第34回フェブラリーステークス2017出走予定馬・予想オッズ
日程:2017.2.19 賞金順出走馬可能頭数:16頭
レコードタイム:1:34.0(モーニン)
予想 オッズ |
出走予定馬 |
想定 騎手 |
厩舎 | 血統(父馬) | 馬主 | 生産者 | 前走成績 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5.2 | サウンドトゥルー | 大野 | 高木 | フレンチデピュティ | 山田弘 | 岡田スタ | 川崎記2 |
5.3 | カフジテイク | 福永 | 湯窪 | プリサイスエンド | 加藤守 | ヒダカF | 根岸S1 |
6.1 | ノンコノユメ | ルメール | 加藤 | トワイニング | 山田和 | 社台F | 東京大4 |
6.3 | モーニン | ムーア | 石坂 | ヘニーヒューズ | 馬場幸 | equine | チャンピオ7 |
7.0 | ベストウォーリア | 戸崎 | 石坂 | マジェスティクウォリア | 馬場幸 | buckpo | 根岸S2 |
7.1 | コパノリッキー | 武豊 | 村山 | ゴールドアリュール | 小林祥 | ヤナガワ | 東京大5 |
18.7 | ケイティブレイブ | 目野 | アドマイヤマックス | 滝本和 | 岡野牧 | 川崎記5 | |
18.9 | ゴールドドリーム | デムーロ | 平田 | ゴールドアリュール | 吉田勝 | ノーザンF | チャンピオ12 |
22.9 | レッツゴードンキ | 岩田 | 梅田 | キングカメハメハ | 廣崎利 | 清水牧 | ターコイズ2 |
23.3 | モルトベーネ | 松永 | ディープスカイ | 三宅正 | 櫛桁牧 | 東海S2 | |
29.1 | メイショウウタゲ | 幸 | 安達 | プリサイスエンド | 松本好 | 隆栄牧 | 東海S3 |
33.9 | ホワイトフーガ | 高木 | クロフネ | 西森鶴 | 梅田牧 | TCK3 | |
37.6 | ピオネロ | 松永 | ネオユニヴァース | キャロット | ノーザンF | 東海S6 | |
44.2 | カゼノコ | 野中 | アグネスデジタル | ヌデ嶋 | 田中裕 | 東海S5 | |
44.4 | ニシケンモノノフ | 横山 | 庄野 | メイショウボーラー | 西森鶴 | 八木常 | 根岸S5 |
44.8 | デニムアンドルビー | 吉田 | 角居 | ディープインパクト | 金子真 | ノーザンF | 有馬記9 |
49.1 | エイシンバッケン | 岩田 | 中尾 | ヨハネスブルク | 栄進堂 | 栄進牧 | 根岸S3 |
50.0 | モンドクラッセ | 清水 | アグネスデジタル | サンコウ | サンコウ | 根岸S6 | |
51.1 | アスカノロマン | 和田 | 川村 | アグネスデジタル | 豊田智 | タガノ | 東海S8 |
52.2 | キングズガード | 藤岡 | 寺島 | シニスターミニスター | 日進牧 | 日進牧 | 根岸S4 |
94.4 | インカンテーション | 藤岡康 | 羽月 | シニスターミニスター | ターフ | 谷川牧 | 東海S12 |
98.6 | ブライトライン | 石川 | 鮫島 | フジキセキ | ノースヒル | ノースヒル | 根岸S7 |
出走予定馬①カフジテイク・福永祐一騎手
戦歴:3歳時からダート馬にしては珍しく鋭い末脚は持っていた馬で、2連勝しオープン入りした。しかしそこから勝ちきれず1000万条件に。地道に条件戦で走り続け、やっと再度オープン入りしたのは4歳夏、昨年7月のことだ。地道に力をつけて、チャンピオンズカップでは11番人気の低評価を覆し大外一気に4着まで食い込んだ。それでもまだフロックとの評価もあったが、根岸ステークスでは再度大外一気に差し切り勝ちし、本物であることを証明。今回は堂々一番人気の可能性もある。
・脚質:追い込み 柔軟性はなく追い込み一辺倒の馬で、展開に左右されるところはあるだろう。ただ、東京1600は末脚をフルに活かすには最も適したコースか。
・東京1600適性:武蔵野ステークスで3着があり特に問題はないだろう。
・騎手:これまでは幸騎手、秋山騎手、津村騎手などがコロコロと変わってきた。そして根岸ステークスでは福永祐一騎手と初コンビ。前走は末脚をフルに活かす競馬で、相性は悪くなさそう。
