チャンピオンズカップは古川吉洋騎手が20年ぶりのG1制覇に挑む。ちょうど20年前は阪神ジュベナイルフィリーズに7番人気アインブライドで出走し見事な差し切りで制した。
しかし今回はそのときとは違い1番人気馬で出走ということになるかもしれず、プレッシャーのかかり方は大きく違いそうだ。
現在騎手リーディングでは古川騎手は32位。リーディング上位ではない騎手がG1レースで人気になるという意味で記憶に新しいのが今年のフェブラリーステークス。津村騎手がカフジテイクで挑んだが3着に敗れている。他では例えば藤岡佑介騎手がマイルCSに1番人気スーパーホーネットで挑み2着。柴山雄一騎手が菊花賞に1番人気ロックドゥカンブで3着など。あと一歩届かないケースが多い。
他にもメイショウサムソンの石橋守騎手、テイエムオペラオーの和田竜二騎手などが思い浮かぶが、いずれも初G1は人気薄で勝っている。初G1タイトルを人気で挑むというのはなかなか難しいケースだ。
ただ、テイエムジンソクは今年春に竹之下騎手から古川騎手に変わって覚醒。破竹の勢いでG1まで歩を進めてきており愛称は抜群。外国人騎手に乗り替わりといった悲劇もなく、ここまで来たからには上り詰めて日本人騎手も意地を見せてほしい。