兵庫チャンピオンシップを勝ったテーオーエナジーが日本ダービーに出走する模様だ。ダートにしか実績のない馬がダービーに出走してくるケースは数年に一度は見受けられる現象で珍しいものではない。
ダートで賞金を加算した馬が、日本ダービーの貴重な一枠を占めることは、裏ルート的であり、かつ、勝ち目もないとして、他陣営に失礼だという批判も繰り返される。だが、日本ダービーは勝てる可能性が0.001%でもあれば出走させたいレースであることの証明であって、ルール上許されていることなら仕方ないことだと思う。
ただ、実際に無謀な挑戦であることは間違いないだろう。
2008年にはサクセスブロッケンという馬が
これまで兵庫チャンピオンシップを勝ってダービーに出走した馬は下記4頭がいるが、やはり苦戦している。
スキャンボーイ18人気15着
メイショウムネノリ17人気17着
ゴールデンチケット12人気7着
エキマエ13人気競走中止
ここまでダート馬がダメだとファンもそっぽを向いてしまいそうなものだが、それでも期待された馬もいる。前走ダートだった馬として最も人気になった馬は、2008年端午ステークスから出走したサクセスブロッケンで3番人気だった。4戦4勝でこの馬なら!と期待されたが、敢え無く18着惨敗。
因みに前走ダート戦だった馬としての再先着事例は、2002年端午ステークスから出走したゴールドアリュール13人気5着だ。
一般的に基本的にはダートよりレベルが高い芝のチャンピオンホースでも、初ダートがG1では通用してきていない歴史がある。その逆となると、やはり無謀な挑戦と言わざるを得ないか、、。