セントライト記念2018の出走登録馬が発表され、無敗で注目の集まるゼーゲンの名前があった。しかし、競馬ブックは騎手欄を空白にしていて、これは回避の可能性が高いことを示唆している。
陣営は九十九里特別と両にらみとしていたが、どうやらそちらへ向かう公算が高いのではないだろうか。というのも理由は3つある。
まずひとつには中間軽い熱発があったり、体重も少し落ちたという話。1週間でも後ろ倒した方が良い状態で使えそうだという状況。
次に騎手。セントライト記念となると、ルメール騎手にはレイエンダ、デムーロ騎手にはブレステイキングと先約があり、良い騎手を確保できない。ここまでデムーロ騎手、モレイラ騎手がまたがってきており、次走デムーロ騎手を確保するなら九十九里特別の方がよい。
そして距離。ディープインパクト産駒だが、母方はドイツの重い血統で、距離は長い方がよいタイプ。実際2400、2500と使ってきており、やや短い2200で強い相手にあたるよりは2500の方が競馬をやりやすいと考えられるため。
オジュウチョウサンも有馬記念へ向けて同コースの試走でもあり、1000万条件で負けていられないところだが、ゼーゲンも本気度は高いはず。ここは勝たなければ賞金的に菊花賞出走はおぼつかないからだ。
モレイラ騎手も高い素質と認める逸材だけに、しっかり賞金を積んで出走が叶うと菊花賞は一層盛り上がりそうだ。