過去20年のダービーを分析すると、馬格のある(≒馬体重のある)馬の活躍が目立ちます。
(以下は統計的な補正後の値)
前走馬体重480未満
3着以内率 15.6%
複勝回収率 40%
前走馬体重480以上
3着以内率 31.9%
複勝回収率 99%
上記の通り、3着以内率・複勝回収率共に2倍以上の差がついています。
東京2400は最後の直線が長く、コーナーも緩いため、馬格のある馬が実力を発揮しやすいコース。
逆に言えば、小柄で機動力を活かすタイプの馬には不利なコースとなっています。
今回の出走馬で、前走馬体重が480キロ以上の馬は以下の通り。
ダノンプレミアム
テーオーエナジー
キタノコマンドール
ゴーフォザサミット
ブラストワンピース
ジャンダルム
エポカドーロ
グレイル
ジェネラーレウーノ
サンリヴァル
ダート路線から参戦のテーオーエナジーを除けば、どの馬もチャンスがありそうな馬たちです。
前走馬体重450キロのワグネリアンは選外。胴と頸が短めで、気性も前向き。祖母はスプリンターのブロードアピール。馬体的には、東京2400はあまりフィットしないように見えます。
本命はゴーフォザサミット。ショウナンマイティの半弟で、脚長胴長。兄の父はマンハッタンカフェでアレッジドのクロスが発生していたため、パワータイプになりました。そのため阪神が得意だった訳ですが(連対率60%)、安田記念で2年連続馬券になったように、東京コースへの適性もありました。
本馬は父がハーツクライに替り、兄よりも柔らかさがアップ。距離は2400がベストでしょう。
(血統についてさらに言えば、父SS×母父ストームバードは馬格のある馬が出やすい配合で、ウインバリアシオンやキズナも走っているようにダービー向きです)
(ラップの適性面でも似ていて、スローの1800~2000で凡走、青葉賞1着の履歴もウインバリアシオンやキズナとそっくりです)
ローテーション面でも強調できます。
青葉賞を馬体重480キロ以上で制してダービーに参戦した馬は0-5-2-5で3着以内率58.3%、複勝回収率165%。
青葉賞で2着に0.3差以上の差を付けた馬は0-3-2-1で3着以内率83.3%、複勝回収率188%。唯一の凡走は超スローに泣いたペルーサのみ(同年の秋天では2着)。
今年のメンバーなら、青葉賞組初の1着まであると見ます。
対抗にダノンプレミアム。ディープインパクト産駒にしては頭が高い走法で、母方のダンチヒのクロスの影響が強そう。近年のダービー出走馬で例えれば、フェノーメノをマイラーにしたタイプと言えるでしょう。キレ味よりもスピードの持続力を武器とするタイプと見ます。
課題はやはり距離延長。マイルでもスッと番手に付けられる前向きな気性がどうか。前走の弥生賞で、外からサンリヴァルに競りかけられたときも前に行きたがる素振りを見せていましたし、3角でもスッと並びかけに行きました。
前で粘る能力自体は、世間のイメージよりも高いと見ているので対抗評価ですが、我慢が効くかどうかは未知数です。
3番手にブラストワンピース。前走の毎日杯は平坦なラップを前に行ってラスト1F11.5。ギベオンを2馬身千切って完封ですから、スピードの持続力は相当。フォトパドックを見る限りでは少し余裕がありそうですが、適性面では問題無し。ダノンプレミアムが前に行って持続力比べになる展開なら。
4番手はジェネラーレウーノ。ロベルト×ダンチヒ×ストームバードの配合は2013年3着のアポロソニックとそっくりで、スピードの持続力に特化した配合。Cコースの東京2400は前に行った馬が粘れますし、もう一度穴をあけても。
(以下は統計的な補正後の値)
前走馬体重480未満
3着以内率 15.6%
複勝回収率 40%
前走馬体重480以上
3着以内率 31.9%
複勝回収率 99%
上記の通り、3着以内率・複勝回収率共に2倍以上の差がついています。
東京2400は最後の直線が長く、コーナーも緩いため、馬格のある馬が実力を発揮しやすいコース。
逆に言えば、小柄で機動力を活かすタイプの馬には不利なコースとなっています。
今回の出走馬で、前走馬体重が480キロ以上の馬は以下の通り。
ダノンプレミアム
テーオーエナジー
キタノコマンドール
ゴーフォザサミット
ブラストワンピース
ジャンダルム
エポカドーロ
グレイル
ジェネラーレウーノ
サンリヴァル
ダート路線から参戦のテーオーエナジーを除けば、どの馬もチャンスがありそうな馬たちです。
前走馬体重450キロのワグネリアンは選外。胴と頸が短めで、気性も前向き。祖母はスプリンターのブロードアピール。馬体的には、東京2400はあまりフィットしないように見えます。
本命はゴーフォザサミット。ショウナンマイティの半弟で、脚長胴長。兄の父はマンハッタンカフェでアレッジドのクロスが発生していたため、パワータイプになりました。そのため阪神が得意だった訳ですが(連対率60%)、安田記念で2年連続馬券になったように、東京コースへの適性もありました。
本馬は父がハーツクライに替り、兄よりも柔らかさがアップ。距離は2400がベストでしょう。
(血統についてさらに言えば、父SS×母父ストームバードは馬格のある馬が出やすい配合で、ウインバリアシオンやキズナも走っているようにダービー向きです)
(ラップの適性面でも似ていて、スローの1800~2000で凡走、青葉賞1着の履歴もウインバリアシオンやキズナとそっくりです)
ローテーション面でも強調できます。
青葉賞を馬体重480キロ以上で制してダービーに参戦した馬は0-5-2-5で3着以内率58.3%、複勝回収率165%。
青葉賞で2着に0.3差以上の差を付けた馬は0-3-2-1で3着以内率83.3%、複勝回収率188%。唯一の凡走は超スローに泣いたペルーサのみ(同年の秋天では2着)。
今年のメンバーなら、青葉賞組初の1着まであると見ます。
対抗にダノンプレミアム。ディープインパクト産駒にしては頭が高い走法で、母方のダンチヒのクロスの影響が強そう。近年のダービー出走馬で例えれば、フェノーメノをマイラーにしたタイプと言えるでしょう。キレ味よりもスピードの持続力を武器とするタイプと見ます。
課題はやはり距離延長。マイルでもスッと番手に付けられる前向きな気性がどうか。前走の弥生賞で、外からサンリヴァルに競りかけられたときも前に行きたがる素振りを見せていましたし、3角でもスッと並びかけに行きました。
前で粘る能力自体は、世間のイメージよりも高いと見ているので対抗評価ですが、我慢が効くかどうかは未知数です。
3番手にブラストワンピース。前走の毎日杯は平坦なラップを前に行ってラスト1F11.5。ギベオンを2馬身千切って完封ですから、スピードの持続力は相当。フォトパドックを見る限りでは少し余裕がありそうですが、適性面では問題無し。ダノンプレミアムが前に行って持続力比べになる展開なら。
4番手はジェネラーレウーノ。ロベルト×ダンチヒ×ストームバードの配合は2013年3着のアポロソニックとそっくりで、スピードの持続力に特化した配合。Cコースの東京2400は前に行った馬が粘れますし、もう一度穴をあけても。