ヤマカツライデンは前走天皇賞春に出走しているのだが、このときのラップタイムが驚異的だ。
12.9 - 24.4 - 35.6 - 46.9 - 58.3 - 69.9 - 81.5 - 94.5 - 107.0 - 119.7
3200mのレースにも関わらず2000mの通過タイムは1:59.7。馬場こそ違うが過去数年の函館記念の勝ちタイムに相当する。(3年前・5年前の勝ち時計は2分を越えている。)58キロの斤量を背負ってのものであり、価値は高い。つまり、今回は普通に回ってくれば勝てる計算になる。
ヤマカツライデンは古馬になってから芝中長距離路線に転向した馬で、本格化した以降では、2200以上の距離しか走っていない。2000Mを走るのは初めてになる。
特に昨秋からは古馬王道の中長距離路線を歩んでいて、2000m地点では先頭をキープしている。もしかすると2000mがスピードを活かすには適距離という可能性もあり、かなり怖い存在だ。
函館記念2017出走予定馬・予想オッズ
日程:2017.7.16 賞金順出走馬可能頭数:16頭
予想 オッズ |
出走予定馬 |
想定 騎手 |
厩舎 |
血統 (父馬) |
前走成績 |
---|---|---|---|---|---|
3.8 | サトノアレス | ルメール | 藤沢 | ディープインパクト | 巴賞1 |
5.2 | ステイインシアトル | 武豊 | 池江 | ステイゴールド | 鳴尾記念1 |
8.3 | ツクバアズマオー | 吉田豊 | 尾形 | ステイゴールド | 日経賞11 |
8.3 | ヤマカツライデン | 松山 | 池添 | シンボリクリスエス | 天皇賞15 |
8.6 | サクラアンプルール | 蛯名 | 金成 | キングカメハメハ | 大阪杯13 |
9.3 | ルミナスウォリアー | 柴山 | メイショウサムソン | 金鯱賞5 | |
9.9 | マイネルミラノ | 相沢 | ステイゴールド | エプソム7 | |
10.9 | タマモベストプレイ | 南井 | フジキセキ | 天皇賞13 | |
16.7 | アングライフェン | 藤岡 | 安田 | ステイゴールド | 巴賞2 |
26.0 | ヒットザターゲット | 加藤 | キングカメハメハ | 目黒記13 | |
31.9 | パリカラノテガミ | 清水 | ジャングルポケット | 新潟大10 | |
35.9 | ジョルジュサンク | 鮫島 | ヴィクトワールピサ | 洞爺湖1 | |
36.9 | ハギノハイブリッド | 松田 | タニノギムレット | 六甲S8 | |
48.0 | ケイティープライド | 角田 | ディープインパクト | 福島民7 | |
89.9 | レッドソロモン | 岩田 | 庄野 | メイショウサムソン | 鳴尾記念10 |
ツクバアズマオーは間隔が空いたが、中山金杯勝ちがあり実力的に実績的にはひとつ上。昨年の函館記念3着馬でこのコースも得意。順調に仕上がっていれば。
ヤマカツライデンはここ数戦積極的に逃げるも直線でスタミナ切れ。ただ、天皇賞春での走破タイムからすればかなりのスピードがあるのは間違いなく、ここも流れが向けば。
ステイインシアトルは鳴尾記念で重賞初制覇。ただ、開幕週の馬場と、武豊騎手の絶妙なペース配分がはまった形。今回はヤマカツライデンが速いペースで飛ばす可能性があり、どんな競馬になるか読めない。
予想オッズからはどこから買おうか悩ましい函館記念になった。
函館記念過去10年歴代優勝馬データ
函館記念 | 歴代勝ち馬 | 勝利騎手 | 単勝人気 |
---|---|---|---|
2007年 | エリモハリアー | 武幸騎手 | 7番人気 |
2008年 | トーセンキャプテン | 藤岡騎手 | 4番人気 |
2009年 | サクラオリオン | 秋山騎手 | 4番人気 |
2010年 | マイネルスターリー | ホワイト騎手 | 2番人気 |
2011年 | キングトップガン | 横山典騎手 | 4番人気 |
2012年 | トランスワープ | 大野騎手 | 4番人気 |
2013年 | トウケイヘイロー | 武豊騎手 | 3番人気 |
2014年 | ラブイズブーシェ | 古川騎手 | 2番人気 |
2015年 | ダービーフィズ | 岩田騎手 | 3番人気 |
2016年 | マイネルミラノ | 丹内騎手 | 3番人気 |
2017年 | ?? |