東京2000というと何と言ってもスタート直後にコーナーを迎える特殊な形状がトリッキーコースと言われ有名だ。距離得できる内枠が有利で、外を回る不利がある外枠不利というのが定説となっている。
ただ、データでみると意外と外枠の馬も互角に戦えているという事実もある。というのは、最内の1番2番あたりは、外から馬が殺到して揉まれて不利を受けやすく、かえって不利ということもある。
また、内枠に速い馬がいない場合は、外枠からでも真っすぐにコーナーに突っ込めばほとんど距離ロスなく前に行ききれてしまい不利はなくなる。
また、逃げ馬が多い場合、2コーナーでハナ争いが展開されかなり速いペースになってしまうこともあり、この場合には外枠の差し馬が有利になるパターンもままある。
基本的にはタフな東京の広いコースであり、強い馬は強いという傾向もある。単純に内=有利、外=不利ということではなく、そのレースの出走メンバーをしっかり踏まえた検討が必要だ。