この秋のG1戦線は早くもミルコデムーロ騎手が4勝し、まさに祭り状態。マイルチャンピオンシップでもゴール直前できっちりハナ差エアスピネルを捉えるなど、神騎乗が目立つ。しかし、デムーロ騎手の凄さはその騎乗技術だけでなく、パートナー選び=相馬眼にもあるのではないだろうか。
というのも、まず菊花賞のときには、セントライト記念でコンビを組んだサトノクロニクルに騎乗するとされていたが、直前でキセキをパートナーに選び優勝。
エリザベス女王杯でも昨年騎乗して勝ったクイーンズリングを選ぶ手もあったがモズカッチャンを選び優勝。そして先週のマイルチャンピオンシップでは、これまでコンビでG1を2勝しているお手馬レッドファルクスを手放してまでまだ実績がなく人気もないペルシアンナイトを選び優勝。
因みにデムーロ騎手が選ばなかった馬の着順をそれぞれ挙げると、サトノクロニクル10着、クイーンズリング7着、レッドファルクス8着と振るわない。デムーロ騎手が乗っていれば勝っていた、と言い切れる内容ではないといえる。
そして今回のジャパンカップはサトノクラウンとシュヴァルグランからデムーロ騎手が選んだのは前者。この法則が続くとなるとシュヴァルグランは掲示板に乗れないことになるが、、結果やいかに。