昨年の朝日杯FS勝ち馬サトノアレスが日本ダービーへの出走を決めたようだ。サトノアレスは2歳チャンピオンとなってクラシックの期待が寄せられたものの、スプリングステークスでは人気を裏切る4着。皐月賞では11着に惨敗している。
距離が延びてパフォーマンスを落としていることから、ファンの間でも、ダービーは諦めてNHKマイルカップに向かうのではと見られていた。特に藤沢調教師は馬優先主義で知られ、クラシックに拘ることなく、馬に適したレース選びをすることが多かった。それだけにこのレース選びには驚きの声も。
今年の藤沢厩舎はソウルスターリング、レイデオロ、サトノアレスとクラシックへ向けて最強の布陣とも評されていたが、開けてみればソウルスターリングの桜花賞3着が最高順位。遂になりふり構わず本気でダービー制覇に乗り出してきたということなのだろうか。
邪推中の邪推だが、サトノは昨年サトノダイヤモンドにラビットと思えるような馬を用意したことがあるので、まさかサトノアーサーのためのラビット?あるいは何らかのコンビプレイが見られないとも限らない。ただ、サトノアレスもG1馬で、これを馬主の意向で犠牲にすることはないだろう。いずれにしても、サトノ陣営の動きは2017年日本ダービーで注目を集めそうだ。