今年の安田記念、最も注目を集めるのはやはり新興勢力グレーターロンドンだろう。重賞未勝利ながら、強い内容での5連勝中で、一気にマイル王者に駆け上るのではと期待が集まっている。
その馬主が一部界隈では有名な窪田康志氏だ。国民的アイドルグループAKBの、Aは秋元康氏を、KBは窪田康志を指すと言われるAKB48グループのエグゼクティブプロデューサーだ。大樹レーシングクラブの代表取締役を務めたことがあるくらいで競馬とはゆかりがあり、これまでにも多くの競走馬を所有してきている。
しかし、なかなか馬運に恵まれなかったのか、中央重賞勝ちはドラゴンファイヤーのシリウスステークスのみ。昨年はビッシュで、あと一歩でG1制覇のチャンスを逃している。一説には、AKB48プロジェクトで儲けた数十億円は、秋元康氏がラスベガスのカジノで、窪田康志氏が競走馬代でみんなすってしまったとも噂される。
ダービー卿CTを回避し、一度は出走が危ぶまれたグレーターロンドンだったが、見事賞金順で安田記念に出走は叶った。馬主が失った数億円をこの馬が回収してくれる時が遂に来たのかもしれない。