「どうしてこの時期にやろうとしたんだろう」とは渡辺麻友がつぶやき、20000いいねが付けられた言葉。
今年のAKB48選抜総選挙は先週土曜日に沖縄で開催する予定だったが、豪雨によりイベントが中止となり、無観客で行われた。その梅雨前線がいま阪神を襲い、今度は競馬ファンが
「どうしてこの時期にやろうとしたんだろう」を呟く羽目になるかもしれない。
今日は阪神を含め全国的に大雨。木曜日金曜日こそ天気は回復するようだが、週末はまた降水確率土曜40%、日曜70%と雨が避けられない状況だ。雨でぬかるんだところに土曜日の開催を迎え、さらに日曜当日の開催中に雨ということになると、かなり走りにくい馬場になる可能性も。雨の宝塚記念は過去何度となく名馬を故障に追いやっており、心配が募る。
「どうしてこの時期にやろうとしたんだろう」宝塚記念の沿革をたどってみた。
wikipediaより引用~
有馬頼寧は1956(昭和31)年に中山競馬場に有馬記念を創設した。これは、出走馬をファン投票で決めるという全く新しいタイプの競走で、大いに人気を博していた。阪神競馬場では、新スタンドが落成した翌春(1960(昭和35)年)の開催から、「有馬記念の関西版[30]」として「人気投票」による競走を創設することになった。これが第1回宝塚記念である。
春競馬の一番最後に開催されるため、開催日は6月末から7月上旬になっていた。これが1968年から1ヶ月前倒しされることになり、5月末から6月初旬の開催になった。
これにより長らく6月初旬開催のため、ぎりぎり梅雨の被害を受けない時期になった。
しかし、1996年から、3歳馬の出走による盛り上げを期待して、6月下旬に移され、現在に至る。
ただ、3歳馬の出走というのは定着していない。海外競馬と違い日本は秋に菊花賞、秋華賞というクラシックレースを設置しているため、やはり夏場は休養に充てる陣営が圧倒的多数なのだ。
ゆえに、宝塚記念は無駄に梅雨のど真ん中に置き去りにされた格好だ。これでは馬も集まるわけがない。今年は登録段階でも11頭。
菊花賞を廃止するつもりがないのであれば、宝塚記念をこの時期にやろうとする必要はない。原点に戻り、安田記念の次の週に開催してしまうべきだろう。