有馬記念に出走するブレスジャーニーの鞍上が、これまで全て手綱を取ってきた柴田善騎手ではなく、三浦騎手に変わると発表された。ツイッターや掲示板の競馬ファンからは、コンビ解消を惜しむ声ばかりで、歓迎する声はなかなか聞かれない。
やはり外国人騎手全盛の今にあって、デビュー以来コンビを組み続けることは珍しく、セットで応援するファンが多いのも頷ける。
ただ、たしかに柴田善騎手は2200勝を挙げている大ベテランだが、今年は15勝でリーディング56位と衰えは隠せない。さらに、特にこのところの不調も乗り替わりを決断させたかもしれない。先週の柴田善騎手は10回騎乗して、人気以上の着順になったのが2回。3番人気11着、2番人気6着、2番人気6着、4番人気8着など精彩を欠いた。柴田善臣騎手というと腰に持病があり、寒い時期は苦手ということもあるのかもしれない。
馬主からすれば、大事な持ち馬の大一番。万全の態勢で送り出したいという気持ちが勝ったのだろう。三浦騎手は今年大けがから奇跡的な復活を果たし、その年に大舞台に挑む。ブレスジャーニー同様に復活というテーマが重なり、これはこれで注目の要素が加わった。