秋のG1を前にルメール騎手の想定表を取り上げた。有馬記念には、レイデオロ・ソウルスターリング・アルアイン・サトノダイヤモンドとお手馬が揃いすぎていて、どれに乗るのだろうかとワクワクしたものだが、あけてみればなんとクイーンズリング。大変失礼な言い方をすれば、勝てる見込みはかなり低い馬に落ち着いてしまった。陣営の方針やアンラッキーもあったとは思うが、ルメール騎手自身の不調も関係がないとは言い切れなさそう。
秋華賞を正に神騎乗といえる騎乗でディアドラで勝たせたはよいが、その後の重賞成績がいただけない。
富士S イスラボニータ4番人気2着
菊花賞 アルアイン2番人気7着
アルテミスS トーセンブレス1番人気6着
天皇賞秋 ソウルスターリング4番人気6着
京王杯2歳S タワーオブロンドン1番人気1着
みやこS エピカリス1番人気8着
武蔵野S ベストウォーリア3番人気7着
エリザベス女王杯 ヴィブロス1番人気5着
マイルCS イスラボニータ1番人気5着
ジャパンC レイデオロ2番人気2着
チャレンジC モンドインテロ3番人気4着
チャンピオンズC カフジテイク5番人気7着
阪神ジュベナイル ロックディスタウン1番人気9着
やはり人気馬を飛ばしてしまうことが多く、優勝も圧倒的人気のタワーオブロンドンだけと、やはり成績だけ見るとイマイチだ。人気以下の着順ということが多く、ディアドラが鮮やかすぎたせいか過剰人気になり馬券妙味がない騎手になってしまっている感がある。
ただ、ここまでくるともうルメール騎手人気というようなことはなくなるだろう。気楽な立場からクイーンズリングで無欲の一発を期待したい。