実はホープフルステークスが重賞に昇格して以降、シャイニングレイが屈腱炎。ハートレーも脚部不安を発症して長期休養。クラシック出走はならなかった。
2歳でまだ足元が固まり切っていない時期に、暮れで荒れてきた中山の2000m戦というのは脚によくないのではないかという疑念さえ生じかねない。
上記両者はいずれも前哨戦を使ったあとに脚部不安に陥っている。レイデオロはこのパターンを避けて、万全の態勢で皐月賞に向かう方針のようだ。
レイデオロはソエということで軽傷と報じられてはいるが、皐月賞で能力全開してくれることを祈りたい。
なお、過去10年の皐月賞上位3着までの30頭のうち、その年に一度も走っていない馬が入ったことは1度もなく、データ的には壊滅的だ。最長のインターバルでもきさらぎ賞からのサトノダイヤモンド1頭だけで、これも3着。厳しい戦いを強いられることになる。
皐月賞2017出走予定馬・予想オッズ
中山競馬場 日程:2017.4.16 出走馬可能頭数:18頭レコード:1:57.9(ディーマジェスティ)
予想 オッズ |
出走予定馬 |
想定 騎手 |
厩舎 | 血統(父馬) | 前走成績 |
賞金順 出走権 |
出走予定 前哨戦 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4.8 | サトノアーサー | 川田 | 池江 | ディープインパクト | シクラメン1 | きさらぎ | |
6.3 | サトノアレス | 戸崎 | 藤沢 | ディープインパクト | 朝日杯1 | 確定 | スプリング |
6.4 | レイデオロ | ルメール | 藤沢 | キングカメハメハ | ホープフル1 | 確定 | 直行 |
7.4 | ブレスジャーニー | 柴田善 | 本間 | バトルプラン | 東スポ1 | 確定 | 弥生賞 |
7.7 | スワーヴリチャード | 四位 | 庄野 | ハーツクライ | 東スポ2 | ボーダー | 共同通信 |
8.1 | カデナ | 福永 | 中竹 | ディープインパクト | 京都2歳1 | 確定 | 弥生賞 |
11.9 | コマノインパルス | 田辺 | 菊川 | バゴ | 京成杯1 | 確定 | 弥生賞 |
15.1 | ムーヴザワールド | 戸崎 | 石坂 | ディープインパクト | 東スポ3 | 共同通信 | |
19.8 | エアウィンザー | 武豊 | 角居 | キングカメハメハ | 福寿草2 | 共同通信 | |
20.3 | アウトライアーズ | 田辺 | 小島 | ヴィクトワールピサ | ひいらぎ1 | スプリング | |
23.4 | ダイワギャグニー | 北村宏 | 菊沢 | キングカメハメハ | セントポーリ1 | ||
26.0 | グローブシアター | 福永 | 角居 | キングカメハメハ | ホープフル3 | 弥生賞 | |
27.9 | ガンサリュート | 安田 | ダノンシャンティ | 京成杯2 | 毎日杯 | ||
29.9 | ダンビュライト | ルメール | 音無 | ルーラーシップ | 朝日杯13 | ボーダー | 共同通信 |
41.6 | トラスト | 柴田大 | 中村 | スクリーンヒーロー | シンザン4 | 確定 | アーリントン |
41.9 | レッドアンシェル | 福永 | 庄野 | マンハッタンカフェ | 朝日杯8 | ボーダー | アーリントン |
42.0 | マイネルスフェーン | 手塚 | ステイゴールド | 京成杯3 | ボーダー | ||
59.9 | キングズラッシュ | 田辺 | 久保田 | ルーラーシップ | 東スポ4 | 共同通信 | |
61.5 | アルアイン | 池江 | ディープインパクト | シンザン6 | 毎日杯 | ||
66.9 | アメリカズカップ | 松若 | 音無 | マンハッタンカフェ | 朝日杯9 | ボーダー | きさらぎ |
70.5 | プラチナヴォイス | 和田 | 鮫島 | エンパイアメーカー | 京都2歳6 | ボーダー | きさらぎ |
95.8 | アダムバローズ | 藤岡 | 角田 | ハーツクライ | 若駒S1 | 確定 | 若葉S |
146.8 | タガノアシュラ | 武豊 | 五十嵐 | マンハッタンカフェ | 朝日杯14 | きさらぎ |
サトノアーサーはシクラメン賞の勝ち方だ圧巻。大きなフットワークで追われてからの伸びは、どこまで伸びるのかと期待感が高まる。
レイデオロは皐月賞と同じ中山2000での2戦が圧巻。後方から大外を回して立ち木を交わすかのごとく凄まじい切れ味で差し切り。楽々と差し切ったコマノインパルスが京成杯で勝っているように、レベルの高さも実証されている。ただ、ソエが悪化しており弥生賞を使えず直行になったため調整過程がどうか。
ブレスジャーニーは朝日杯FSを回避して皐月賞に照準。まだ距離への対応は未知数だが、末脚の切れはこちらも抜群。柴田善臣騎手にとってはクラシック制覇最後のチャンスになるかもしれない。
サトノアレスは朝日杯を勝ち2歳チャンピオンに。ただ、メンバー構成的にそこまで評価できないのと、切れ味で勝負するだけに、2000mに伸びてキレが鈍らないかがカギ。
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