戦ってきた実績はこちらが上だ。今年は日経新春杯に菊花賞組が多く出走を予定している。 5着ミッキーロケット
8着カフジプリンス
9着レッドエルディスト
現4歳マカヒキ世代は、古馬と対戦するようになるとマカヒキ、ディーマジェスティ、レインボーラインらが大敗しレベルが低いのではと噂されたが、暮れからの反撃でこれを完全に覆した。
マイネルハニーがチャレンジカップ1着、サトノダイヤモンドが有馬記念1着、エアスピネルが京都金杯1着。ダート路線はさておき、芝ではむしろレベルが高いといえそうだ。
菊花賞でそこそこ健闘した組が日経新春杯でも活躍すると、層の厚さを証明できる。もちろん、遅れてきた大物シャケトラも含め、日経新春杯は注目の一戦になる。
日経新春杯2023の詳細を見る