・血統:プリサイスエンドの代表産駒としてグロリアスノアがいる。実はこれもカフジテイク同様に素晴らしい追い込みで根岸ステークスを勝ってフェブラリーステークスに出走した過去がある。そのときは6番人気5着。ただ、エスポワールシチー、テスタマッタ、サクセスブロッケンなど相手が強すぎた感があり、東京ダート1600自体は非常に得意とした馬だった。
・距離適性:1400~1600
出走予定馬②ノンコノユメ・Cルメール騎手
・脚質:差し・追い込み かつては追い込み一辺倒だったが、前走は4番手につけるなど、それなりに位置が取れるようになっている。このあたりは去勢をして折り合いがつきやすくなった効果か。
・コース適性:東京1600は昨年フェブラリーステークス2着した舞台で、末脚が活かせるため得意。
・騎手:基本的にはルメール騎手がずっと手綱を取っている。日本のトップジョッキーが手の内に入れており何ら問題ない。
・血統:トワイニング産駒は地味に活躍する馬を量産しているものの、底力がないのか大物が出ていなく、この馬以外にG1馬を出せていないのは気がかり。この馬もJDD以来いま一歩のところでタイトルに手が届いていないのは血統の呪縛か。
・距離適性:1600~2000
出走予定馬③モーニン・Rムーア騎手
・脚質:先行 昨年も速いペースを追走して押し切るなどスピード馬。ただ、ここ数戦若干行きっぷりが悪く好位置からの競馬を強いられているのは気がかり。
・コース適性:昨年の勝ち馬で全く問題なし。
・騎手:テン乗りだが世界のトップジョッキーライアンムーア騎手なので問題なはない。ただ、ソフトに乗るタイプだけに、闘志に火をつけられるのかどうか。
・血統:ヘニーヒューズ産駒はアジアエクスプレスやヘニーハウンドなど、早熟気味のタイプが多い。この馬もここのところ不振のため、このまましぼんでしまわなければよいが、、。
・距離適性:1400~1600
出走予定馬④デニムアンドルビー・吉田隼人騎手
・例年話題をさらう芝からの転戦組だが、うまくいった例はほとんどない。そもそも、初ダートでの重賞勝利を果たした馬というのはヤマニンキングリーのシリウスステークスの1回だけ。フェブラリーステークスで初ダートの馬の再先着はトゥザヴィクトリーの3着。ただ、この馬はその後にドバイワールドカップで2着するほどの適性の高さのある馬だった。データ的には非常に厳しい。
・脚質:追い込み
・血統:ディープインパクト産駒は基本的に芝で切れ味を活かすタイプが多く、この馬もこれまでの走りからはその典型。ダート向きとは思いにくい。
・距離適性:1800~2400
川崎記念2着サウンドトゥルー大野騎手が急遽出走も
川崎記念ではオールブラッシュ・ルメール騎手の巧みな逃げを捕まえられず2着だったサウンドトゥルー大野騎手。当初は使わない予定だったが、状態次第ではフェブラリーステークス2017に出走の可能性も出てきた。調教師は、フェブラリーステークスの東京1600は芝コーススタートのためダッシュがつきにくく向いていないため使わないとの方針だったが、方針転換か。 やはり実績とここのところの勢いからはオッズは1番人気の可能性もある。注目したい。
アウォーディー・アポロケンタッキー・サウンドトゥルー・グレンツェント回避で低レベル化
東京大賞典は上位3頭が以下を大きく引き離し、この3頭の強さが際立った。しかし、この3頭がいずれもフェブラリーステークスを回避するという異常事態に見舞われそうだ。
アウォーディーの松永幹夫調教師は、ドバイワールドカップを目標とするため、フェブラリーステークスを回避したい意向を示した。武豊騎手はフェブラリーステークスに使ってほしい意向のようだが、なかなか難しそう。 サウンドトゥルーも調教師が、芝スタートコースは合わないという考えから川崎記念を目標にしている。アポロケンタッキーはもともとマイル戦は距離が短すぎる。
今年は4歳世代はグレンツェントやゴールドドリームがいるが、古馬の対戦で苦戦しており新興勢力もイマイチのため、少々レベルの低いG1になってしまいそうな様相だ。東海ステークス・根岸ステークスで新星の登場に期待したいところ。
さらには東海Sを快勝し、新星誕生と思われたグレンツェントまでもが回避を表明し、G1としては若干寂しいメンバー構成になってしまった。
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